満月の時間 香草クルーズ
1か月以上前、このTwitterを発見し即行で申し込んだ。まだ1か月以上先の話だけど、週の半ばだから彼も必ず大阪にいるだろうと見越して2名で予約。
予約完了したのち、彼に「この日の夜はあけといてね。外でベトナム料理食べますから」と宣言。そんな日がとうとうやってきた。
彼も気にしてかものすごく早く帰宅してくれたので、散歩がてら歩いて船着場まで。到着するとすでに船の上ではベトナム料理のセッティング中。
今回のベトナム料理はこちらのお店からのご提供とのこと。
『ブンチャー、揚げ春巻、香菜マシマシのハノイ料理』にハノイビールも追加で頼める。だからこそずっと彼を連れてきたかったクルーズに誘いやすかったのもある(笑)
今回のクルーズもわたしたち含めて2人ずつ4組、合計8人で。まずはお料理の説明を聞きながらゆっくりとスタート。
天満橋の八軒家浜船着場からスタートして、船はまず大川を北上していくように進んでいく。ほどなくして、大阪城が見える場所へ。
このスポットは少し前まで日本経済新聞のビルが建っていたのだが、今は工事中なので都合よく眺めがよくなっている。とはいえ、2025年頃にはヒルトンホテルが建ってしまうので、また景色が変わってくるんだろうなと思う。
船はそのまま進んでいき、安藤忠雄建築の1つでもある通称「銀橋」をくぐる。そこで実感する。いつもよりもかなり水位が高い。銀橋の底がこんなに間近に感じたことは未だかつてない。船長さん曰く、満潮だけでなくいろんな気候の影響を受けているらしい。
銀橋を過ぎたところでUターン。再び大川を南下し、今度は京橋を超えて寝屋川へ入っていく。すると、大阪城外堀のさらに外側から一番近くに大阪城を眺めることができる。夜でお盆休み突入ともなると、この界隈にある大阪ビジネスパークのビルも電気が消えており、ライトアップされた大阪城を眺めるのに最高のポジションだ。
川沿いのビルもさすがにお盆休みなのか電気が消えていて、きれいに鏡のようになってくれている。満月と大阪城がきれいに両方映り込んでくれた。なかなかこのようなタイミングはない。結構レアなスポットだ。
かなり静かな大阪城と月を愛でたあとは、再び大川へ戻っていく。今回のクルーズでは、なかなかキャッチできないレアなスポットがいくつかちりばめられていて、次のスポットもそうだ。
天満橋は川にかかっている橋でも大きめのほうなのだが、この橋は裏側からスポットライトのようにいくつか電灯が点滅しており、川を照らしだしている。もうかれこれ10年以上なので、なかなかこのメンテナンスも大変らしい。最近ようやく復活したとのことで、通常は丸でしかないスポットライトの中でも1つだけ星型になっているところまで船は進んでくれる。
川面に映る形も星だが、船の床やテーブルに映るほうがくっきりと見えてなんだかロマンチック。これ、見せたかったんだよね、彼にも。ちょうどよかった。
船はそのまま堂島川のほうへ進んでいく。ちなみに中之島は北側が堂島川、南側が土佐堀川となっている。とはいえ、この水位なので、行けるのはギリギリ水晶橋の手前までだ。
堂島川沿いは中之島公園やバラ園界隈を眺めながら、これまた安藤忠雄建築のこども本の森中之島を眺めつつ、鉾流橋の手前からは大阪市中央公会堂を川から眺めたりもできる。
水晶橋は映画の撮影場所にもよく登場しているスポットなのだが、知る人ぞ知る場所だ。もともとは堂島川可動堰というゲートだったのだが、今は名実ともに橋だ。わたしはこの橋が大阪八百八橋の中でも一番好きだ。
Uターンして、八軒家浜まで戻ってトータル約1時間半程のクルージング。
川の上はずっと風がそよいでいてとても涼しくて(なんなら軽いものは飛ばされるぐらい吹いている)、彼もいいねぇという感じの「ふぅ~ん」という相槌を打ちながら、夜風に吹かれて気持ちがいいのか寝そうになっていた(笑)
ベトナム料理を水上で食べながらほぼ満月を愛でる。海外旅行に行くにはまだちょっとめんどくさい最中、夜にベトナムの水上マーケットへ来ている気分になれてちょっとした異国情緒も味わえた。
このクルーズは企画クルーズなのでもうやってないが、通常クルーズはずっと行われているので、ぜひ夜のクルーズにも乗ってみていただきたい。普段着、かつ都会で楽しめるアウトドアだと思う。
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