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【植栽家の日常】20240816 筋トレの増量期のような1週間



【筋トレの増量期のような「蓄積する」1週間でした】

8月下旬から植栽案件のプレゼンがいくつかあったり、新たに始めたい業務があるのですが、今週は地道に使用予定植物に関する調べごとやコンセプトを強化する予備知識のお勉強や、プレゼンの見せ方のスタディや、新業務の準備や試作など、いろいろインプットを溜め込んで脳を満杯にする日々の連続でした。

筋トレの絞り込みの前にまずはひたすら増量するような感じに近いかもしれませんね。地下でマグマが沸々と湧き上がり、噴き出す圧を高めている期間というか。
今週はとにかく関連書籍をたくさん読み、関係各所の連絡を取って実現可能性を確証を高めたりなど、リサーチとスタディに注力した1週間でした。

明日から、徐々にアウトプットのステージに以降し、プレゼン資料の作成を粛々と進めていきたいと思います😊


【ピアノの練習も着実重視で頑張っています】

今年は例年にも増して、プレッシャーの高い仕事が多くて仕事だけで精神的にかなり消耗するため、ピアノの練習に割ける時間も少なくなっているし、集中度を高めるのも以前より難しくなっているのですが、今年はまずコンクールの出場をやめて、10月に開催される発表会の本番を最初の目標に絞って、演目の完成度と精度を着実に上げることにフォーカスして練習を進めています。

その後も11月に別の曲を演奏する発表会と、1時間くらい人前で弾かせていただく、私にとっては今までの人生で最長時間の本番(10曲以上弾く)があるので、仕事と本番をこなしつつの予選・本線・決勝のあるコンクールに出るのはスケジュール的にキツ過ぎるかなと判断しました。

あと楽曲の練習もさることながら、楽曲の基本になるスケールやアルペジオ、多声部を弾き分ける耳や指の能力&技術、技術的に困難な箇所を克服するための多角的なアプローチでの練習の仕方など、ピアノを弾く上でのごく基本的な能力が技術が、中年から習い始めた私にはとても欠けていると感じており、毎日のアルペジオやスケールの練習時間を増やしています。

全調と半音階のスケールはハノンを使い、アルペジオは下記のロシア教本にある、「同じ音から始まる11種類のアルペジオ」を、毎日1セット(11種)ずつ、少しずつ速度をあげながら練習しています。

7月から先生が変わり、身体の使い方からガラッと見直しをかけていて、特に音を不安定にハズしやすかったアルペジオの弾き方は、かなり自分でも注意をしながら慎重に練習をしています。

「11種類のアルペジオ」は、著名なピアニストであり、ピアノ講師としても多くの優秀なピアニストを育てている先生の素晴らしい公開レッスンを聴講した際に、先生が日々の練習材料として提案していらっしゃり、私もこの1年ほど練習ルーティンに取り入れています。

それと、今、オンラインレッスンで診ていただいている先生からは、多声部の訓練として、あえて難易度をグッと下げて「プレ・インベンション」を練習曲として深く掘り下げて練習してみることも提案されました。

また楽曲を練習していて演奏困難な箇所を弾けるようにするために、「コルトーのピアノメトード」で提案されている練習法から多くのヒントを得られるということも教えていただきました。
多忙で練習時間が制限されている中でも、前向きにピアノ練習に向き合うことができ、以前よりも日々の練習の「質が劇的に向上」していると実感しています。


7月からピアノの先生もレッスン形態も大きく変わり、精神的にやや不安やぐらつきもあったのですが、8月に入ってからようやく目指す方向が定まり、見える風景も(もちろん良い方向に)変わってきたように思います。


【私の連載が掲載された Garden & Garden 発売中です!】

私の連載「創造的 NEW GREEN GARDEN」第2回 が掲載された雑誌 「Garden & Garden vol.90」の発売中です😊

今号と次号の2回にわたる記事の前編です。
多くの方のご高覧いただけましたら幸いです。



最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。



私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。


私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。


noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨



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