ん?違和感から入った世界とは…『線は僕を描く』
「線は僕を描く」?「僕が線を描く」んじゃなくて・・・?
ちょっとした引っかかりを感じてこの本を手に取りました。
主人公は、両親を事故で失い、自分の「ガラスの部屋」に閉じこもって出てこれずにいた青年。その彼が”水墨画”を通して、自分を取り戻していく物語です。最近映画化もされたようですね。原作を読んでしまうと映画に行くのが若干怖くなるので、見に行くかどうかには悩んでいますが・・・。
水墨画については何も知らない主人公ですが、師匠は「何も知らないことが力になる。何もかもがありの