SEがうつ病になったお話 vol.8 職場復帰時の不安を取り除くための施策
こんにちは、エーシーです。
復職から2週間経過して、職場の雰囲気にもようやく慣れてきました。
今回は下記サイトに記載されている、職場復帰時の不安を取り除くための施策について私の体験と照らし合わせて説明したいと思います。
■当事者以外(人事部、所属部門)の施策
▼労働時間を管理する
周囲が終業時刻の際に声掛けをしてあげると良いそうです。帰りづらい雰囲気を払拭させるための配慮ですね。
【私の場合】
完全に自己管理でして、周りの雰囲気を見つつ帰りやすいタイミングを見計らって帰っていたので少しストレスを感じていました。
▼仕事内容を明確に
仕事内容について何をするか・業務量・期日等、「5W1H」で明確に伝えるのが良いそうです。
【私の場合】
「○○の書類を作ってほしい。詳細は××さん聞いて」といった感じでヒアリングを自分でしなければ作業を進められないような指示でした。
実際、書類を作ってみると考え方が違かったらしく注意を受けるなど手戻りもあったので指示の出し方はかなり重要ですね。
▼再発の兆候を確認する
再発するとミスをしやすくなるため注意をし、ミスを発生した場合のサポートするなど変調に対応したほうがよいそうです。
【私の場合】
業務に関しては全て自己発信で、上長から進捗について聞かれることはありませんでした。
優先度が高い作業ではなかったことや、多忙であったためだと思われますが、所感としては日に一度は声掛けをして進捗状況を確認するなど配慮があったほうが動きしやすいと思います。
▼通院を継続させる
職場に遠慮して通院・服薬の中断をする方がいるため、本人が受診しやすい環境づくり(早退などを認める等)をしたほうが良いそうです。
【私の場合】
私は休日に通院できるメンタルクリニックを選択したので無関係ですが、受診しやすい環境づくりは有難いですよね。
▼周囲への配慮
休職者以外への人に負担がかかることから休職中への業務を担当した社員をねぎらうことが重要とのことです。
【私の場合】
ねぎらっていたかは定かではないですが、休職中に業務を担当してくれた方は休職前と変わらず接してくれていたのでとても助かりました。
■当事者の施策
▼無理をしない
職場に復帰するとどうしても良い姿を見せようとしてしまいます。
多少気を張った状態で業務に臨むことになり、目に見えない疲労が溜まりやすいです。
・頑張らないことを頑張る
このぐらいの気持ちで臨んでみたほうが良い結果を生むのではないかと思います。
▼復職後の体調記録をつける
手帳などに、自身の体調や心情を記録し、客観的に自分の変調を把握したほうがいいらしいです。
私は休職中から好不調を感覚で記憶するようにしていて、体調が悪い状態を把握しています。それにより頑張ってはいけない場面では力を抜くようにしています。
▼規則正しい生活を送る
復職直後は想像以上に疲労が蓄積されます。
感覚では通常時の1.5倍程度の休養をとって、ようやく疲れが取れるといった感じです。
1日三食、早寝など規則正しい生活をしないと自分を追い込むことになってしまうので気を付けたほうがよいでしょう。
▼服薬・通院を継続する
主治医の治療に従い、服薬・通院は継続したほうがよいらしいです。
自分の素人判断より主治医の意見を聞いておいたほうが無難ですよね。
もし、薬が合わなければ主治医にその旨を伝えて変更してもらうなどすればいいですし、自分で服薬や通院を中断するのは危険だと思います。
▼ストレスを溜めない
通勤、職場環境、仕事内容、同僚や上司との関わりなど休職時以上にストレスがかかることを認識し、ストレスをため込まないほうが良いそうです。
言葉でいうのは簡単ですけど、かなり難しいですよね
私の場合は誰にも何も期待せず、悪いパターンを想定するということを徹底しました。うつ病だから誰かがサポートしてくれることは私の場合は考えられなかったためです。
サポートを期待せず、むしろ多少の理不尽な扱いを覚悟していって、想定より良いことが起こった時に幸せを感じたので、私には合った思考だったのかなと思いました。
自分合ったストレスを溜めない方法を模索するのが必要なのかなと思います。
■まとめ
今回は紹介したサイト内に記載された「職場復帰時の不安を取り除くための施策」を私の体験と照らし合わせて説明をしました。
サイトに記載されているのはあくまでも理想論です。
全て実施することは難しいですので、施策のいくつかが実施されたらラッキーだと思って臨んだほうが気楽でいいかもしれませんね。