ビタミンB7(ビオチン)
ビタミンB7は、エネルギー産生やアミノ酸代謝、さらには脂肪や糖の合成に働くほか、細胞が正常に機能するために必要な補酵素としても働くビタミンとされている。
【機能】
・糖や脂肪酸の合成
・糖新生
・胎児の発育
胎児の神経管形成や成長に関与し、神経系の発達をサポート
・抗炎症作用
抗炎症物質を生成することによってアレルギー症状を緩和
糖質の摂取量を減らしている人にとっては、大切な栄養素になってきます。
【不足すると…】
・アトピー性皮膚炎
・結膜炎
・脱毛
・食欲不振
・うつ
・白髪化
・筋肉痛
・疲労感
・免疫生理作用低下
・リウマチ
・シェーグレン症候群
・クローン病
・インスリン分泌能力の低下
【摂取した方がいい人】
・糖質を制限している方
・体脂肪を減らしたい方
ビオチンには、AMPKというエネルギーセンサーのような役割をしている酵素で、これが活性化すると「体内のエネルギーが不足している」とカラダは考えます。そして、体脂肪を燃やしてエネルギーに変えようと働きます。つまり、AMPKが活性化すると体脂肪が燃えやすくなる
【どんな食材に入ってる?】
酵母、まいたけ、にわとり肝臓、からし粉、鶏レバー、豚レバー、大豆、牛乳、卵黄、鰯、玉ねぎ、玄米など
【摂取量】
50μg/日(12歳~)
・卵 4個
・らっかせい 50g
・アーモンド 200g
・しろきくらげ 60g
・きくらげ 200g
・鶏レバー 25g
・牛レバー 50g
・玄米 400g
・大豆 85g
【摂りすぎると…】
通常はなし
【効率の良い食べ方】
水溶性ビタミンですが、食品中ではタンパク質であるリジンと結合した形で存在しており、ゆでたり煮たりしても流出しにくくなっています。加熱しても安定しているので、調理しても壊れることを気にする必要がありません。
ただ生の卵白を大量に摂取すると、吸収されなくなることもある。
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