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51歳はじめての転職、新しい環境で右往左往な日々

4月に入り、早くも1週間が経過した。

新生活に入った人も多い。

私もその中の一人だ。

4月1日からはじまった転職先での初出勤から1週間。

何もかもが初めての環境はとても疲れる。

オフィス環境はもちろん、入社当日、MacBookが手渡され、MacOS未経験からのスタートである。

出退勤管理をはじめ、社内でのコミュニケーションツールではTeamsを利用。社内連絡はすべてチャット。

トイレどこ?からはじまり、休憩時間の過ごし方、社内ツールの使い方など、覚えることばかりだ。

周りは全員初対面。誰がどんな仕事をしているのかすらさっぱりわからない。

まして、社内はフリーアドレス。

毎日、固定した場所に座る人もいれば、出勤の都度、座る場所が異なる人もいる。

入社後の最初の1週間は、仕事を覚える以前に、会社の制度や各種ツールの使い方を覚えるだけで精一杯だった。

唯一の救いはスケジューラが、前職とまったく同じツールだった点だ。

使い慣れたツールが一つでも存在するだけで、心が落ち着く。

特に入社してから日が浅い今の時期において、誰が今日、どのような予定なのかを知る上で重要なスケジューラが使い慣れたツールだったのはとてもありがたい。

初めてのツールは、慣れさえすれば、これらの悩みは自然に解決する。

でも、Teamsミーティングだけはダメだ。

オンラインでの顔出しによるミーティングは圧倒的にZoomに軍配が上がる。

社内の一部の幹部に対しては、Zoomライセンスが付与されている。

理由はTeamsミーティングアプリがクソだと認識しているからだろう。

とはいえ、私のような新入社員は、Teamsでも使っておけ、といわれる弱い立場である。

入社1週間の51歳は、頻繁に映像がフリーズするTeamsを使わざるをえないのが残念ではあるが、一日も早く、仕事にジョインして、リードできる状況を作り上げていければ、私の声が社内に影響力がつき、いずれ私にもZoomアカウントを付与される日が来るだろうと思っている。

なんだかんだと1週間の時間が経過。ゆっくりではあるが、会社の環境にも徐々に慣れてきた。

社内ツールやオフィス環境に慣れてきたら、次の課題は、社内人脈の形成と現行の仕事へのジョインである。

一日も早く、会社から求められている「仕事」に対し、自分の意見を出せるポジションを作り上げなければならない。

30年近い社会人生において、事実上、はじめての転職経験である。

これまで培ってきた人脈をすべてぶった切り、全員が初対面の環境からのゼロベースからのスタートだ。

過去にも、転職ではないが、プロジェクトとして、面識のない社外の人と初対面からの仕事にジョインした経験は何度かある。

ただ、これまでの経験は、プロジェクトそのものもゼロからスタートし、初対面のチームメンバーも、取り組んむ仕事ははじめてという、スタートラインは同じだった。

今回は、現職組がすでに取り組み中の仕事があり、私一人が途中から割り込んで参入する点に過去の経験と大きな違いがある。

まずは、既存の社員の方たちが、いまどんな仕事をしていて、私がどこ部分に入り込んで仕事を巻き取っていくかのフェーズからのスタートなので、既存組のペースに追いつくまでは、しばらくストレスとの闘いは続きそうだ。

転職して不利だなと思う点について整理しておく。

  1. 入社1週間経過したが健康保険証が手元に届かない

  2. 4月末に給与が振り込まれない

  3. 半年経過しないと有給休暇が付与されない

  4. 今年の夏季休暇ゼロ

1番目は、まもなく解決するので問題ないが、手元に保険証がない時間は、純粋に生活不安である。

2番目は、これまでのルールと違っていて驚いたのだが、毎月月末締めの翌月25日払いのため、4月出勤分は5月25日に支払われるという。

新卒なら初任給は4月ではなく5月末だ。学校卒業したばかりの子たちにとっては、最初の2か月間、無収入なのか結構ツライだろう。

3番目が、個人的に一番キツイ。

世間では一般的とはいえ、私にとって、有給がゼロの期間を過ごすのははじめてであり、半年一日も自己都合休が取れないプレッシャーはなかなかである。

4番目が一番ショックだった。

昨年まで年間休日115日で、今年から一部の部署の人は120日に変更になったそうだ。

年間115日とは、月一回程度の土曜出勤があることを意味する。

それが120日となったことで、原則土日祝がお休みに制度変更されたという。

これまでの会社では年間休日125日。5日休日が少ない会社への転職だ。

この5日少ない分を、この会社では有給休暇を取得して、125日の会社と同等のような環境を維持するとしている。

4月1日入社組は、有給休暇付与が10日1日からなので、8月は夏季休暇を有給を割り当てできない、つまり、今年の初休みはゼロで過ごさなければならないのだ。

有給がフルにあっても、健康であれば通常使い切るのは稀なので、年間休日120日であっても、有給を充当し、125日の企業のような就業スタイルを作れる。

10月1日を迎えれば、大きな差はないものの、入社初年度の場合は年間休日5日少ないのはかなりイタイ。

前職の就業規則は、とても優れていた。

前職では、入社日から有給10日付与され、1時間単位の時間休も取得でき、保険証も入社翌日には手渡された。

夏季休暇も月~金まで連続休みが原則とされ、ゴールデンウィークも年末年始も積極的に有給を使って連続で休もうムードがあった。

転職活動していて、ほかの会社の休日運用ルールをみていても、前職と同等レベルの会社はほとんど見当たらないから、これらの条件は平均的といえるだろう。

一方、新しい会社が持つルールで良い点も3つある。

  • 在宅勤務OK

  • フレックス勤務OK

  • 副業OK

私は、仕事内容はもちろん、この3点があるから入社を決断した。

この3つが一つでも欠けていたら入社することはないと断言する。

与えられたミッションでは、9月末までにやり遂げなければならない仕事を完遂させる責任が与えらえている。

9月末までは、有給もなく、慣れない環境での仕事と、これまでの仕事人生でも苦しい半年間になるものの、10月を迎えれば、仕事にも余裕ができて、在宅勤務をしながら、フレックス制度を活用し、副業にも力を注げる環境が手に入る。

まずは、今の会社で実績を作ることに力を注いでいきたい。

そして副業を本業にするステップを確実にしていきたい。

51歳の新たな挑戦は始まったばかりである。

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