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『戦場のメリークリスマス』戦場の異常さの中で育まれる友情とは?

 デヴィッド・ボウイの枯れかけた美しさ、たけしの芝居が下手ながらの異様な存在感、坂本龍一の残酷さの中で隠しきれない弱さ、そしてあのテーマ、見事だった。
 大島渚の映画をフルで観たのは初めてか?ドラマというより、映像詩といった感じだった。戦争の醜さを観客に見せつけるのではなく、全ての感情は複雑で、愛と憎悪は揺れるものであると、2時間を通して描いている。
 この映画が起点に、坂本龍一もたけしも人生が変わる。あまりにも有名で、あまりに異端な映画。

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