Acadexitして企業転職する場合の注意

Acadexitして企業転職する場合の注意

このノートは大学院生や研究者の就職支援に特化したサービスを提供しているアカリクが事業活動の中で得た知見をまとめたものです。Acadexit(アカデミアを離脱)してポスドク(任期付き研究員)から企業への転職を考えている方に向けた転職情報をお伝えします。

転職を成功させるために考えよう

まずは「苦境から開放されたい」という気持ちを「より明るく楽しい未来を掴む」ようなイメージに切り替えましょう。ネガティブな感情が書類や面接に現れないようにするためにも、転職に対するマイナスな気持ちを払拭することが先決です。

気持ちが落ち着いてから考えるべきこと、それは「なぜ転職するのか」という根本的な理由あるいは目的です。その理由は経済的なものや将来を考えての決断でも問題ありませんが、「転職してどうしたのか」が明確になっていない方は選考の途中で落とされていきます。

ポスドクの場合は30代や40代の方が多くを占めるため、アカデミアの経験のみでも中途採用となります。採用を検討している企業からすれば社会人として年齢相応な人間性を伴った転職者の一人として見られます。これは研究職であっても変わらず、組織の中で成果を出すために他者と協力したり自己研鑽できるかという基本的なことが当たり前にできることが求められます。

企業が求める人材像を把握しておこう

最初に少し触れましたが、人間性が合否を分ける重要なキーワードとなるでしょう。20代であれば入社後に必要な研修や教育を施しますが、30代以上になると「出来て当たり前」として要求されます。特に組織の中で他者と協働するために必要な「気付き」が大切です。

専門性については職務経歴書(アカデミアのみの場合は研究経歴書にする場合もある)の内容で企業が求めているものがあるかどうか判断できます。中途採用では日本でも海外のJob
Descriptionのように具体的な職務の範囲が明確にされているケースが多く、現場マネージャーが実質的な決定権を持っていることも多いため、適性の判断は新卒よりも正確だと言えます。

面接に呼ばれる時点で有望な候補の一人となっていることを自覚しましょう。

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