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「一人一人のチカラが200%発揮されるNGO」になるために【ACEオンライン説明会レポ:前編】

こんにちは!ACEで啓発・参加事業を担当している青井です。

NPOやNGOで働くことに関心はあるけど、実際のところどうなの?
企業とは違うの?
そもそも食べていけるの??

と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

2021年3月22日(月)に「ACEオンライン説明会」を開催しました。説明会の前半はスタッフ5名による「ACE大喜利」!「ACEいい感じ!」と思っていることや「ACEに入ってから気づいたこと」についての本音トークを展開しました。
後半では代表と事務局長の2名が、ACEの価値観や働き方について、これまでを振り返りながらお話ししました。

今回は、この説明会の様子を全編・中編・後編に分けてたっぷりとお伝えしたいと思います。これを読んで、ACEや、そこで働く人たちに興味を持っていただけたら嬉しいです!

前編は、【ACE大喜利:「ACEいい感じ!と思っていること」】よりお届けします。

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在宅勤務+フレックスで、すべてのスタッフが働きやすく

山下(司会):では早速、「ACEいい感じ!」と思うところについて、いかがでしょう?

坂口:はい(挙手)!
在宅勤務&フレックスを導入していて、働き方が柔軟なところだと思います。子育てや介護をするスタッフはもちろん、そうではないスタッフも含めて、「誰にとっても働きやすい環境を整えていこう」という考え方も好きですし、実際に環境を整えられてきていると思います。

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山下(司会):なるほど。かつ、坂口さんは(労務の担当でもあるので)立場的には制度を整える側ですもんね。

坂口:そうなんです。そういう視点ではまだまだ未完成なところもあるのですが…。青井さんとか、制度を使ってみてどうですか?

子育てのイライラを減らして勤務時間は確保

青井:私はいま3歳と小学一年生の子育て中なのですが、在宅勤務+フレックス、とても助かってます!
まず、「何時までに始業しなきゃ!」が無いことで朝のストレスが減ります。「早く!!」と子どもにもイライラしなくて済むのが精神的にすごく良いです。

それから、「2時間だけ抜けて授業参観に行く」とか、急に子どもが「なんかおなかいたい…」なんて時はちょっと様子を見て良くなったら登園/登校させるとか、子どもが休んだ日でもテレビに集中している間とかは仕事するとか、そういうことができるので、勤務時間も確保できるし、精神的衛生的にも良いんです。

山下:なるほど。すごくいいですね!
私は子育て中とかではないけど、メリット大きいです。ちょっとだけ抜けてオンラインセミナーに参加するとか、洗濯物を干すとか(笑)、いろんなことに対応しやすいんですよね。

かつ、「こうあるべきだから」という考えで制度を作ったわけではなく、それぞれの「人」に焦点をあてて、スタッフみんなが働きやすいようにっていう考え方がベースにあるのがいいなと思っていて。

あとは、「こういうことやりたいけどやってみていいですか?」というリクエストをしやすい雰囲気もいいですよね。

小林:そうだね。ぼくは副業的な形でACEに関わっているので、そういう面でも、自由度が高く柔軟な働き方が認められているところはいいなと思ってます。

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青井:宅配便を受け取れるとか、布団干せるとか、雨が降ったら洗濯物取り込めるとかも良いですよね(笑)。

山下:確かに!「雨で洗濯物が濡れちゃう」みたいな、ちょっとした「あぁ、残念…」を、みんなの力で少しずつ解消されてきている感、ありますね。

無理しなくても、自分を犠牲にしなくても、輝ける

山下:ほかに「ACEいい感じ!」と思うこと、どうでしょう?

青井:はい!(挙手)
決められた時間内できちんとやっていこう、という雰囲気もいいなと思っています。みんな勤務時間をきちんと記録していて、なるべく残業にならないようにやってますよね。イベントや研修に参加する際も、事前に「これは業務時間にカウントする?」を確認するのをためらわなくて良いので、「何となく…ボランティアかな…?」みたいなサービス残業も無い。

私はACEに入ったときから子育て中だったので、夜や土日の仕事が難しかったりしたんですが、「いくらでも時間を費やすことができる人だけが認められる」という風土ではなかったので、肩身の狭い思いをすることは少なかったです。

今もあまり時間に融通は効かないし、時短ではありますが、啓発・市民参加事業のチーフを任せてもらえています。無理をしなくても、自分を犠牲にしなくても、輝けるんだなと感じています。

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スタッフひとりひとりをエンパワー

青井:あともう一つ言っちゃうと、いろんなことについて提案や発言をしやすく、かつ「いいね、やってみたら?」と言ってもらえる雰囲気があるので、ワクワクを持って働きやすいのもいいですね。いろんな研修への参加機会をがあるのもありがたいです。

それから、事業計画のような「大きな」話をする場もオープンで、立場に縛られず誰でも参加してねというスタンスなので、いちスタッフもマクロな視点で考える機会をもらえるんですよね。

スタッフをエンパワーするというか、ひとりひとりに力があると思ってくれているんだなと感じられて、そういうところいいなと思ってます。

山下:すばらしい!でもね、ACE歴が長い私から言っておくと、「休日出勤も業務時間としてカウントする」は、最初からそうだったわけじゃないの。「勤務時間につけない方がいいんじゃないか…」っていう雰囲気があった時代もありました。

でもある時に「こういう働き方、誰も嬉しくないんじゃ…?」と気づいたんです。「みんなが幸せに、かつ、ちゃんと結果も出していけるように」って切り替えたタイミングがあったんですよね。

そこからは、制度的なものを整えると同時に、スタッフが「違和感やリクエストがあったら発言しても良いんだ」というマインドになれるよう少しずつエンパワーしてきて、今のACEがあるんだろうな思っています。

青井:なるほど…。先人の方々(笑)のおかげで今のACEがあるんですね…!

研修で培った、「できない」を言えるマインド

田柳:「これをやりたい/これはできない」と「言える」マインドを培うという点では、全員で受けてきた研修が大きかったなと感じてます。ACEって、普段から業務に溢れてるのに、何か機会があると飛びついてイベントとかキャンペーンとかやりたくなっちゃうんですよね。でも「それを全部はできない!」って、数年前の全体研修で坂口さんが言ってくれたのが印象に残ってて。

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坂口:(笑)

田柳:「できない」もお互いに発信できて、「そうだよね」って認められる方が良いですよね。坂口さんが言ってくれたことで「私もつらかった」って言うことができましたし。だんだんと、発言し合えるようになってきていると感じてます。

坂口:「言っちゃいけないんじゃないか」って思っちゃうようなことでも、考え方を変えて「言ってもいいんだよ」って、安心・安全な場にしていくことって大事ですよね。

山下:ですね!
ただ、この話だけ聞くと「ACE、完成されてる…!」という印象を抱くかもしれないですが…、中に入ったら分かると思うのですが(笑)、完成されたものでは全然ないんです。

日々実践して成功・失敗を繰り返しながら、みんなで「こっちの方にいきたいよね」を確認しながら、それぞれのペースで進んでいっているのがACEなのかなと思ってます。

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中編では【ACE大喜利:「ACEに入ってから気づいたこと!」】よりお届けします。ぜひご覧ください!

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