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【2021年新試験対応】PMP®認定試験の合格率を高めるための事前対策・ノウハウ

<2021/5 お知らせ>
当記事での紹介内容を含めて、「計8時間の動画+自習用PDF」で紹介している以下動画コースに、アジャイル集中レクチャーの講座を追加しました!

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はじめに

プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格で、昇進や転職にも効く国際資格として評価の高い「PMP®認定資格」。資格取得の価値が高い一方で、英語での出願ハードルがある上に、一癖も二癖もある難関試験に合格しなければならず、対策に苦労されている方が多いのも事実です。

特に2021年には以下イベントがあり、「方式が切り替わる、いま受験すべきか?」「どのように対策すべきか?」と受験生の皆さんを悩ませています。
<2021年1月> 試験内容の改定(既に実施済み)
<2021年8月> PMBOK®ガイド 第7版への改訂
*それぞれの詳細や対応策について、後述しています

当記事は、皆さんが合格を掴み取ることができるように、PMP®認定試験の合格率を出来るため高めるための事前対策やノウハウをまとめたものです。

私自身、PMP®認定試験に一発合格できず、非常に苦労をした経験があります。海外の書籍を取り寄せて受験勉強を再開し、腹落ちした状態で再受験をして無事合格できた経験をもとに、「もしも目の前に過去の自分がいたら、一発合格を確実に掴み取れるよう、こんなアドバイスをしたいと強く思う」といった内容を記事化しています。

試験対策のコツ・ノウハウについて、初めは職場の同僚に昼休み・定時後にアドバイスを行っていましたが、(当然ご本人の努力の成果ですが)続々と合格に繋がったことを受け、noteの当エントリで公開することにしました。

2019年4月に当エントリを公開後、15,000 PV 近く ご覧いただいています。2020年1月には Udemy上での動画コンテンツも公開し、5000名近くの方にに受講いただき、合格の声も多数頂戴しています。とても嬉しい限りです!

このエントリでは、直近でのイベント・変更ポイントを説明した上で、その後に一発合格を掴み取るための試験対策・ノウハウについてご紹介します。

<念のため、おことわり>
当記事の内容・テキスト・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。当記事の作成に際して、可能な限り正確を期すように心がけておりますが、内容を保証することはできません。また、当記事でのアドバイスは合格を保証するものではありません。ご自身の学習の参考として、お読みください。

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2021年1月 試験内容の変更をどう捉えるべきか

試験内容の変更は、これからの受験を控えるみなさんが気を揉む事項だと思います。PMI®のページで紹介されている変更概要 をそのまま転記したサイトは多いものの、「具体的にどのような変更が行われたか」「受験生としてはどのような点を気にすべきか」を解説する媒体はあまり見かけないため、こらの点の説明と、できる限りのアドバイスを行っていきたいと思います。

PMP®認定試験の主催団体である PMI®は、試験内容の切り替えまでに充分な猶予期間がとれるように、受験生に前もってアナウンスを行っています。

当初、2019/12/16 から新方式に変更になる旨のアナウンスがありましたが、猶予期間が6ヶ月間延長し、2020/7/1 に切り替えが延期しました。その後、新型コロナウイルス感染拡大を受け、新方式での受験開始日は 2021/1/2 へと再度の延伸が行われました。

2021/1 の改訂では、知識体系ガイドである「PMBOK®ガイド」自体の変更は行われず、「ECO(試験内容概要)」だけが変更の対象となっています。

試験内容の変更経緯をきちんと理解しておくと、他の受験者の憶測でのコメントに惑わされず、腰を据えて試験対策を行う心構えができると思います。試験内容に影響を与える要素を整理すると、下図のようになります。

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PMP®認定試験を変更させる要素となるのは、
 ① PMBOK®ガイド
 ② 試験内容概要(Examination Content Outline、略して ECO)
の2つです。

このうち、① の PMBOK®ガイド は、御存知の通り、分厚いペーパーバック(またはPDFファイル)の知識体系ガイドです。今回のタイミングでの変更はなく、現状のまま第6版が維持されます。

前回の変更は 2017年9月ごろ、そして、PMBOK® ガイドの第7版は今夏、2021年8月に出版されることになりました。ただし、PMP®認定試験については、今夏からすぐに第7版バージョンへ変更されるわけではなく、しばらくの間は第6版での試験が維持されます(この点はのちほど詳述します)。

つまり、PMP®認定試験の一番の拠り所である、PMBOK® ガイドを新たに買い換えなくては行けなかったり、新たなバージョンで学びなさなくてはいけなかったりすることは、現時点では無い、ということになります。

次に、② の ECO(日本語では「試験内容概要」という訳語)ですが、以前の 2015 ECO から 今回の 2019 ECO へ、約4年ぶりに改訂されています。

この ECO は、先ほどの図の下部にある RDSの更新をうけて改訂される、という位置づけになっています。

このRDS(Role Delineation Study、日本語では「役割記述調査」)は、他業界(例えば経済系資格)では Practice Analysis と呼ばれているようですが、最新の業界動向を調査して、業界標準として定めた内容が、時代遅れのものにならないよう、最近の内容にアップデートしていくものです。

PMIでは、3〜5年おきにRDSをアップデートしており、2019年6月にこのRDSがアップデートされたことを受けて、ECOも改訂され、試験内容が新方式に切り替わることになりました。つまり、今回の試験改訂のきっかけは、このRDSのアップデートにあるのです。

話はもどりますが、RDSのアップデートを受けて ② の ECO が改訂 されていますので、以上を踏まえると、「知識体系である PMBOK® ガイドが変更になったわけではないが、試験内容概要(ECO) の改訂により、試験の出題の切り口が変わる」というのが今回のポイントになります。

2019 ECO での 大きな変更点は2つ

それでは、ECOの変更に伴い、試験の出題の切り口がどのように変わったかを見ていきましょう。

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1つ目は、予測型(いわゆる、ウォーターフォール型)のアプローチが半分、残りの半分はアジャイルまたはハイブリッド型のアプローチから出題されるようになりました。

これまでもアジャイル型は試験範囲に含んでいたものの、実態としては予測型のプロジェクトマネジメントに関する設問が殆どでしたが、新方式では、アジャイル型アプローチに関する設問割合が非常に大きくなっており、アジャイル型アプローチに関して理解を深める必要があります。

実際に新方式で受験された方に聞いてみると、アジャイルの出題比率が非常に高く、またアジャイルに関する設問の難易度はそこまで高く感じられないとのことで、アジャイルの理解を深めて得点源にすることがおすすめです。

2つ目として、ドメインと関連作業の区分けについて変更が行われています。

変更前の 2015 ECOでは、出題を、「立ち上げ/計画/実行/監視・コントロール/終結」の5つのプロセスグループで分類していましたが、変更後の 2019 ECOでは、「人(People)/プロセス(Process)/ビジネス環境(Business Environment)」 の3つのドメイン構成に変更されます。

受験後に開示されるレポートでは、これまでは「立ち上げ/計画/実行/監視・コントロール/終結」の区分でスコアが出力されていましたが、新方式では「人/プロセス/ビジネス環境」の3ドメインでパフォーマンスが示されるようになっています。

とはいうものの、受験時には、各設問がどのドメインに紐付いているか明示されているわけではなく、順序にも規則がなくランダムに出題されるため、受験生としてドメイン構成の変更は特に意識することはないでしょう。

2021年1月からの新方式にどう対処すればよいか?

先ほども触れたとおり、新方式ではアジャイル関連の出題比率が多くなっている一方で、アジャイルを理解している人にとって難易度はそう高くなく、アジャイル領域を得点源にすることでPMP®認定試験の合格にグッと近づくことができるといえます。

ただし、アジャイル型アプローチ(およびハイブリッド型アプローチ)からの出題は半分程度、残りの半分は、従来同様の予測型プロジェクトマネジメントアプローチからの出題となるため、アジャイルだけを学ぶのでは合格に足りず、予測型についても十分に理解を深めておく必要があります。

PMBOK®ガイド 第7版のリリースを待ったほうが良いか?

今年4月、PMBOK®ガイド第7版が今夏リリース予定との発表がありました。
(参考:PMI日本支部のお知らせ[2021/4/6 付]

スケジュールとしては、8/1 にPMIグローバルにて第7版が出版されますが、日本語訳のリリース予定は未定と記載されています。

重要な点としては、PMI®本体のWebページ/FAQに記載されている通り、PMBOK®ガイド 第7版のリリース後、PMP®認定試験にも即時変更されるわけではなく、しばらくの間は第6版がテストの出題範囲となります。 

過去に 第5版→第6版 への出題範囲の改訂があった際に、日本語でのリファレンス・参考書がなかなか出てこなかったり、試験に関する体験談やノウハウがリセットされてしまったように、第7版への変更後は受験生にとって情報がなく試験対策が難しい時期が来ると想定されます。

2021年での受験は「第6版の試験に関するノウハウが長年蓄積されており、試験対策の情報が入手しやすい」+「アジャイルの出題が多くなったため、アジャイル領域の理解を深めて得点源とすることで合格を掴み取りやすい」とポジティブに捉えることができますので、ぜひこのタイミングに試験対策を行い、PMP®認定試験の合格を目指すことを強くオススメいたします!

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PMP®認定試験 よくあるつまづきポイント

さて、PMP®認定試験にまつわるイベントについて解説が出来たため、ここからは PMP®認定試験そのものの対策について詳述していきます。

会社都合(昇進・昇格の要件、部署の方針)や自己研鑽・転職のために、PMP®の資格取得を目指す方が多くいらっしゃいます。当然のように皆さんが一発合格を目指す理由には、以下のようなポイントがあると思います。

1.  受験費用が高額で、再試験で金銭的な痛手を負うのを避けたい
特に会社都合で受験する場合、会社負担の上限が設定されているケースもあり(再試験は自己負担など)、ストレートで合格を掴み取りたい

2.  試験時間が長く、再試験で疲弊するのを避けたい
240分にも及ぶ長丁場の試験を受け直すのは体力的にも精神的にもハード。会社を休んで受験調整が必要な場合もあり、再試験なしで済ませたい

3.  受験回数に年3回の制限があり、不合格で受験資格を失うのを避けたい
指定期間中に3回不合格となると、次の年まで受験資格を失ってしまう。PMP®の資格取得が昇進・昇格の要件となっている場合には、特に深刻化

しかし、Webで受験記などを読むと、「PMP®認定試験は癖がある。実際に受験してみて、設問内容にびっくりする」「単純にテキストをこなし、書籍の問題集を全問正解できるようになっても合格できるとは限らない」などと書かれており、一発合格のハードルは低くないと言えます。

恥ずかしながら、私自身も初回受験で合格できず、試験終了後に「不合格」の画面通知を目にして、次のように思ったのを強く覚えていますーー。

・他の資格試験ではあまり苦労したことがないため、PMP®認定試験で、まさか不合格となるとは思わなかった
・知識を問う問題は思ったよりも少なく、シチュエーション問題ばかり。仮に、解答・解説を教えてもらったとしても、腑に落ちなそうにない
・過去問や正答の公表がなく、試験対策がしづらい。市販の問題集をこなして完璧に近い状態にしたはずなのに、実際の試験では手応えがなく、今後の再受験に向けて、どのような対策をしたら良いのかわからない

テストでの出来の悪さをぶつける先がなく、PMP®認定試験に八つ当たりしたい気持ちになってしまいましたが、とはいえ、なんとしてでも再受験で合格したいと思い、PMP®の本場であるアメリカでの売れ筋テキストを取り寄せて、あらためて腰を据えて試験対策をやり直しました。

対策の甲斐もあり、再試験で無事合格することができましたが、再受験時には、自分のなかで納得の行く「試験対策」を実践できており、出題された問題に自信をもって向き合いながら、試験に進めることが出来たと思います。

再試験で合格したものの、満点で突破したわけではなく、おこがましくもPMP®認定試験の対策について完璧にマスターしたなどと豪語するつもりは全くありません。

しかし「もし初回受験前の自分が目の前にいたら、一発合格を掴み取れるよう、こんなアドバイスをしたいと強く思う」といった対策方法が間違いなくあります。

私の会社では、同時期にPMP®認定試験を受験する同僚が何人もおり(そして残念なことに、多くが初回受験で失敗していました)、彼らにこのアドバイスをしたところ、全員が再受験で合格することができました。

もちろん、間違いなく彼らの努力のおかげで合格に結びついたのですが、私のアドバイスも役立った部分もあるのかな、と思い、対策ノウハウを共有することにしました。

なぜ一発合格するのが難しいか

ネットで多くの人が受験体験記を書いていますが、自分としては「PMP®認定試験のテキストとして、『試験対策』にフォーカスした戦略的な書籍が現状では存在していない」のが何よりのポイントだと感じています。

当然、読めば誰でも合格できるような理想のテキスト、というものは有り得ません。テキストはあくまで学習の補助ですから、受験者自身が主体的に勉強を進めることが何より重要です。現状市販されている書籍のみで、一発合格を掴み取っている方は多くいらっしゃいます。

書籍となると、紙面上の制約もあるため、現行テキストでは「載せたくても載せられなかった」情報もあるでしょう。決められた紙面ボリュームのなかで、記載すべき情報を取捨選択して、様々な教科書・問題集が販売されている点は理解します。

書店のPMP®認定試験のコーナーに並んでいる書籍には、実績・実力のある方が書かれた良い本が多くあると思いますし、私も試験勉強の際には購入させてもらいましたが、実力不足で一発合格できなかった自分にとっては、以下の点で不満を感じてしまいました。

幅広い設問で汎用的に問われる「考え方(=PMIイズム)」が習得しにくい

上述した紙面の制約に関連するかもしれませんが、どうしても書籍上の「問題と解説」は、簡潔な内容になりがちです。

特に国内の書籍の多くは、誤答となる選択肢がなぜ誤りなのかを、きちんと解説出来ていないものが多いと感じています。

例えば、解説として「このような状況では 選択肢 A の行動を取るのが、プロジェクト・マネージャーとして正しい」といった記述があったりします。

私にとっては、「選択肢 A が正答である具体的な根拠」「選択肢 B-D が誤答である具体的な根拠」が無いと、同一の設問にしか対応できないような場当たり的な理解で終わってしまい、形を変えて出題されると、応用が効かなくなってしまうように感じられました。

その意味で、アメリカで販売されているPMP®認定試験の対策テキストを取り寄せて感心したのは、売れ筋の書籍では、各選択肢に対する解説が記載されている点でした。

正答の根拠はもちろん、それぞれの誤答についてなぜ誤りなのか、受験者が陥りやすいトラップや、似た設問と出会った際に対処すべき思考プロセスについても、広くカバーされていたのです。

そして何よりも重要なこととして、「PMI®イズム」をきちんと身につけることで、試験の合格率をグッと高めることができることを学びました。

PMP®認定試験では、PMBOK®に記載されている事実が単純に問われるだけではなく、PMBOK®の根付く「プロジェクトマネージャーとして身につけるべき考え方」が問われます。

この「プロジェクトマネージャーとして身につけるべき考え方」は、俗に「PMI®イズム」と呼ばれています。

PMI®イズムを身につけることで、一問一答だけに対応できる知識を超えて、幅広い設問に適用できる「考え方」まで昇華することができ、複雑な状況でプロジェクトマネージャーとして相応しい行動が取ることができるかを問うシチュエーション問題にも難なく対応できるようになるのです。

当記事では、このPMI®イズム設問への解答プロセスについても紹介していきます。皆さんが問題集を解く際に、この考え方を検証・吸収し、実際のテスト時に初見のシチュエーション問題と遭遇した際にも、自信をもって回答して頂ければと考えています。

PMP®試験に関する最新情報がどこまで調査・反映されているか不明

受験者の方には広く認知されていると思いますが、PMBOK®ガイドが第6版に改訂され、PMP®認定試験もこれに準拠する内容となっています(そして、2021年1月から新方式になるのは、冒頭に触れたとおりです)。

当然、市販のテキストも記載内容自体は第6版に対応してきているのですが、実際の試験傾向について、どこまで研究・キャッチアップをしてきているかは、私個人としては少々疑問が残るところがあります。

過去の試験では、一問一答形式で単純な知識を問うものも多かったようですが、直近では知識を直接問うというよりは、シチュエーション問題にて「プロジェクトマネージャーとして身につけるべき考え方(=PMI®イズム)」が多く問われるようになっているのは先述した通りです。

日本で販売されている書籍を読むと、単純な知識が問われた過去の名残のまま、あまり構成を変えることなく、PMBOK®の更新内容のみアップデートしているような本も少なくないと感じてしまうのです。

なかには、第5版以前の記載内容が更新されずに残っているものも散見され、実際の試験の形式も相当古い内容が書かれていることもあります。

テキストの著者は、かなり昔にPMP®を取得され、実務ではプロジェクトマネジメントに関して相当の実績をつまれた方なのかもしれませんが、このようなことが堂々と書かれていると、直近の試験事情について調査・分析をされていないのでは?と不信感を感じてしまいます。

受験者が日本よりも多く、書籍の種類も多いため、商品者の目線がより厳しいであろうアメリカでの販売書籍を見てみると、PMP®認定試験を受験した読者からフィードバックをWebフォームで収集して、最新事情をテキストに反映していることも多く関心します。日本の書籍と比較すると、どうしても眉をひそめてしまうのが実情です。

みなさんにも、アメリカで販売されている試験対策のペーパーバックを読むことを是非オススメしたいですが、時間やお金の都合、また人によっては英語での学習に抵抗があるかたもいると思います。そこで当記事では、そのエッセンスを整理してお伝えしています。

私は実務でも英語を使用しており、普段から英語に触れる機会も多いのですが(TOEICスコア 950over)、アメリカから本を寄りよせて読み解く時間がなかったり、英語に抵抗感がある方もいるかと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。

PMP®認定試験では、実際の採点には含めないダミー問題を織り込みながらテストが行われており、つねに内容をブラッシュアップしていることを公表しています。最新事情をつねに追い続けるのは難しいとは思いますが、少なくとも私が受験した時点(第6版対応の現行試験)の状況について、できる範囲で当記事を読まれているみなさんにも共有し、試験対策の一助として頂ければと考えています。

当記事の内容について

冒頭にも記載しましたが、「不合格となってしまった初回受験の自分が目の前にいたら、こんなアドバイスをしたいと強く思う」といった対策ノウハウをまとめています。

PMP®認定試験の合格後、私は同年度に受験した同僚に対して、様々なフォロー・アドバイスを行いました。

(当然、彼らが努力した結果なのですが)めでたく全員が合格することが出来たことを考えると、私のノウハウもある程度は合格に役立つ内容だったと考えており、彼らの勧めもあって、その内容を当記事として公開することにしました。

また、2020年1月にはUdemyにてビデオ講座形式で試験対策コースを公開しましたが、ありがたいことに、コース受講生の方から「一発合格することができた」「不合格後、当コースを受講してリベンジ、無事に合格できた」といったコメントをいくつも頂戴しています。

繰り返しになりますが、私はPMP®の試験対策をマスターしたとは到底思ってなく、あくまで参考として、自分に合うもの・合わないものを取捨選択して活用いただくのが良いと考えています。

当記事のコンテンツとして、具体的には、以下の内容になります。

<受験決意から試験当日までの準備の進め方>
・全体的なスケジュール
・STEP 1 : PDU取得のためのeラーニング受講
・STEP 2 : プロセスチャートの確実な習得
・STEP 3 : 問題演習を通じた知識の習得
・STEP 4 : 模擬試験での最終チェック
<受験申請について>
・汎用的な英文テンプレート
・具体的な英文作例集
<試験当日の臨み方>
・試験画面イメージと、提供機能を活用して正答率を高める工夫
・試験時間の使い方、見直し時のポイント
・万が一、試験に不合格となった場合には
<PMI®イズムについて>
・シチュエーション問題で問われるポイント集
<アジャイル型アプローチについて>【NEW】
・アジャイルマニフェストを軸にした学習(「PMI®イズム」同等に重要)
・最適なアプローチの選択(予測型⇔ハイブリット型⇔アジャイル型)

通勤時間を利用してスマホで PMBOK®の49プロセスとその繋がりを覚えてしまう方法をはじめ、試験に向けた準備の進め方案や、英文で書かなければならない 業務経歴(プロジェクトマネジメント経験)のテンプレ集、また当日の試験の臨み方も紹介しています。

いずれも、国内書籍ではあまりカバーされていない「試験対策」に特化した内容を意識して書いています。

さらに、私が試験対策で最も苦労した、PMI®イズム=シチュエーション問題で問われるポイントについても、アメリカで市販されている対策本などがら抽出したエッセンスを紹介しています。

こちらのコンテンツは、国内市販の問題集をこなしても試験に受からず、今後の試験対策に悩まれている方の助けとなれば幸いです。

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(本編で紹介する図解資料サンプル)

当記事は、これからPMP®認定試験に臨もうと決意される方から、実際に受験するも不合格となってしまい再チャレンジに向けて進め方を悩んでいる方まで、多くの方に役に立つ情報が伝えられるよう構成しています。

また、本記事は有料コンテンツとさせていただいております。

対策書籍をもう一冊買い増すよりも、コスパよく有意義な情報をお伝えすることをコンセプトに、また、当コンテンツの内容を同僚にアドバイスした経験から、少なくともランチ1回分くらいの価値は感じてもらえるように意識した上で、値付けを行っています(記事全体が 約3万字強なので、ざっくりですが 話し言葉だと90分以上の内容=ランチミーティング 2回で伝えられる程度の内容、になるかと思います)。

より良い内容にブラッシュアップしていきたく考えていますので、内容のフィードバックをいただければと思います。

<念のため、おことわり>
当記事の内容・テキスト・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。当記事の作成に際して、可能な限り正確を期すように心がけておりますが、内容を保証することはできません。また、当記事のノウハウは合格を保証するものではありません。ご自身の学習の参考としていただければ幸いです。

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