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やはり雨は止むらしい

毎年この時期になってから思い出す梅雨という名の気圧変動地獄、そういう弱りきった時に助けてもらうのは大抵の場合他者の存在だ。
特に音楽仲間の場合が多いが、先日のお台場で行われた展示会で、芸術を愛し志す人達との交流は兎角得難い貴重な時間、体験だと痛感させられた。

そもそもがマイノリティである、所謂社会という名のユートピアでは生きづらい我々は、理解されない、話が全く通じず金や異性の話ばかりしていて入り込めないなどの状況は、存在を知られないことと同じくらいに茫然とし、仕方ないと諦めることすらある。
会話という行為自体が即興アートに近いと思っている節もあり、それによって受ける刺激は凄まじい。どんどんアイデアが湧いてくる。
もちろん体調心境は大きく影響するが、いくらビデオ通話が発展しても直接「会話」する面白さには敵わない。
もちろん、電話や文面での気軽さに助けられてもいるが、対面し五感と語感を使い互換したり交差する愉しみは、双方向性即興ライブの緊張感すら覚える。

表現方法が違うだけで所謂「ゲージツ」だけでなく、美、食などに特化した人達の話も面白い観点や発見をくれる。
それが毎日では疲弊するが、やはり人間が好きだ。

文章も少しずつだが書いていこうと思う、普段の名義とは違うので妙な不自由さもここにはない。

全ての未完成な感性に歓声と花束を。

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