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会社員こそ、自由だと今でも思う

下記のアメブロは、独身になってすぐぐらいから書き始めた当時のブログである。

書き始めた時のタイトルはこれではなかったが、結局書き始めて3年ぐらいでこのタイトルに変更した記憶が残っている。なぜなら、書き始めた当初は「このまま会社員でいいのか」と悩んでいたこともあったからだ。

1月末から3月にかけて、過去に一緒に働いたことのある同僚やメンバーが立て続けに退職した。一緒に働いたことがあっても私より若い人たちなので、キャリアとしてステップアップの転職なことが多かったのだが、唯一残っていた同期が退職した。私と同じぐらいの年齢で中途入社組の同期なのでかれこれ14年半程働いていたことになる。彼女は第二の人生的に全然違うことをやるようだった。

改めて「私はまだこのままでいいのか」と考えるきっかけになった。

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私はもうれっきとしたアラフィフでまだ50にこそ到達はしていないけれど片足は突っ込んでいる。よって、お分かりのとおり私自身が管轄する部署があり、気づけば80人以上のメンバーが毎日おそらく楽しく働いてくれている。私はいわゆる「中間管理職」だ。

世の中の中間管理職の評判は正直良くない。管理職になりたくない若者も多い。最近は生涯同じ会社で働くことが当たり前ではなくなってきているので、何年も同じ会社にいて管理職になっていく人というモデルも少ない気がする。何を隠そう、私も昔は管理職になんてなりたくなかった。それでも今は「楽しい」と思える。

そもそも、女性が長く同じ会社にいて管理職になっていくなんていうロールモデルもみたことがなかった。今は珍しいことではなくなっているのかもしれないけれど、少なくとも私が社会人になった2000年頃は見当たらなかった。それもあって、女性で会社員で管理職をしている人に出会う確率が少ない。だから、30代後半は「このまま会社員でいいのか」と思い悩んだのだ。

私自身、管理職になって思うのは、管理職は「偉い人」ではない。管理職とはあくまで職種の一種であってさまざまな調整役をしたり、同時並行で起きるさまざまな課題の管理をしたりすること、しかないと思っている。この「さまざま」には人事、労務、総務、採用、評価も含まれるし、いわゆる業務上の課題も含まれる。
私の会社はインターネットサービスを生業としており、私の部署はその足支えとなるシステム開発を行うのが業務であるから、さまざまなことには昨今のAIやDX化なんかも含まれてくる。

到底一人でできる仕事内容ではない。会社という大きな器にいて、いろんなスキルを持った人たちがその会社という器の中にいてくれるからこそ、実現できていることが多いと感じる。私はその人たち同士を繋げ、モノを形作っていき、世の中に送り出すお手伝いをしている、と思う。

もともとは父親の巨大な電卓をたたくキータッチ音が好き、というところから、パソコンと英語を使う仕事をしたいというきわめて単純な希望だけで、右も左もわからぬまま社会にシステムエンジニアという職種で会社員としてデビューした。3回転職し4社目の今の会社に気づけば14年半弱過ごしている。そして、学生時代に思い描いていた通り、今はパソコンと英語を使う仕事をしている。
なんなら英語は学生時代よりも今の方が読めるし聞けるし書けるし話せる。会社員生活で自分の同僚に日本語の話せない外国籍がいることになるなんて思ってもいなかった。そのおかげで必要に迫られてやらざるを得なくなって身についた。おそらくこんなことは会社員じゃなかったらやってない。お分かりのとおり、私は海外留学経験もないが、英語を使って日々仕事をしている。

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個人事業主に憧れがないわけではない。ただ、会社員であることで考えなくて良くなることはたくさんあると思っている。個人事業主だと「オフ」の時間も完全に「オフ」になれないことが多々ありそうな気がするのだ。一人で事業をすることはある意味「自由」だが全てを自分で回さなければ何も動かないわけだから。

会社員こそ、自由だ。

会社員は時間や制約はある。でも携われる仕事の規模は一人で全部やることより大きい。会社というネームバリューを使うことだってできる。一人でできないことをやり切る体験も味わえる。そして有給休暇という自由な時は、本当に自由でいられる。

第二の人生も考えないといけない時期にはなってきたけれど、まだもう少し会社員で頑張ろうと思う。第二の人生の設計は、会社員であるときにしか得られない自由な時間に考えればいいのだから。

#会社員でよかったこと

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あっち
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