形容詞のつかない自分

自己肯定感という言葉が非常に多く叫ばれる世の中は裏を返せば、多くの人がたくさんの不安を抱えている時代なのだと思う。
人間の本質は昔から変わっていないが、新しい時代の価値観が自分と言うものを揺さぶって多くの安心の言葉を求めさせるのだと思う。
そもそもそんな自分とはどう言うものなのか?

イケてる自分、ずるい自分、可愛く無い自分等々、自分を言葉で表す際に必ず自分のバイアスがかかっている

向かい合うべきありのままの自分とは「形容詞のつかない自分」のこと
言語で表した時点でそれはありのままではなく過去の一つの状態を示しているに過ぎず、自分と言えど
常に変化して一時たりとも同じ事は起こらない。
自分はこう言う人間だと決めてかかるとそれは自分を苦しめることになる。

絶えず変化している今の自分と向かい合い対話していく事が自分を肯定して生きる方法なのでは無いかと思う。
安心と言うものはその先にあるのだろう。
それはその時に自分の中から出てくるものではないだろうか。

#形容詞のつかない自分

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