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大胆に失敗せよ 人生の節目に

ユニクロの柳井さんには『一勝九敗』という本があります。色々な事業や投資を仕掛けても成果が出たのはそのうちの10%に過ぎないという主旨のことが書かれています。

名経営者と云われる彼をしてそうですから普通の人が事業で成功しようとしたらその確率はもっと低くなるでしょうね。ベンチャー企業に投資をする人たちは通常数十社に投資をして、その中で数件が成功を収めてくれれば投資は回収できるという算段をしているようです。

何が言いたいのか、物事はまずは手をつけて始めてみなければ分からないことが多いということです。「ここがロドスだ、ここで跳べ」という西洋の格言や「習うより、慣れろ」という言葉もあります。人生の節目で迷ったときは、まずは実際にやってみる、失敗は気にしなくていい、そんなことが大切な気がします。昔の人は「若い時の苦労は買ってでもしなさい」と言いました。

「大胆に失敗せよ」、大学に入学して最初に書いた私のエッセイのタイトルです。小さな失敗を恐れるより、思い切って挑戦して大きく失敗した方が将来の教訓になるのではないか、という気持ちを込めて書いたものです。

その後、恥ずかしい失敗も数々ありましたが、七転び八起きで、どうにか自分らしい人生を続けることができました。

最後に、私の好きな英単語で、Recklessという形容詞があります。訳すと「向こう見ずな」でしょうか、「無謀」とは違うと思います。人生の節目に、まずは自分が思うところに向かって、現実という豊かな海に漕ぎ出してはいかがでしょうか。様々な経験の積み重ねから現実を生き抜く知恵という立派な船を作ることができるかと思います。もちろん、無謀な冒険は避けて、撃沈することだけは気を付けてくださいね、恋の告白は別として。

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