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嘘の自分を信じ続けていたいだろうか?それとも、自分が誰なのかを思い出したいだろうか?


あなたは無力ではない

この世界で起きていることに対して、人生で起きていることに対して、コントロールができるわけでもなく、そんな私たちは自分が無力であると感じています。

そういう意味でも、私たちは外側の世界の被害者になっていると言うことができます。

何々のせいで、だれだれのせいで、これこれのせいで、、、あれがこうだったら、これがこうなったら、、、、

そのような思考をしているということが、まさに、無力な被害者になっているということの証拠です。

じつのところ、私たちはそのようにして自分は無力であるとますます自分自身に自分で教え込んでいるのです。

自分に対して為されることを前にして自分は無力であると、これ以上自分を偽るのはやめなさい。 自分が間違っていただけだと認めなさい。そうすれば、あなたの間違いの結果はすべて消え去るだろう。(T-21.Ⅱ.2:6-7)

奇跡講座/中央アート出版社

自分は無力な存在である、と教え込んでいるのは、他の誰でもなく自分自身なのだということです。

この世界の夢の中で私たちは何をしているのか?

というなら、まさにそういうことをしているということです。

ようするに、二元性(分離/自我)の思考体系をどんどん自分自身に洗脳していっているということです。

そのことを認識していくことは、その状態から脱却していくための必須条件以外の何ものでもないといえましょう。

だからこそ、私たちはコースの学びを通して、まず、そのことを自覚/認識していくことが求められていると言うことができます。

そして、次に、実践を通して洗脳から脱却していくことが、このコースが目的としているものだと言うことができます。

それは、コースを学んで実践していくならば、私たちは少しずつ自分は何者なのか?を思い出しはじめることを意味します。

コースでは、それを「再覚醒」と呼んでいます。

あなたから何かを奪うことができるのは、あなた自身だけである。このことの理解に逆らってはならない。それこそが光の訪れの真のはじまりだからである。、、、これが再覚醒へと向かう決定的な一歩である。(T-11.Ⅳ.4:1-2,4)

奇跡講座/中央アート出版社

私たちは外側の世界から脅かされる存在(無力な被害者)になってしまっているわけですが、本当はそうではないのだということです。

自分から平安を奪っているのは、自分自身です。

自分から天国を奪っているのは、自分自身です。

コースはそのことを私たちに教えてくれているだけでなく、そのことが認識できるようになるための道も示してくれています。

つまり、自分で自分に行っているだけなのだということです。

救いの秘密は、「あなたは自分で自分にこれを行っている」ということだけである。攻撃の形の如何にかかわらず、依然としてこれが真実である。敵や攻撃の役割を誰が担っていようと、依然としてこれが真理である。何があなたが感じている苦痛や苦しみの原因に見えようと、依然としてこれが真実である。(T-27.VIII.10:1-4)

奇跡講座/中央アート出版社

そう、その真実を認識していくことが、自分とは何者か?を思い出していく第一歩になるということを覚えておきましょう。


再覚醒への道

目の前の世界に、人生に起きていることの被害者として振り回されていたいのか?

それとも、

そうではないまったく別の見方で見たいと望むのか?

その選択肢は、この今も、毎瞬毎瞬、与えられています。

前者を選択していくならば、「自分は人間である」と信じ続けることになり、この世界の被害者となります。
(そして、普段の私たちは無意識に前者を選択しています。)

一方、

後者を選択することを望むならば、

自分とは何者か?

その本性(真の自己)を思い出していくことになります。

自分とは何者か?

自己の本性を思い出すことを、コース(ア・コース・イン・ミラクルズ/ACIM)では、「目覚め」「再覚醒」と呼んでいます。

自分とは何者か?
どこから来たのか?
そして、何をしているのか?

今や私たちはそのことをすっかり忘れて、嘘の自分になりきって嘘の世界に没入しまっています。

自分で自らが望んでそうしているのです。

だからこそ、私たちはそのことを自覚/認識していく必要があるのです。

まだこれからもその嘘で自分を騙し続けていたいだろうか?

それとも、

自分の本性を思い出したいだろうか?

その選択が難しいわけがありません。

ただ、私たちがその選択ができないのは、その選択肢があることを認識していないからだけのことなのです。

つまり、自分は、毎瞬毎瞬、その選択肢にいるにもかかわらず、そのことを認識できていないのが問題なのだということです。

ですから、コースの学びと実践を通して、その選択肢を思い出し、そして、選択し直せるのだということを思い出していくことが、私たちに求められているものだということを肝に銘じておきましょう。


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