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「ボス猫」~子供の頃の思い出~

こんにちはACです。今日はこんなお話です。

私が子供の頃は常に「猫」がいる環境だった。だいたいは近所からもらった雑種猫たちである。どんな動物も赤ちゃんの頃はかわいいもので、今でも手の平に乗るほどの小さな猫を思い出す。

当時うちの育て方には独特な「クセ」があった。猫の食事は人間と同じだ。当時は特に珍しくはなかっただろうけど、今では考えられないだろう。小学生の私は「遊ばせ役」として日々活動した。猫じゃらしのようなものはまだ少なかったので、耳かきの先などで猫がそそる動きを日々研究して実践していた。時には私の手と本気のケンカに発展し、私の腕は生傷が絶えない状態だった。こうして連打の猫パンチ、高速キック、驚異のジャンプ力、するどい顔面などひと通り修得し、どんな猫も近所で番を張れるくらいケンカが強い猫に成長していった。私の家は過酷な訓練で悪役覆面レスラーを育てる組織

「虎の穴」

のような存在となっていた。

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