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「価値観の違い」にハグ

最近、価値観についてよく考えます。
家族と話すとき、親友と話すとき、恋人と話すとき、海外から来た留学生と話すとき、年配の方と話すとき、みんなそれぞれが違う考えをもっていて、判断基準もさまざま。
そんな当たり前のことを、改めて実感して、悩んだりすることが多いなと、ふと思いました。

価値観って何だろう。どうやって形成されていくのでしょうか。
辞書に言わせれば、価値観とは

「個々の人が物事を判断する際の基準や規範を指す言葉である。これは、個々の経験や教育、文化背景などにより形成され、人々の行動や選択、意思決定に影響を与える。」

とあります。
さらに、「価値観の違い」については

「『考え方や行動が一致しない・相容れない』というニュアンスを込めて用いられることが多い。とはいえ必ずしも仲違いにつながるわけではない。むしろ価値観の違う人を受け入れることが多様性(ダイバーシティ)につながる。」

と書かれていました。

ふむ。

ではここで、Mr.Childrenの『口がすべって』の一節をどうぞ。

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誰もがみんな大事なものを抱きしめてる

人それぞれの価値観、幸せ、生き方がある

「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど

想像を超えて心は理解し難いもの
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さらに続けて、SEKAI NO OWARIの『Dragon Night』の一節もどうぞ。

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人はそれぞれ「正義」があって

争い合うのは仕方ないのかもしれない

だけど僕の嫌いな「彼も」

彼なりの理由があると思うんだ
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このミスチルの『口がすべって』の抜粋部分は2番の民族紛争を歌っている歌詞で、1番の恋愛の内容とはガラッと変化している印象を受ける曲です。
そして、セカオワの『Dragon Night』もクリスマス休戦をテーマに書かれた歌詞です。

実はどちらも戦争がテーマになっているのだなと、最近気づきました。
戦争について語りたいわけじゃないのですが、これまで聴いてきた曲たちを思い返すと価値観について描写している曲は沢山あるなと思ったのです。

今、自分の周りには就活を頑張っている人、留学に行っている人、学校が合わない人、将来について色々と悩んでいる人、沢山の人達が一生懸命生きていて、彼らの考えやモヤモヤを聞く機会があります。

これまでは、小学校から中学校、中学校から高校、などと言うように、数年先の自分がどこで何をしているか、なんとなくイメージが掴めていた気がします。
だけど、大学生になると、これから先の未来をどのように生きていくか、どこで何をして誰と過ごすか、選ぶ道を決める基準は本当に人それぞれです。
だからこそ迷うし悩むし、そんな話をたくさんしているから価値観の違いに気付き、考えているんだなと思いました。

何を軸に物事を決めているのか。そもそも自分の軸って何だろう。
自分の中に、核となる判断基準みたいなものがあるのか、それとも周りの意見や流れに飲み込まれやすいタイプなのか、いろんな人と対話をしていると相手も自分も赤裸々になっていくことがよくあります。

時には考え方が違い過ぎて感情的になるときもあるし、人間関係に支障をきたすことだってあるかもしれません。

でも思うのは、
人それぞれキャパも考え方もタイミングも違うけど、みんな何かに向かって頑張っている。
やり方とか振る舞い方で理解できない部分も沢山あると思うけど、それはその人が大切にしたいものが自分と違うっていうだけのことかもしれない。
だから、周りとか世間と比較して嫉妬したり落ち込んだり、逆に偉そうにする時間ってあんまり意味のないことだなって思いました。
相手を思いやる気持ちさえあれば、でも思っているだけじゃなくてたまーにそれを相手に見せながら過ごしていけば、きっと大抵のことは何とかなるんじゃないかなと。
そのためにはいつも心に少しだけ、ゆとりを持たせることが大事なのかもなって。
そんなことを考えていました。

先日、大学の環境教育学という授業で、NVC(Nonviolent Communication)についての講義がありました。

ー「どちらが正しいか」ではなく、「何を大切にしたいか」を話し合える場をつくることー

自分の感情=シグナルを大事にしながら、自分の弱さも他者の弱さも知って抱きしめて、思いやりながら生きていけたら世界は少し温かくなりそうです。☺︎

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