青い木と息

思考の垂れ流し

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失恋してみた

3日あれば人間は見違えるほど成長することもあるそうだ。 おれはどうだろう、失恋してみた結果は。 ただ勝手に諦めただけなのだが、特に変わり映えはなかった。 進歩もなければ後悔もない。後悔と呼べるほどの大恋愛でもない、少なくともおれは好きだと伝えることすら出来なかった。そんなもんか。 前の彼女にプロポーズしてフラれてから、まともに恋愛してないな。恋に恋するくらいでちょうどいいんだと悟った気もする。 正直疲れるし、余計なことを考えずに済む。 コスパが悪いんだな、恋愛ってのは。だから

    • 無題

      小蝿すら関心を示さない絵に描いたような安っぽい和室によく合うライトだなと感心しつつ、淡々と定期的に濾過する水槽のフィルター音ですら耳障りなほどに静かなる、夜。 乾燥しエアコンで夏を感じさせない心地よさ、ベッドをソファ代わりに、こうしてスマホで駄文を垂れ流す。 もしかしていやそんな前ともかくねえ色んなことがあった。ほんっっとに。 そりゃそうだご覧の通り見かねたさながらバケモノと言わんばかりの。 酷くつらい 孤独だ 今ぱっと頭に思い浮かぶのはあの人。 もしかしたら僕たちは

      • この瞬間の自分が人生で最も若い

        こんなことは言われなくても分かってるとは思うが、人生は1発ガチャのリセット不能リアルタイムロールプレイングである。 全ての行動には意志が伴い、細やかな選択の繰り返しによって現在の自分が構成されている。 無駄なことはないという。 これは無駄にするかどうかは己次第ということであり、例えば会社倒産や大きな借金、大切な人との別れ、災害などによる事故などかなりの代償を伴う状況下も多々ある。 しかし、このアンドゥ不可縛りの人生においては、最早生きるしかない。 死ぬ理由の方がその人にとって

        • やはり雨は止むらしい

          毎年この時期になってから思い出す梅雨という名の気圧変動地獄、そういう弱りきった時に助けてもらうのは大抵の場合他者の存在だ。 特に音楽仲間の場合が多いが、先日のお台場で行われた展示会で、芸術を愛し志す人達との交流は兎角得難い貴重な時間、体験だと痛感させられた。 そもそもがマイノリティである、所謂社会という名のユートピアでは生きづらい我々は、理解されない、話が全く通じず金や異性の話ばかりしていて入り込めないなどの状況は、存在を知られないことと同じくらいに茫然とし、仕方ないと諦め

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