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立入勝義『ウーバー革命の真実』

米国に住むビジネスアナリストである著者が2018年当時の米国Uberを日本に伝えることを目的とした書物です。
刺激的な考え方とか驚きとかをもたらす本ではありませんが、ライドシェアについての引き出しをひたすら増やしたい今の自分としては、読んでよかった本でした。

特に学びになった点はこのあたり。
・Uber Blackは米国でも二種免許が必要(グレードによって免許区分を分けるという発想が学びになった)
・Uberは法規制がされる前に参入して既成事実ベースで法律を変えさせるアプローチを取ることでグローバルで成功を収めた
・UberもGreenlightという拠点で始める時には車両点検などが必要
・12時間までしかドライバーは運転不可
・当時は25%がfeeだった(今は20%)
・自動車保険だけはUberが負担
・ロンドンでは既得権益団体からの圧力で営業許可証の取り消しがあった
・トラブル訴訟によってBSがかなり悪化している
・KSFはドライバーの確保であり、これまでは乗客がピックアップポイントに現れるのが5分遅延したら遅滞料金発生だったのだが、2分以内に変更された。

著者のドライバーとしての実体験なんかも載っていて、Uber入門みたいな著者として良かったです。

※本noteで使われているAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

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