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『冒険の書~AI時代のアンラーニング~』を読んでみた。

お久しぶりです。
今回は、本の感想でも書いていきます。

『冒険の書~AI時代のアンラーニング~』

BOOK・OFFでボーとしてたら、爽やかな表紙絵に惹かれて買いました。

読んでみると結構面い内容でした。
現在、流行りのAI時代に備えて、人間の学びのあり方に異議を唱えています。

現在の学校教育って、社会に適応させるのが目的なんですよね。乱暴な言い方をすれば、優秀な奴隷を作る場所。

受験のための、就職のため、資格のため。

現代社会の学びって、意味の無い競争に勝って、社会的ステータスを得るためという意味合いが強いですよね。

しかし、AIの発展で、かつて無い社会変動が起きつつあります。言わば、シンギュラリティが起きれば、全人類の知能を上回ってしまう。アインシュタインとかを軽々上回ってしまうのです。

であれば、人間の能力がものを言う時代が終わり、競争に意味はなくなる。であれば、学びについて考え直さなきゃ行けないわけです。

紋切り型の古いやり方にこだわる義務教育の在り方を批判して、個性、自主性、創造性こそだいじだよね的なことを言ってるんですね。

サブタイトルにある「アンラーニング」とは、学校や社会から強制された固定観念を取り去って、お互いを尊重して学び合おうという意味合いがあるようです。

結構、学校のことをボロクソに言ってて、学校が嫌いな自分には、よくぞ言ってくれた!とスカッとさせられました(笑)

結構、目から鱗の事が書かれてて、いかに、私が義務教育の洗脳にかかっているかが分かります。

・基礎とか応用とかって概念要らなくね?
・「成功したから能力がある」って、皆よく言うけど、論理的におかしい。
・専門家と素人ってなんだよ?

みたいなことが書かれてます。

一方で、それを取り払えば、いかに個人の感受性に大きな可能性が秘められているかということでもあります。

体育教師みたいなのが、ギャーギャー喚いて、恐怖で教え込むみたいなのはもう古いんですよ。

そういう、規律の必要な仕事とかは、今後AIどんどん代替されていくでしょう。殊に、著者はそういう世界がやって来ると断言している節があります。

文体がエッセイ形式で、読みやすいけど、主観が強い感じはする。でも、良いよね。誰も正解何て知らないし。

ちなみに、私は、AIでシンギュラリティが起きれば、楽しい世界がやってくると信じています。
毎日祈ってます!
早く来てくれ!頼む!(>_<)



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