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私に野球の魅力を教えてくれた背番号「4」

私が大好きなバレンティン選手がソフトバンクホークスへの移籍が濃厚だという。なんとも寂しい。

私がヤクルトファンになったきっかけは非常に分かりやすく、当時お付き合いをしていた男性がゴリゴリのヤクルトファンで、はじめて神宮球場に連れて行って貰った所から。
それまで野球のルールと言えばホームに走者が帰ってくるかホームランを打てば点が入る、それ以外知らなかった。
ホームとビジターがあって、
「なんで打席に入る時の音楽はホームの選手しかかからないの?ビジターめっちゃかわいそうじゃん!!」とか、大きなフライが上がってる時
「何で今走らないの?チャンスじゃん!」とか・・・
・・・まじでそんな感じだった(笑)。
・・・そんな痛い私の話はさておき、
はじめての野球観戦でバレンティン選手は二打席連続の特大ホームランをレフトスタンドにぶち込んだ。
綺麗な放物線、一気に湧く歓声、ハイタッチ。
そして数えきれない傘の花が咲く。

それまでスポーツ観戦らしき事をした事が無かった私は、今まで経験した事のない高揚感を覚えた。
もっと楽しむためにはルールを覚える、選手を覚える、応援歌を覚える。
そうやってどんどん野球にのめりこんでいって、「彼氏の付き添い」から「ゴリゴリのヤクルトファン」と化すまでほんの一瞬だったし、その私の変わり様に周りはとても驚いていた。

その扉を開けたのは間違いなくバレンティンで、初めて買ったユニフォームも背番号「4」。今でもヤクルトの選手の中で1番好きなのはバレンティンだし、ずっとそれは変わらない。


いつかは引退していなくなる事は分かっているし、移籍の可能性だってあるのは分かっているつもりだったけど、やっぱり寂しいもんは寂しい。
人懐っこくて、感情豊かで、分かりやすくて、豪快なココちゃん。
もうあのホームランの後の確信歩きが見れなくなるかも・・・なんて考えたくない。

どこにいっても応援したい気持ちはあるけれど、やっぱり私はヤクルトスワローズが好きなココちゃんが好きなのだ。

守備がね・・・とか、年俸が・・・とか、チームの新陳代謝が・・・とか、言われていることも全部分かるけれど、私にとってバレンティンの存在価値は理屈では無いのだ。

まだ移籍が確定した訳では無いけれど、やきもきする日々が続きそうだ。

最後に取ってつけたように言おう。
本人にとって、1番良い選択をして欲しい(棒読み)。

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