現役前期で受かったのに国立を2回受けた人の合格体験記②~舐めた私立編~

※この記事は①の続編です。①を読んでいない方は
現役前期で受かったのに国立を2回受けた人の合格体験記①~筑波医推薦編~|あすぴ。|note
をご覧ください。

2.東京慈恵会医科大学

※僕は私立はあくまで受験慣れの程度としか考えてなかったので国立落ちたら普通に浪人するつもりでした。それを念頭に置いた上で以下をお読みいただければ幸いです。色々舐めてるので…

1次試験

私立は金さえあればどこでも出願できてしまうので、慈恵の一次試験は約1500人ぐらいが受けます。同じ教室で受けるわけにはいかないので、一次試験は五反田のTOCのビルとその付属の建物で受けます。結構建物はでっかくて、きれいではないといった感じでしたが、昼食の前におしぼりを配ったり、試験の間にゴミを回収したりするサービスがあり、これは試験なのか?wみたいな雰囲気でした。

所感としては英語は平年並み、数学は易化、理科も易化みたいな感じでまあITFの時みたいな変なやらかしも無かったのでまあ一次試験は通るやろ!と舐めてました。帰りに理3志望の子(勿論今年受かってる)とエンカして数学が4問中3完は確実であることを認識し安心。余裕を持って合格発表まで過ごせました。

2次試験

二次の日程は出願時に3日間の中から「行けない日」を選べます。僕は慶應を受ける予定だったのでその1次の日を開けておきました。ちなみに過去問とかの情報が全くなかったしやる気も無いので無対策です。
2次試験では面接と小論文が課されます。ビルの3Fでガイダンスを聞き、最低限の注意事項と名刺や入学手続き書類を送る封筒に貸し出し用ボールペンで所定事項を記入し、名刺を身につけていよいよ試験開始です。

面接はMMI(Multiple Mini Interview)という形式で行われ、面接官と生徒が1対1で面接するのを6回(1回7分程度)繰り返して、多様な側面から受験生を見るようになっています。ビルの7Fと8Fのブースで行われ、7Fは一つの部屋に何個もブースが設けられる形で、8Fは明確に部屋として区切られている感じでした。なお扉はないor開いているので、あまり入退室のマナーで気にしすぎる必要は無いです。(最低限挨拶で受験番号と名前を名乗るとか、椅子に座るときに気をつけるとかはあるけど。)

面接のテーマは
①献血者数のグラフを見て分かること・そこから見える課題
②解剖実習の班分けについて、もともと班を組んでいたが新しく人が入ってきた。取り得る行動の5択を優先度順に順番に並び替える。
③絵を見て分かること・考察できること
④シェルターに物をを入れる配置を書く(5つあり)
⑤自己アピール(好きな芸人)
⑥高校時代のエピソード・出願校とかの調査

手応えとしては①○②○③△④▲⑤◎⑥◎
印象に残ったのは⑤で、(芸能界に疎すぎて)思い浮かんだのが東大受験芸人のTAWASHIさん、ベテらんちさん、ヨビノリたくみさん等が真っ先に思い浮かんできて、話しましたが(勿論マイナーだったので)かなり食いつきが良かったです。流れで教育に興味があるとか色々話しましたがかなり手応えは良かった…しかし④で最初(マッキーでかく汚れ防止のために)ゴミ袋を張る指示があり、僕は最初これがお題だと思って馬鹿丁寧にやって時間を食いました汗
全体として「医師としての志望動機は聞かれず、人間性を見ている
事実と考察の区別をしっかりしている」ことが重視されていた気がします。

次に小論文、テーマは人間と環境の関係についての600字程度の文章を読みそこから1つテーマを選び、それについて論ずるというもの。60~90分で900字以上書かなければならなかったので、普通に書き終わりませんでした。まず文章の要旨は分かったものの医療に関連して書けばいいのか?何を求めているのか?がよく分かりませんでした。終わった後医科歯科志望の友達と帰りましたがその人も書き終わらなかったらしく、別にええんかな?と思ってましたが無事二人とも落ちました。(ちなみに彼はその後医科歯科ちゃんと受かってました)

小論文に関しては予備校で体系的な情報を得た方が良いですね。まあ僕はそれほど医学部にはいりたい熱意はなく、研究をしたい欲の方が強かったので別に後悔はしてないです。そもそも学費高くて行けないし。

3.慶應義塾大学

鉄緑会応援部

僕は慶應も受けました。上述のように私立はあまりやる気はありませんでしたが、何故慶應を受けるかというと殆どの国立は慶應以下のレベルの問題で点数を稼ぐって感じなので(個人的には理3より慶應の方がむずく感じることもありえる。)、模試のような感覚で受けました。ただ、受けに来たときに同級生に「え、お前が?」って言われたのはちょっと刺さりましたね。

題名の鉄緑会応援部とは何かというと、日吉駅前の横断歩道を渡ってすぐのところに鉄緑会の先生が鉄緑会の生徒の応援に来ているんですが、何故か生徒も混じって他の受験生を応援していて、何故か鉄緑会関係ない(?)僕も一緒に応援していましたwwwwwここで鉄緑会の有名人の顔は大体さらった気がします。
※真面目な話をすると、受験会場での変な勧誘には基本的に乗らない方がいいです。特に私立医だと医専の勧誘がきついので苦手な人は別√を開拓するなど気をつけましょう。(なお解答速報やカイロなどをくれる場合もあるので一概にはいえない)

手応え・開示

数学・英語(各150点満点)に関してはそれぞれ90/70を想定し、理科は得意だし最低でも残り140/200取れればいいやと考えてました。(例年の合格ラインが300/500)

試験が終わった後に数学の1⃣だけ答え合わせをしましたがなんと答えが合わず、なんと友人の答えが間違っていました。(しかもそれは試験前で前述のように僕を煽った人ですw)口には出しませんでしたが、英語理科でしくってなかったら(理科の知識で数問落としてしまったのが不安ではあったが)大丈夫だろうと思っていました。しかし結果は僕は不合格・彼は合格。一問だけで一喜一憂しない方がいいですね。

結果は数学85物理56化学62英語70でした。明らかに理科の過信ですね。かなり知識ゲーにやられてしまいました…合格点は308なので理科が誤算してなければ受かる計算だったので、現役は僕以上に理科ちゃんとやってください…

私立受験に関していえることとしては
①どのくらいその大学に行きたいのか(優先順位)を考える
②ちゃんとやる場合過去問対策・得点戦略は怠らない
③ちゃんとやる場合2次対策も怠らない

ってことでしょうか。二次試験は本当に学力関係ないのでね…

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次号は最終局面・国立編です。かなり体調もメンタルも崩れて受験したので受験生の参考になればと思います。ではまた!