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本屋さん

近所のスーパーの2階の本屋は専門書が並ぶような書店ではないけれど文庫本の並べ方が出版社別でなく著者別でとても探しやすかった。休みの日はふらっと行って次にどの小説買おうかなあとうろうろするのがお決まりだった。ロングセラーの本をぱらぱらめくり、お気に入りの著者の新刊が出ているのを知り、好奇心を刺激してくれていたあのお気に入りの書店が、春頃スーパーの改装に伴い閉店した。今では大きな商業施設に行かなければならない。
先日この辺では大きめな本屋さんに行った。文庫本が出版社別に並べられた、売り場面積の割に文庫売り場が狭い本屋(つまり品揃えはイマイチ)だけど、本屋の匂いを嗅ぎ紙に囲まれていると無くなりかけていた好奇心が少しだけ復活した。
出版社別に並べられている故、元々欲しかった本は1冊も見つけられなかったが、いつのまにか手には4冊も持っていた。本なんて嵩張るし電子でいいじゃんって言われるけど、こういう予期せぬ出会いがあるから本屋に行くのはやめられない。

こうしてまた積読が増える

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