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【植栽家の日常】20230910 家に居て植物に触れる喜びを改めて味わったり

先週は週の半分を病院で過ごしました。ゆっくり静養できたはできたのですが、やはり病院での生活は景色も変わりませんし食事も単調なので、刺激が少なく、長期の入院になると精神的にちょっとキツそうだなと思いました。 

今日はお休みなので、庭の植物や入荷した植物を観察したり、コンクールの一次予選提出動画を収録したりしました。

屋外の空気や日光に触れたり、日々の植物の変化を観て触れて楽しんだり、お腹が空いたら食べたいものを食べ、楽器を奏でられる自由。

私にとってはとても当たり前だったそんな毎日の過ごし方が、実は健康を前提に担保されていたのだと、今回の入院生活を経て改めて感じました(病気ではなく予防的な軽い手術でしたが)。

色や光や味や音といった感覚刺激を選べる自由のある生活って、実はありがたいことなんですよね。
毎日を大切に生きたいと思いました😊

そんなこんなで、今日の庭で気になった植物を。

ザクロの黒実品種 プニカ 'エイトボール'。結実初期の暗赤紫色から、熟してさらに黒みが増してきました。

雲竜枝のカラタチ、ポンキルス トリフォリアタ 'モンストロサ' の真ん丸い実。緑色から冬に向けて黄色く熟していきます。

今日は、ウインターガーデンでも見どころになるコニファーやサンゴミズキの仲間などがたくさん入荷しました。

コロラドモミの銀水色葉品種、アビエス コンコロール 'ビオラセア' 。

とてもキレイな水色葉で、葉の先端が尖っておらず触れても痛くないのがポイントですね。

チョウセンシラベの黄金葉矮性品種 アビエス 'ゴールデンドリーム' 。もう少し涼しくなってくると美しい黄金葉に変化していきます。

午後はコンクールの1次予選に提出する動画の収録。
ちょいミスの演奏が続き、何回も本番モードで演奏したので、結構疲れました😅

普段からノーミスで通せるように精度を上げるのが大事ですね。

私的にはほぼ現在の実力を出せた動画が撮れたので、一次予選の演奏は今日で終了。後は審査の結果を待つのみです。

明日からは二次の地区本選に向けての練習と、設計案件の追い込みに専念します😊✨


今日のピアノ練習覚え書き

ウォーミングアップ

反進行のスケール #3〜5個の長短6調
ツェルニー30番 17、18番

【初見練習 ドビュッシー 映像 第2集より「葉ずえを渡る風」】

今日は4〜6ページを読みました。
譜読みゲロ難です😅

運指やペダルが詳しく記載されていて読みやすい中井正子さん校訂の実用版を使いました。

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーは、ゆっくりのメトロノームで間違えないように弾く練習。

ボレロも、毎日ほぼ同じですが、超ゆっくり楽譜ガン見で間違えないように弾く練習。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

テーマから第32変奏まで、コンプリートで通しました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

6ページめからラストまでを弾きました。


以下、コンクール曲の練習。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

この曲は、かれこれ2年くらい弾いていますが、やっとスクリャービンらしい雰囲気が出せるようになってきました。 

たった2ページで技術的にもそれほど難しくないと言われている曲ですが、聴かせる演奏として仕上げるにはとても奥が深いと思います。

和音と多声部の展開が終始続くので、暗譜のキープが意外と手強いです。

【コンクール用の新曲2曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」】

前出のスクリャービンをメインに、大人っぽく、多彩で、かつまとまりのあるプログラムにしたくて熟慮して新曲2曲を選びました。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

この曲は概ね暗譜70%くらいの進捗度でしょうか。
3ページの楽曲ですが、私的には2ページめの暗譜がまだできず、そこの攻略が今後のキーになりそうです。

ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

ゆったりしたテンポの中にも拍を感じられるように、リズムをカウントしながら合わせるレッスンなどをしました。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。この曲も概ね雰囲気や音色を捉えて演奏はできるようになりましたが、暗譜がまだまだな感じです。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

願わくば、2024年年明けのコンクール本選決勝はこの2曲を弾きたいなと思っていて、二次の3曲に続いて弾きました。

3番はまだ楽譜ナシで演奏するのは怖いですが、感情をこめた表現の方はかなり練れてきているかなと思います。

4番は中間部の6小節以外は暗譜ができて、なんだけどその6小節の中のたった4小節が私にはとても暗譜が難しく、暗譜の面ではそこで苦戦しています。

4番全体でいうと、やはりまだあまりスピードが上げられず、時間がかかってしまうのが問題で、規定の演奏時間内におさめるためにはさらなる習熟が必要です。

とはいえ、かつては「こんなに難しそうな曲ゼッタイに弾けない」と思っていた夢のまた夢のような曲なので、それがなんとなく手中に入ってきているというのは、私の人生における快挙だなと、改めて思いました。

地道な努力って実を結ぶものですね。


【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

コンクールの一次「グラナダの夕べ」でエントリーし、年内のピティナステップでは「塔」を弾くことにしたため、この2曲を暗譜で本番モードで通す練習。

午後はグラナダの動画収録をしました。

福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。



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