無題

小蝿すら関心を示さない絵に描いたような安っぽい和室によく合うライトだなと感心しつつ、淡々と定期的に濾過する水槽のフィルター音ですら耳障りなほどに静かなる、夜。
乾燥しエアコンで夏を感じさせない心地よさ、ベッドをソファ代わりに、こうしてスマホで駄文を垂れ流す。

もしかしていやそんな前ともかくねえ色んなことがあった。ほんっっとに。
そりゃそうだご覧の通り見かねたさながらバケモノと言わんばかりの。

酷くつらい
孤独だ

今ぱっと頭に思い浮かぶのはあの人。

もしかしたら僕たちは、うまくいくのかもしれない。

そんな微細で起こりうるはずのない可能性を、たまには心から願ってみるのも悪くない。
人生は細やかな選択肢の連続であるが、どこをどう間違えたのか今まできた。

生きている、それが証だ。

同じ時代に生まれ育っただけでも奇跡的だろうに、何をおこがましい。

ぼやけた視界が映す物質の量、量。

依存しているのだろう、執着でもあるまいに。
わざとらしく溜め息をついたところで現実は変わるわけでもなく、刻一刻と馬鹿正直に時間は経過していく。
一人でいることが、とても重苦しい夜だ。
間接照明がなんとか自分の存在を証明してくれているような気すらしてくる。
全く、嫌な時間。

もしも願いが叶うなら…

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