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ヤムイモとプランテンバナナ…ガーナ料理はこれなくしては成り立たない!

「主食」・・・おそらく日本人にとっての主食は「米」と答える人は多いでしょう!私もそう思います。もちろんうどんもそばもパンもスパゲティも食べますし、人によってはラーメンが主食という人もいるでしょう。(ちなみにうちのスタッフに以前「主食は日本酒」と答えた人がいました…)

ではガーナ人にとっての「主食」は…もちろんコメも食べます。先に紹介した「ジョロフライス」もそうですし、普通のご飯にトマトベースのシチューをかけた「ライス&シチュー」もあります。ただその主食の種類は日本よりはるかに豊富で、トウモロコシ(メイズ)、イモ、パン、雑穀(ミレット、ソルガム)なども普通に食べます。

そんな中で、ガーナでも頻繁に出てくる二つの「主食」、ヤムイモとプランテンバナナを紹介します。

ヤムイモ

日本では「山芋」「自然薯」といわれる粘りの強いイモ類がありますが、ヤムイモはその同種のものといわれています。

上の写真のように非常に大きく、道端で山積みになって売られることが多いです。

ガーナではこのヤムイモを、ゆでてソースと一緒に食べたり、フライドポテトのようにしてあげたり(実際Fried Yamとして道端でファーストフードとして売られています)、また先に紹介したフフにもヤムイモは材料として使われています。

ちなみに私はフライドヤムと揚げた魚(アジやサバ)を一緒に食べる、ガーナ版フィッシュアンドチップスがかなり気に入っています!ガーナではそれを赤くて辛いソースをつけて食べます。

ヤムを揚げてフライドヤムを作る
揚げた魚とともに、ガーナ版フィッシュアンドチップス!!

なおデータ*によると、ガーナはナイジェリアに次いで世界第二位のヤムイモの生産国となっています。
*Knoma World Data Atlas : https://knoema.com/data/agriculture-indicators-production+yams

プランテンバナナ

日本で「バナナ」といえば甘い果物の印象が強いと思いますが、このプランテンバナナはそれほど甘くなく、どちらかといえば「イモ」のような味と触感なのが特徴です。また大きさも日本のバナナよりはるかに大きいです。

なお主食に使われるプランテンバナナはガーナだけでなくアフリカや中南米、東南・南アジア、大洋州諸国などでもよく食べられています。

プランテンバナナ(木になっているもの)
プランテンバナナ(収穫した後のもの)

ガーナでは、ヤムイモと同様に、ゆでてソースとともに食べたり、フフの材料に使われたりすることもあります。また薄く切ったものをポテトチップスのようにしたものや、網に載せて直火焼する「焼きプランテン」も軽食として人気があります。味としては甘味は弱く、イモに近い味と触感です。

焼きプランテン

アンペシ

ACEがガーナのカカオ生産地で実施している「スマイル・ガーナ プロジェクト」では、プロジェクト地を周っている間は地元の人が作ってくれるものを食べることが多いです。その際にフフと並んでよく供されるのが、ゆでたヤムイモやプランテンバナナにソースを添えて出される「アンペシ」と呼ばれる料理です。

ココヤムと呼ばれる小さいイモ(これもよくガーナで食べられます)の葉っぱを魚の出汁とパームオイルで煮込んだ「コントムレシチュー」やトマトソースなどと一緒に食べます。

ヤムとコントムレシチューのアンペシ
プランテンとトマトシチューのアンペシ

フフやジョロフライスと並んで日本人にも食べやすいので、よく作ってもらいます。実はプロジェクト地へのモニタリング「数日間かけてプロジェクト地の訪問をする」に行く前に、スタッフから献立表を渡され、食べ物の希望を言われることがあります。

私や他のACEスタッフが同行するときは、やはりフフ、ジョロフライス、アンペシが多くなります。私も大好きですが、最近は年のせいか、油が多いシチューだと胃がもたれるようになりました・・・(苦笑)

次回は、日本人はあまり食べませんが、ガーナ人スタッフが大好きなメニューを紹介します。

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