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「ニューシネマ・パラダイス」    4回目視聴

絶対泣くとわかっていましたが、泣いてもいい気分だったので、アマゾン・プライムで「ニューシネマ・パラダイス」見ちゃいました。これで4回目。 やはり涙があふれ、止まりませんでした。
1989年のイタリア映画で不朽の名作。どんな説明も陳腐に聞こえるので、 本当は省きたいところですがちょっとだけ解説。第2次大戦後間もないシチリア島の田舎の村。貧しいけど陽気なイタリア人気質と、美しい田園風景を舞台に、映画好きの少年トトと、村唯一の映画技師でトトに決定的な影響を与えた初老のアルフレドの話。

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見るたびに、印象に残る場面が微妙に変わりますが、今回、心につき刺さったのは、次の場面でした。青年になり、将来に迷いを抱え始めたトトと、不自由な体で、引きこもり勝ちになっていたアルフレドとの会話。

トト:「アルフレド、最近みんなと話さないんだって?何故だい?」
アルフレド:「そのうちお前にもわかるよ。話をしても、しなくても同じなんだよ。だから話さないんだ。」
一方でアルフレッドは、「お前はこの村にいては駄目だ。ローマに行け。 俺はここでお前のうわさを聞きたい。」と言います

アルフレドはこの村を愛していて、卑下しているわけではありません。  でもアルフレドは、トトにはもっと大きな世界に羽ばたいて行って欲しいと思ったのです。だからトトを村から追い出すことだけにこだわりました。

でもアルフレッドは、「もうここには戻るな」といいつつも、トトに大事なものを残したのでした。

運命に翻弄されつつ、時間によって変わるものと変わらないもの。

何度見ても、心にしみる、とてもいい映画です。心が洗濯されました。
それではまた。



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