見出し画像

映画やドラマの印象的なシーンを語る-ヨーロッパ旅行研究会-

メンバーズ・コミュニティ「ヨーロッパ旅行研究会」の定例会(9月)のテーマは、「映画やドラマに出てくるヨーロッパの好きなシーンや場所」でした。

参加したメンバーは、お気に入りの映画やドラマ、お気に入りのシーンなどを、感想や思い出とともにシェアしました。

SPOOKS(MI-5 英国機密諜報部)
英国BBCによる制作で、2002年から2011年まで英国で10シリーズが放映されたスパイドラマです。
真っ青な空とはちがう、霧の都ロンドンの雰囲気が上手く表現されているドラマで、演じる俳優が普通の人っぽい(かっこよくない!?)ところが魅力的だと、紹介してくれました。


SHERLOCK(BBCドラマ)

シャーロック=ホームズが大好きというメンバーは、2010年にBBCがリメイクしたドラマを紹介してくれました。
シャーロックの自宅のロケ地になっているのが、SPEEDY’SのCAFEだそうです。英国の一般的なカフェですが、「シャーロック ブレックファースト」というメニューやお土産用のマグカップがあり、聖地になってるそうです。
また、リメイクするにあたり、表面的には現代の状況(例えば、携帯電話が登場するなど)に合わせて変えていますが、本質的なところは維持しているところが、「さすがBBC!」とコメントされていました。


インフェルノ(2016年)
『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』の続編として2016年に公開されたヒット映画で見られた方も多いのではないでしょうか。
フィレンツェやヴェネツィアの美術館を巡るかたちでストーリーは進み、最後はイスタンブールまで広がります。「宗教や絵画の知識がなければ、理解が難しい話だが、知的好奇心を刺激される作品」と紹介してくれたメンバーは、3作の中で『インフェルノ』が一番好きなんだそうです。


ミッション:インポシブル デッドレコニング PART ONE(2023年)

舞台はヴェネツィア。スタントマンを使わず、自らすべてを演じるトム・クルーズは凄いと感じるとともに、ストーリーが分かりやすいので素直に楽しめるとのこと。
紹介してくれたメンバーは、学生時代にヴェネツィアに旅行してユースホステルに泊ったことを思い出しながら映画を観たそうです。


男はつらいよ 寅次郎心の旅路(第41作 1989年)

寅さんが海外へ行っていたとは意外でした。
この作品は、ウィーンでロケをされてます。紹介してくれたメンバーはこの映画を見て以来、いつかウィーンへ行きたいと思っていたそうですが、遂に今年の夏にその希望が叶ったとのこと。寅さんが竹下景子さん演じるツアーガイドのマドンナと出会ったブルクガルテン公園(モーツァルト記念像のある公園)などウィーンの街を堪能したお話をしてくれました。


グランド・ブダペスト・ホテル(2014年)
この映画を紹介してくれたメンバーは、マルタ島へ旅行する機内でこの映画を見たそうです。
ヨーロッパの架空の国にある高級ホテルで殺人事件が起きて、殺人犯はマルタ島へ逃走するというストーリーです。映画の中で出てきた可愛いお菓子屋さんが印象的だったとのことです。そして実際にマルタ島で街中をあるいていたら、映画に出てきたそっくりなお菓子屋さんを発見して、びっくりしたそうです。


アメリ(2001年)

日本でも大ヒットしたフランス映画。パリ・モンマルトルを舞台に繰り広げられるストーリーと、パリの下町的な存在のモンマルトルの街並みは、観ている人を幸せな気分にしてくれる不思議な映画です。モンマルトルを代表するサクレ・クール寺院や、画家たちが集まるテアトル広場、そしてユトリロが描いた絵画の世界をそのまま体験できるロケ地ツアーはとても楽しいと、紹介してくれました。


ルートヴィヒ(1972年)

ルキノ・ヴィスコンティ監督の名画『ルートヴィヒ』は、19世紀ドイツ南部の実在の王を描いているそうです。
その王が自身の道楽で建てたノイシュバンシュタイン城は、今やドイツ随一の観光地になっています。「観光客のほとんどは、近くの大都市ミュンヘンから日帰りで訪れますが、ここは、小高い丘の上に築かれたお城が見える、麓のホテルで泊まるのがお薦め」と、紹介してくれました。
昼間の城内は満員電車状態ですが、朝夕の静寂の中で、麓から見上げるお城はとても美しく、夜になるとライトアップされて、闇の中に浮かび上がるのは幻想的で、きっと一生忘れられない風景になるとのお墨付きでした。


山猫(1963年)/ ゴッドファーザーPart3(1990年) / ニューシネマパラダイス(1988年)
これらは、イタリアのシチリア島を舞台にした映画です。下記は、紹介してくれたメンバーのコメントです。


ヴィスコンティ監督の映画『山猫』は、イタリア貴族とその没落を描いています。ラストシーンの舞踏会を撮影した場所が、シチリア最大の都市・州都パレルモのガンジー宮殿です。残念ながら個人所有の建物なので一般公開されていません。
そして、『ゴッドファーザーPart3』のラストの舞台になったのもパレルモのオペラハウスです。また、Part1でも後の主人公マイケルが逃亡した先がシチリア島でした。
最後に『ニューシネマパラダイス』は、シチリア内陸部のパラッツォ・アドリアーノが舞台で、ゆったりと包み込まれるような空気感は今もそのままです!



最後に番外編として私が紹介した映画は『ローマの休日』。
初めて観たのは中学生の時だったと思いますが、大好きな映画で繰り返し観ています。そして大学の卒業旅行でローマへ行き、スペイン広場でジェラートを食べました!

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #ヨーロッパ #映画
#旅  


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?