ジェイソン・フリード『小さなチーム、大きな仕事』
ジェイソン・フリードさんは、37signalsというソフトウェアスタートアップの創業者で、37signalsは従業員16人ながら300万以上の顧客を有する未公開大企業です。
37signalsは自己資金のみ、小さなチーム、週休3日の省エネ稼働で大きな仕事を成し遂げている会社ということで名を馳せている会社でして、本書はその秘訣、ベースになる考え方を連ねた啓発本というのが正しいでしょう。
特に緻密なロジックに基づいた何かという訳ではないので、いくつか印象的だった部分について引用して取り上げることで本書の振り返りとしたいと思います。
ケースバイケースだよなぁと思いながらも、一面ではどれも正しい内容だなぁと思っていました。やはりどうしてもやった方が早いのに手続主義的に手続きを踏んでいることとかもあって、その辺りは「やった方が早そうなので進めてます」で進めるのが正解なんだろうなと。
あとは顧客要望については全く同じことを思う一方で、ROIという指標で意思決定をする組織なのであれば、計測は必要だよなぁと感じます。37signalsもそうですし、先日LayerXに訪問した時にもROI以外の基準として「顧客の使いやすさ」に投資している的な話を伺って、そういう話はどうしたら通せるのだろうか?というのがとても疑問です。「失注はしないしチャーンもしないけど、この機能は絶対にあった方がいいよね」みたいな案件。
以上〜!
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