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【人生のほんの1日】20240409 丁寧寄りな暮らし 毎年同じお店でいただく誕生日ディナー



【毎年同じお店でいただく誕生日ディナー】

私は毎年同じ、長年通っているイタリアンのお店の同じ席でルーティンのように誕生日ディナーをいただくことにしています。

ちなみにクリスマスディナーもやはり同じお店の同じ席でいただくことにしていて、以前それを記事にしてことがあります。

今年の私の誕生日4月2日はちょうどお店が春休みとのことだったので一週間日程をずらしました😊

生活の隅々まで自身の審美観を反映した「丁寧な暮らし」、とても素敵なライフスタイルだと思います。

が、私の場合は、日々いろいろな仕事や学びをこなしながら丁寧な手作業を伴う暮らしを完璧にこなすのは、ちょっと負担が大きいなと思うところがあり、毎日の全てを丁寧にするのではなく、できる時に自身が心地よいと思える範囲で丁寧さを取り入れることにしています。「丁寧寄りな暮らし」という感じでしょうか。

たぶん「心地よいこと」が「丁寧な暮らし」の本質である、本来の目的だと思うんですよね。

生活に丁寧さを追求しすぎると、いつの間にか丁寧さが義務や丁寧にこなすこと自体が目的にすり替わってしまい、それを完遂するために逆に精神的な負担が大きくなったり、こなしきれないことにイライラしてしまったりして、「心地よさ」とは逆の結果になってしまうこともあるのではないでしょうか。

丁寧さを追い求めるのではなく、無理なく実践できる程度の「丁寧寄り」な心地よいライフスタイルが私にはちょうどいいかなと思っています😊

私がここ15年くらい版で押したようにルーティン化している誕生日ディナーの過ごし方について書きたいと思います。

私は、誕生日に毎年違うお店に行くようには考えていなくて、長年通わせていただいているお気に入りのイタリアン 高崎市のトラットリアSHUNさんのディナーを、毎年同じ予約時間に同じ席でいただくことにしています。

トラットリアSHUNさんは、群馬県産の素材を創作的に用いてとてもオリジナリティのあるイタリア料理に仕立てて提供してくださるお店で、いつもシェフの独創的な解釈に刺激をいただけてとても楽しくて、開店当初からよく利用させていただいています。

家族や大切なお友達との会食などにも使わせていただいて、たくさんの思い出もありますし、何より長年のお付き合いなので、気心知れた感じでアットホームな気分でディナーをいただけるのが掛け替えなく貴重なことと思っています。

たとえ格調高い素敵なお店でも、一見でいくとなんだかギクシャクしてしまったり、変な緊張感があったりして、なんだかくつろげなかったりしますよね。

お誕生日とかクリスマスとか毎年決まって来るイベントは、私的には華やぎたいけれど別に変わった刺激を求めたいとは思わないので、クリエイティブで豊かな気分のディナーを馴染みのSHUNさんでいただくのが、自分には心地よいバランスだなと思っています。初詣のように自分のセットポジションに戻るような気分でもあるかな。

SHUNさんでのディナーは私にとっては特別な日なので、比較的ご近所のなじみのお店ではありますが、クリスマスと誕生日のディナーの時にはジャケット着用で普段よりお洒落して出かけるようにもしています。

私としては、いろんな素敵なお店を調べて予約入れて一見で行くよりも、大切な日には毎年馴染みのお店のご縁を大切にして決まった店に行くのが「丁寧寄り」かなと思っています。なじみのシェフ&店長さん(奥様)とお話できるのも楽しいですし。たかが外食かもしれませんが、お店の方との心の交流にもお金では買えない価値があるのではないでしょうか。

毎年決まった日にディナーを予約しているので、ここ数年はお店の方から時期が来るとお誘いをいただけるので確実に予約もできますし、何も言わなくても同じ席をご用意してくださいます。ツーカーな感じですね。これはお金では買えないお互いを思いやる気持ちの部分なんだと思います。通い続けることでお店の方と心地良い関係を築くと、肩肘はらずにリラックスして食事ができますよね。

たぶん本格的な「丁寧な暮らし」だと誕生日に向けては、どんな特別なメニューの献立にするかとか、あるいは外食のお店選びからの予約をしたりとか、サプライズやプレゼントはどうするかとか、なんだか大忙しになっちゃいがちではないでしょうか。かつての私がそうだったのでよく分かります😅

おそらく今の私が同じことをすると、それらの作業の忙しさで、「丁寧に暮らすこと」の本質である「心地よさ」「心の豊かさ」を見失ってしまう気がするので、普段忙しく仕事をしている分、クリスマスは丁寧に決めた外食ルーティンでゆったり心地良いひとときを過ごすことを優先しています。

私の場合は、あれもこれも丁寧にやろうとしようとすると疲労してしまって長続きしません😅 丁寧寄りくらいにできればまあ良しと、自分を赦してあげることにしています。


というわけで前置きが長くなりましたが、今年の誕生日
ディナーは下記のような感じでした。

前菜
ブロッコリーのムース リーブオイルとトマトのソース、
タケノコとホタルイカのマリネ ジャガイモとヤマメのペースト添え、
赤エビとナスのマリネ フキノトウと新玉ねぎのドレッシング

多品種のニンジンを使った多彩マリネ ニンジンの葉も添えて、
ナスのトマト煮 イタリアンタンポポ添え、
紫キャベツのマリネ、
県産豚肉の自家製ハム ピンクペッパーとリンゴ&粒マスタードのソース、
国産牛ほほ肉のゼリー寄せ 
さりげなく添えられたナスタチウムやレモンバーム、オレガノの葉がお皿的にも美しいですし、美味しかったです。園芸家ならではの楽しみももらえました。

パスタ1
イタリア産フレッシュ春トリュフがけ、ビーツを練り込んだ桜色のニョッキ、そら豆のクリームソース

パスタ2
桜エビと地ハマグリ、アスパラガスのビアンコ。イタリアンパセリを練り込んだタリアテッレ


メイン 魚料理
花鯛のソテー フキノトウのオイルソース 春野菜添え。
生のウルイ(ギボウシの新葉)のねっとり食感が感動的でした

ドルチェ
焼きチーズケーキ シチリアの岩塩添え
ティラミス
パンナコッタ ハッサクのソース

そんな感じで、今年も寸分違わないルーティン具合で美味し楽しいお誕生日ディナーをいただきました。


今日のピアノ練習覚え書き

【ウォーミングアップ】

反進行のスケールフラット0〜3個の長短8調。
ロシアの教本によるドから始まる11のアルペジオ

【ツェルニー 30番 13、23番】


【坂本龍一 「andata」】

秋頃に1時間程度まとまった時間ソロで弾かせていただく本番の予定があり、そのプログラムにこの曲を入れたく、より高度な仕上げに向けてレッスンを進めています。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

この曲も前出のandata同様、多声部が入り組んでいるのですが、声部の歌い分けを意識して弾きました。この曲も秋のソロ舞台で弾きます。

【スカルラッティ ソナタ K.466、ソナタ K.87】

K.466は秋のソロ舞台で弾きたいので、表現も本番仕様に向けて高度仕上げ中。
K.87は、まだ弾き込み段階初期なので間違えないようにゆっくり通しました。


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ、1-2 ブレリア】

ファンキーは、メトロノームに合わせて少しずつ速度上げ練習。
ボレロも淀みなく、少しずつ速く弾けるように部分練習も含めて丁寧に。

2番のブレリアはまずは曲を全体的に把握するためにゆっくり弾き込み。

【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】

主題〜第18変奏までを間違えないように気をつけて弾きました(それでも間違えるけど😅)。自分比では以前よりは速く弾けるようになってきました。

【スクリャービン エチュードop.8-11、12】

今日はお休み

【バッハ トッカータ ホ短調 bwv 914】

今日はおやすみ。

【ドビュッシー 版画全曲】

全曲を暗譜で通しました。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

3、4番を暗譜で通しました。4番は、メトロノームで少しずつ速度を上げる練習。まだミスはしてしまいますが指定速度までいったん上げられました。
また超ゆっくりの速度に落として、丁寧に少しずつ上げていく練習を繰り返して仕上げていきたいです。

【ショパン バラード第2番 op.38】

今日は9〜10ページを弾きました。

【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)】

今日は前奏曲を弾きました。

【モンポウ「前奏曲第7番」】

やや忘れかけているのでゆっくり取り戻し練習

【ラヴェル ソナチネ 第1、2楽章】

4月から全楽章を取り戻し練習をしていて、今日は第3楽章を思い出し練習しました。
正直この曲はとても難しくて、一昨年はよくぞコンプリートしてコンクールに出せたなぁ、と我ながら楽譜を見直してビックリしました😅


【初見練習  坂本龍一 「opus」 】



【今日の読書】



最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。


私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。


私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。



noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨


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