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大人になってからの傷 親の話

久しぶりに、親とのことを書こうと思います。

ちょっとさかのぼって記事を見てみたら、具体的に親のことを書いたのは一ヶ月くらい前でした。やっぱりね、絞り出すのってどっかしら無理がきます。一旦出したら心が落ち着くまでの時間が必要みたいです。

さて、どこまで書いたのか、とも思うし、特に順番があるわけではないし。多分、はっきりと「これが嫌!」ということを書いたんじゃないかな。思いつくままに書けばいいかなと思うけど。

ということで、今思いつくのは第二期のことかな。第二期ってなんやねーん!だけど。

私は二度傷ついたんだな、と思っています。子供の頃についた傷と、大人になってからついた傷。

で、大人になってからのことを書いてみようと思います。

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自分が子育てをする中でなかったことにしてきた傷がうずき始めました。

私はさずかり婚でした。あの頃は出来ちゃった結婚でしょうか。だから喜ばれなくても仕方ないと思っていました。ただ二人目ができた時も、「今度はいいんじゃない」とぶっきらぼうに言われただけで。最初は何にも思っていませんでしたが、後から考えたらそれはないだろ、ひどいなーと悲しく思いました。


子どもが小さかった頃は実家へ行くことを母親が嫌そうにするので、歓迎されていないのだなと思っていました。

私がめまいで動けなくなった時、夫も連絡が取れず2歳と0歳の世話に困り実家に連絡しましたが、助けてもらえませんでした。ただその頃はまだ祖母がいたので仕方ないと思っていました。

でも、祖母がいなくなっても頼ることはできませんでした。もう悲しみたくなかったんでしょう。


両親が相続でかなりの額を払わなければいけなくなり、不憫に思い同じ家に住むことになりました。今思うと、なんでそこまでしなきゃいけないと思っていたのかと、自分に怒りさえわいてきます。

一緒に住む前、母親のプールの送り迎えもしていました。不幸な可哀想な人達だから私が喜ばせてあげなければと思っていたのかな。多分子供の頃からの積み重ねの色々があるんだろうと思います。

嫌われたくない、見捨てられたくない、役に立たなきゃいけない、愛されたいとか。



とにかく私は歓迎されていない(愛されていない)との思いから、私なりに一生懸命親を喜ばせようとしていたように思います。


たまに一緒に食事をしたり、妹家族も呼んで誕生会などもしていました。この頃が、両親にとっては理想の形だったのかもしれません。食事に呼ぶことを両親は喜んでいました。でも私はそれがだんだん負担になってきました。子どもが喜ぶから頑張ったし楽しめましたが、子どもが大きくなってからは、両親や妹家族のためには頑張れませんでした。

大変だから嫌と言えばいいのに嫌と言えませんでした。


私はパートで働いてもいたので、疲れていました。家事を手伝って欲しいと頼みましたが、「洗濯くらいは取り込むけど‥」と嫌そうにされ、強くは頼めませんでした。たまに食事を作ってくれたり、掃除機をかけたりして欲しかったんだけど。

家に両親がいるのに、友達に子供を見てもらったこともあり、何してるんだろうと思いました。祖母がいなくても、同じ家にいても手助けしてはもらえませんでした。

私は期待していたんだと思います。祖母がいなくて大変じゃなければ手を貸してくれるんじゃないかと。理由があるから、私に構ってくれないだけだと。本当は愛されていると。


だけどただ、自分の手を煩わすことをしたくないだけなんだと理解しました。自分をもてなしてもらうことやってもらうことは喜ぶけど、自分はしたくないだけなんだと。

この頃の私にとってそれは、愛されていない証拠になりました。

子供の頃についた傷は、自分で考えた理由で必死にふさいできました。でもその理由が違っていたんだと、傷の上から新たにナイフでグリグリとえぐることになってしまいました。


こうなってしまったら、愛されていない理由だらけになり、私はどんどん苦しくなっていきました。



この頃はまだ、彼女のことをいっちょまえの母親だと思っていたんですねー。だからこのくらいはしてくれるだろ、とか私のことは可愛くなくても孫は可愛いだろとか色々期待してたんでしょうね。

今は、彼女は自分の周り半径50cmのことしか考えられないんだろうな、そんくらいのキャパしかないんだろうなって思ってます。

で、可哀想だったとも不幸だったとも思ってません。好きでやってんだろうなって。だからできることは自分でやってって思います。私が幸せにしてあげなきゃなんて思っていません。

自分をすり減らしてまで何かしてあげなきゃ、なんて思わないようにしようと思うし、思わなくなりました。


私が私を一番にしてあげないでどうする!と思っています。


まだ昔の感情を思い出してしまうので、今はなるべく関わらないようにしています。


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