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文学フリマ東京38奮闘記

5月19日(日)、東京流通センターで開催された『文学フリマ東京38』に参加し、無事になんとか生還した。
前回同様、Xライブ放送(旧Twitterスペース)とclubhouse同時開催で参加者から集めた「今思い出してもよくわからない謎の体験を語る あれはなんだったんだろう」な話をまとめた本の、「其ノ貳」を新刊として販売した。
今回、慣れなかったために申し込みが遅れて抽選枠になり、島の真ん中辺りに位置することに(赤丸のところ)。

第一展示場 I-34

とりあえず10:30からセッティングを開始してなんやかんやしているとあっという間にオープンの12:00に。

セッティング出来! ちゃっかり拙著も特別価格で4冊販売した。

テーブル1台、椅子4脚のスペースに売り子計6名がひしめき合い、椅子は左右前後ギチギチで動かせず、さながら4列シートの深夜バスの様相。
内側に入るにしても店の外に立つにしてもどちらかに決めたら一生動けない状態となり、わたしは外側の人として呼び込み、説明、栞などの配布を行なった。

結果、前回の「其ノ壱」の在庫と「其ノ貳」を併せて326部が売れた。
300分の勝負と考えればまずまず大健闘と言えよう(ちなみに前回は300部)。
ただ、今回はというか今回も、ほとんど他のブースを見る余裕はなし。
手売りに来てくれた友人、知人の本と、唯一これだけは、と思っていた「行方不明のドバトが見つかった」さんの新刊『モダン紳士淑女讀本 雑誌『新青年』と「ばにちい・ふえいあ」』だけはゲット(幸い、とてもご近所だった)。
というわけで、持ち帰ったものを載せておく。

困ってる人文編集者『おてあげ』 第2号、第3号、『二級河川 九十二牙冥界闘』( ジャンプ黄金期の十週打切り漫画データ集)、『漫画の手帖87』(三五千波さん「われら!化け込み派遣校正婦」収録) 『モダン紳士淑女讀本 雑誌『新青年』と「ばにちい・ふえいあ」』、水野しず「正直個性論」(左右社)

戦いすんで日が暮れて、例のごとく貸し会議室にて雁首揃えてお金の計算。
打ち上げなんて優雅なことはまだ先の話。
ひとまず経費は出るとのことでホッとした次第。

ところで、参加した方のXのポストを見ていたら「え、こんな本あったの、欲しかった!」という作品がいくつかあったので書いてみる。

①穂積昭雪『すき焼きになった?忠犬ハチ公の孫』古今怪奇刊行会
②神田つばき責任編集『後妻業の女 筧千佐子三つの謎』(女犯罪者研究所
LIKE A LILY.『普及版 エスの境界』
④SUISUI『愛好過剰天国(ファッションインスタグラマーへの怨念)』(知りすぎクラブ)→ここで読めるらしい
太田靖久『「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選』
⑥サークル・ミサンザイ『デジタル化された古典籍資料から発掘した 描かれた「呪術」』『大日本帝国 幻の◯◯ハンドブック』
⑦手のひらの金魚 編『天地2mm未満のÉpice 戦後短編新聞小説集』
⑧朱野帰子『急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本』
ここで買えるらしい
鯨骨『NOTICE(創刊号)』
・今から100年前、カント生誕200年の際に長谷川如是閑が書いたカント批判(?)のエッセーを取り上げます。

今から買えるか地道に検索してみようっと。

なお『あれはなんだったんだろう 其ノ貳』はここで買える。
・ダウンロード版
其ノ壱
其ノ貳
・紙版
下北沢本屋B&Bさん、模索舎さん双子のライオン堂さん神保町PASSAGE デカルト通り3番地 などなど。

次回、12/1の文学フリマ東京39にも『あれはなんだったんだろう 其ノ参』を引っ提げて出店予定。
どうぞよろしくお願いします。


【本日のスコーピオンズ】
52曲目「Polar Nights (Live) (2015-Remaster)
5th アルバム『蠍団爆発!! スコーピオンズ・ライヴ Tokyo Tapes(Live)』(1978)より。

今回も中野サンプラザのライブ盤です。
チャキチャキしたギターからご機嫌なインストが鳴ってて
ええやんええやんと思ったら、3分経ったところでいきなりヴォーカル……。
ごめんだけどヴォーカルいるか、これ??

感想は以上です。

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