見出し画像

スタートアップの法務

このたびスタートアップ企業のお仕事を担当することになりました。
スタートアップといえばなんといってもIPOに向けた内部管理体制の整備や社内規程の整備が重要となってきます。
そこで、まず初めに確認したいのは会社の組織です。
登記や定款を確認し、株主総会議事録、取締役会議事録がきちんと記録されているか、などを確認することが重要です。
また、ただ作ってあれば良いというわけではなく、組織として継続的に書類が整備される体制ができているかということも重要です。

その他確認しなければいけないのは、調印済みの契約書の管理、印章の管理及び電子署名のプロセスです。
特に重要な契約書についてはぱっと出てこないと、後のリーガルデューデリジェンスの時にとても困ってしまいますし、契約書の期日管理ができないいないと、履行すべき債務の期日が担当者が変わってしまうとわからなくなってしまったり、必要のない契約が自動更新されてしまったりします。
コロナ禍になってよくあるのが、紙で押印した契約書と様々な電子署名ツールの混在により契約書がバラバラに保管管理されていると言う状態です。このように保管場所は分散してしまうと台帳を作るのも一苦労。リーガルテックのサービスを使ってなんとかしたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?