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【植栽家の日常】20231017 ひさびさの生け花お稽古



【久しぶりに生け花のお稽古に行きました】

多忙過ぎて9月〜10月前半の1か月半お休みさせていただきまして、久しぶりに生け花のお稽古に行ってきました。

この1ヶ月半、手術入院もしたし、仕事も本当に忙しくて、その間に触れていなかったことは結構記憶としても薄くなってしまった感があり、これまで数ヶ月で培ってきた新しい流派での生け方の勘どころを思い出して生けられるか内心心配だったのですが、先生もその辺を察してくださったらしく、今日は基本の型生けを左右逆勝手で生ける、ほぼ復習に近い基本課題のお稽古にしてくださいました。

ごく最初に教わった基本型を左右対称に変えるだけなので、私としてはリハビリ的に取り組みやすい課題でした。

今日の花材はユーカリ グニー、ノリウツギ、ガーベラ、ドラセナでした。
下写真は持ち帰った花材を使って自宅で生け直しした作品です。

「根締め」と呼ばれる、脇役的に添える花材の使い方が仕上がりの見映えを左右する重要ポイントで今回は、ドラセナとガーベラがその役目になります。

私的にはまだ新しい流派の美的な勘どころがイマイチ掴めておらず、お稽古の際にはドラセナの配置をかなり手直しされてしまいました。

「根締め」の入れ方は教科書的にも定義されておらず、かなり生け手の裁量にまかされているので、センスの良し悪しが如実に現れるんですよね。

まだ、新しい先生の下で習い初めて半年経たないくらいなので、そう簡単に流派の美意識に添ったセンスの良いお花の生けるのは難しいですが、地道かつ積極的にお稽古を継続して流派の技と思想を習得していきたいと思います。


今日のピアノ練習覚え書き

【今日のピアノ練習 ウォーミングアップ】

スケール フラット系全調
ツェルニー 30番 20、21、28番

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーはゆっくり、間違えやすい箇所をよく確認しながら通し練習しました。

ボレロは1ページめを1小節ずつ、片手づつ、リズムを確認しながら暗譜も進める練習をしました。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

主題第〜第12変奏を練習しました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

1~3ページめを練習しました。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

近々また舞台に載せる予定があるので、劇的な表現を深められるように意識しながら本気演奏しました。


【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

11月のコンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。

スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

全体の表現と2ページめの暗譜を意識してゆっくり、部分練習。現在暗譜度75%
くらいでしょうか。

先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。

この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいと思っていて、3曲の流れでこの曲の味付けを進めています。

この曲は技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。


スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、急遽思い立ち、コンクール曲候補に挙がりました。
10月からレッスン受けています。

まだ譜読みから日が浅く、私の新曲習得力だと相当頑張らないと2次地区本選までにはいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、2次で使わないにしてもいずれ舞台曲としてレパートリーにできそうなので、引き続き頑張りたいと思います。

もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。

この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

次の本番ではドビュッシーの「塔」と楽興の3番を弾くので、今日は、まず3&4番を本気通し弾き、レッスンの最後に「塔」と3番を本気通しで弾きました。

4番は、ゆっくりですが、暗譜で通し練習しました。
全体の精度上げと表現を深めるステージに入ってきたと思います。

【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

「塔」「グラナダ」も、技術的な難所がいくつかあるので、そこをピックアップして超ゆっくり、間違えないで弾く練習を繰り返してから、今後の各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。

【初見練習 フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」】

これまためっちゃ憧れの曲! 今日はいよいよ終楽章 変奏の前半後半 ラストまで読みました。

この曲を最後まで譜読みする日がくるとは思っていませんでした。
自分的にはかなりの快挙達成感です!

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