見出し画像

社会人11年目で簿記3級を取得した話

あっかです。

社会人歴2ケタ&30代半ばにして、
簿記3級を取得してきました!
資格を取得できたことだけでなく、
社会人になって勉強することやスケジューリングしていく事自体
新鮮だったので、まとめておきます。

簿記3級って何?については、こちら。


きっかけは貸出図書

私の今いる職場は、いわゆる「カブシキガイシャ」ではありません。

株式会社に就職した友人達の話に着いていけなかったりするたびに
経済の仕組みってよくわからない
世界中にたくさんある会社ってそもそも何なの?
とうっすらとコンプレックスになっていました。

とはいえ、気になるのなら自分で勉強すれば良いだけのこと。
それすらしなかったので、単純に面倒だったのでしょうね。過去の私。

読書欲が増えてきた先日、図書館で借りてきた本の中に
会社法と最近の改正を平易に解説したテキストがありました。

書店でも、吟味しないでフィーリングで何冊も買うタイプ。

その中で、会社の経理・帳簿付けの話題から
「この一連の流れを処理するスキルの保有を証明する資格が簿記」
との記載がありました。

簿記がわかれば解決するのでは?

今までずっとよくわからないでいたカブシキガイシャが、
簿記を勉強すれば少しわかるかもしれない。
今までのコンプレックスが少し解消するかもしれない。

よし、いっちょ勉強してみるか。

と思ったのが、今年の正月でした。

ワーママ的スケジュール

前提として、非常に飽きっぽい性格。
子どもと一緒のスペースでは邪魔されて集中できない。
試験で土日を潰されたくない。

というわけで、消去法的に作戦が決まりました。

1.2か月程度の勉強で合格を目指す

2.平日の日中と土日の昼寝タイムで一気に詰め込む

夜はやらないのかって?子供たちと一緒に寝落ちしちゃうのですよ。

3.ネット試験を受験する

思い立った正月からほぼ2か月後の試験日を設定して、
即座にスマホから申し込みました。
2月末に従来型の紙試験があるので、
それに向けた追い込み情報がぼちぼちと出てくることも期待していました。

さて、試験費用も払っちゃったし、もったいないから合格しないと!

1月に目指したのは、テキスト読了とひととおりの理解でした。
テキストはこちら。※今は新版が出ています。

保育園に子供を送って帰宅し、
コーヒーを飲みながら読み進めて確認テストを解く。
何単元か読んだら、仕事に戻る。

というペースで1月がほぼ終わりました。

結構もう理解できてるんじゃない?試験日前倒ししてもいいかも?
なんてニヤニヤと思っていた2月頭。

過去問が全然解けない。

びっくりしました。何点満点だったっけコレという感じです。

過去問対策がメインイベント

教科書を読んでいればあらかた定着していた時代が終わったことにようやく気付き、
作戦変更を余儀なくされました。

過去問を開く
1.解ける!と思ったら回答→答え合わせ→解説を読む
2.なんだこれ?と思ったらテキストを開く→カンニングしながら回答(ほぼ写している)

この繰り返しでした。

ぱっと見てどうしていいかわからない問題に時間をかけて悩んだところで、
わからないものはわからないんです。
テキストの内容が定着していないから。

使った過去問はこちら。※今は新版が出ています。

大半テキストカンニングをしながら解いているうちに、
徐々にテキストに戻る回数が減っていることに気づきました。
あ、何を問われているのかわかってきたんだな、と。

仕訳の用語選択などは満点が見えるようになったのに対し、
財務諸表などの大問はなかなか正答率が上がらず。
とにかく計算ミスが多いんです、電卓あるのに

でも、
財務諸表がわかればカブシキガイシャコンプレックスがなんとかなる!
という謎の思い込みがモチベーションになり、
くじける事はありませんでした。
あと、たぶん残り日数が少なくて投げ出している余裕もなかったのかも。

また、テストセンターではPCを使うことはわかっていましたが、
過去問はあえて解答用紙(すでに埋まっている数字とか)を
すべて書き写すところから始めていました。

問題をただ読むだけより、なんとなく数字のバランスがわかってくるんです。
(売上が他より一桁多いとか。借方の費用の桁はいつも小さいとか。)
これが見えているだけで、計算ミスに気づきやすくなりました。

さらに、書き写す時間も含めて設定時間内で解く練習をすることで、
回答のスピードアップが否が応でも求められます。

試験当日

仕事の午前休をとった平日。

いつもどおり子供たちを保育園に送り届けてテストセンター近くのカフェへ。
最後の追い込みです。

緊張しているのか全然頭に入ってこない。
いつも普通に飲んでいるコーヒーでお腹がぎゅるぎゅるする・・・

早々に諦めて住宅街の中のテストセンターへ向かいました。

受付を済ませてPCルームに入ると、すでに10人近い先客。
カチ・・・カチ・・・・とクリックの音がときどきするだけの空間。
はっきり言って怖いです。

簿記以外の試験も何種類も同時に行われているようなので、
大半の人がマウスだけを使っていました。

指定されたPCの前に座り、
危うくロッカーに置き忘れそうになった電卓と、
配布された紙とペン、受付用紙をしっかり並べて受験開始です。

大問は3つ。(従来型は5つ。試験時間短縮の分減ってるんですね)

大問2の前半がまっっったく見当がつかず、即座に捨てました。
他が満点なら合格ラインは越える
と点数配分から判断できたためです。

大問3までひととおり解き終えたところで、残り時間30分=半分もある!
大問2の前半以外を完璧にすべく、見直し開始です。

と思ったら、出るわ出るわ計算ミス

大問3を半分以上直し、大問1の仕訳もいくつも修正し、
残り10分で空白の大問2前半に戻ります。

・・・やっぱりわかんねぇ。

というわけで、部分点狙いで適当に埋めます。ほんと適当。

この辺りで、自分の電卓打撃音が結構大きいことに気づきました。
両隣の人、近くの人、皆さんゴメンナサイ。

いろいろ取り返しのつかない時間が過ぎ、
「印刷」ボタンを押して退室です。

受付で名乗るとお姉さんに「合格ですおめでとうございます」
とあっさり言われ、ドキドキする時間もありませんでした。

テストセンターのいいところは、即座に採点されるところ。

でもちょっとドキドキしたかった(笑)

結果は、83/100点です。
即捨てと見直し込みで丁寧に解いた問題と、
狙い通りのバランスで点が取れていました。

振り返って。

2か月の短期決戦でしたが、結果を出せて大満足です。

落ちても4日後以降であれば再受験できるので
3月中にはケリをつけるつもりではいたものの、
やっぱり1度で終わらせたいところ。時間的にも費用的にも。

社会的に通用する資格が増えたことも、爽快感がありました。
これで履歴書に運転免許以外のこと書けるぞー!!

そして何より。

数日前まで意味不明だった文章の意味がわかり、
回答欄をすらっと埋めることができて、
採点すると大きな丸をつけられる。

この繰り返しが快感でした。

脳みそに新しい知識が刻まれていく実感・・・!

学生時代はそれが当たり前の生活で、
しかも難なく新しい知識が追加されていって、
確認のためだけの小テストとかめちゃくちゃ鬱陶しかったのに、
それが楽しみになるとは。

資格コレクターになる気持ちもちょっとわかりました。
正直、次なんの試験受けよう?ってその日の夕方には思ってたもの。

カブシキガイシャよくわかんない
経済の仕組みよくわかんない
コンプレックスが解消されたとはまだ言えないけど、
ひとつ楽しい思い出ができたということで、
私の簿記受験は大成功でした☆

次の資格受験は未定ですが、
意欲をもって狙える資格を見定められたらチャレンジしてみよう!
と思う今日この頃です。

それまでは、ひとまず複業ポートフォリオの充実を目指して
毎日頑張ります~。

これからもどうぞよしなに。


この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?