『路地裏の世界2』参加に至るまで、及び出展作品の裏話
おはようからお休みまで、如何お過ごしでしょうか。
Acacia Leafの神崎です。
まくら
まずは日曜日まで開催されていた『路地裏の世界2』ご来場くださいました皆様、またオンラインショップやYouTubeにてご高覧くださいました皆様、ありがとうございました!
様々な路地裏の表現に圧倒されました。
特に今回、主催の指宿さんを始め、殆どの作家さんが絵画。こういう表現も有るのか!とそれぞれの作品を拝見して勉強させて頂きました。
参加に至った経緯
実はこちらの公募展は昨年一度行われていて、参加を検討していたのですが、個展の準備に追われてしまい、残念ながら参加を断念。
今回、念願の初参加となりました。
単独展の作品の中には必ず路地裏の風景を取り入れてきた私。そして、色々な作家さんの作品も一緒に見てみたい、そんなことを考えて今回の参加を決めました。
撮影から作品の選定まで
今回は個展でボツになった写真を再度作品化することも検討していました。
しかし、折角参加するなら、出来る限り新作を用意したい、という気持ちが有りました。
そこで、年始より現場での撮影の合間を縫って、まずは地元の路地裏を散策しながら撮影。
こちらだけでも勿論良かったのですが、3月末に昨年から友人と計画してきた沖縄への旅行が有り、折角行くなら、とそちらでも撮影してきました。
ご当地グルメに舌鼓を打ちながら…(笑)
地元の写真と沖縄での写真、両方見比べた上で選定を開始したのは、実は情報が解禁になってからでした。
解禁はなんと開催日程の1ヶ月前…!!
プロモーション、準備共に急ピッチで進めることとなりました。
そして、見比べた上で、今回は沖縄の写真のみで行くことにしました。
作品の裏話
長くなりましたが、こちらからが今回の本題と言えましょう。
1作ずつ振り返っていきます。
撮影場所は那覇の中心街・国際通りの裏に有る商店街…の更に裏。
民家のような建物が奥の方に見えました。
電柱や壁面に落書きが有り、不思議な雰囲気を感じる場所です。
国際通りは昼食やそのデザート等を食べつつ歩き回りましたが、栄えているメインストリートよりも、その裏の市場が近い商店街がとても印象に残りました。
人がそこまで多くなく、ただ、今まで私が見てきた商店街とは違う独特の雰囲気をまとっていました。
言語化するのは難しいですが、同じ日本とは思えないような雰囲気でした。
こちらは国際通りへ向かう前、ホテルの裏道で撮影したものです。
ビルとビルの間、室外機と歴史を感じるパイプや外壁の塗装等が剥げた感じ、そして奥にも何かが見えてきそうな光景。
全ての雰囲気がたまらない場所でした。
柵がはまっているのも、この先の風景を想像するための良いアクセントです。
こちらの写真は国際通りやホテルの裏道ではなく、とあるご当地グルメを頂くために立ち寄った市場の場外にて撮影したものでした。
賑やかな飲食店の雰囲気が奥に有る一方で、バイクや自転車が停めたままにされている日常的な雰囲気も有ります。
こちらも休日にしてはかなり落ち着いた雰囲気で、どんちゃん騒ぎというよりはのんびりと日常を楽しめる場所でした。
因みにこの地で頂いたご当地グルメは、沖縄そばやゴーヤ等ではありません。このお話はまた別の機会にさせて頂きたいと思います。
最後はこちら。
ホテルの裏道から、大きな道路を見た写真です。
実際の作品はかなり暗いものになってしまいましたが…目を凝らせばヤシの木やビルが見えてくる、ディープさを感じて頂ける作品になりました。
今までの私の作品は単色であってもそこまでどろどろした雰囲気の作品は有りませんでしたが(※注: 例外有り)図らずもその雰囲気を垣間見せたものがこちらの作品でした。
今後はディープ過ぎて怖さすら感じるような作品も作ってみたくなりました。
終わりに
まずはここまでお読み頂きましてありがとうございました!
次回も『路地裏の世界』が有れば、その時は是非参加したいなと考えています。
最後の作品の裏話でも書きましたが、もっとディープでどろどろした雰囲気の写真も撮ってみたいなと思っています。
在廊の時間もわずかながら、主催の指宿さんを始めとした作家の皆様と色々お話出来た、楽しい時間でした。
そんな『路地裏の世界2』ですが、会場かつ今回の大本の主催であるアートコンプレックスセンターの公式YouTubeでは、半永久的にその模様をご覧頂くことが出来ます!
お越しくださいました皆様も、残念ながらご来場が叶わなかった皆様も、是非何度でもお楽しみくださいませ。
頂いたサポートは今後の撮影業務(主に機材費、交通費)に役立たせて頂きます。もしよろしければお気持ちを頂けますと幸いです!