「月と猫のダンス 再演」鑑賞と西東京散策①
※公式からセトリ公開がされていますが、
それでもネタバレ等回避されたい方は
閲覧をお控えください。
月と猫のダンス
2024年4月6日、有明アリーナにて開催されましたヨルシカライブに鹿児島より参戦。
LIVE歴は
①2019年10月21日『月光』
②2023年1月24日 『前世』
に続いて3回目。
今回は再演ということで、あえて事前情報なしに臨みましたが鳥肌の連続。
公式からのセトリも発表されましたので
少々お話しさせていただきます。
スタートの静かながらもコミカルな朗読劇を表すかのような1曲目「ブレーメン」
そこから静かに繋がる「雨とカプチーノ」
エルマとエイミーの物語が印象深かったが、早速この曲からその認識を改めた。
動物劇から、まるで相棒のようにやってくるのは「さよならモルテン」
飛べないガチョウをそれでも愛しいと歌う声に涙が出そうになった。
ここでまさかの「又三郎」
suisさんの声が奏でるロックはここまでLIVEで響くのだと改めて感じた。
劇を挟んで「月に吠える」
劇中でもあるように創作に行き詰まる心境をまるで表しているかのよう。
連続で「451」
ここは弱筆ながら語りたい。今回私は8列目というかなり嬉しい席だったため、「月に吠える」が終わった後に後ろから前に歩くn-bunaさんが見えた。2人がフロントに立ち、マイクを掲げた瞬間に鳥肌が立つ。
あぁそうか、この曲があったな。と。
LIVEらしく鋭いがなりや振り付け、画面端まで歩く姿は想像を絶する。途中で指差しアピールを受けた最前列の子は死んだに違いない。
必死に躍り歌う姿に売れない画家を重ねた。
ピアノを弾くと動物たちがやってきて、奇妙な躍りを始める。きっと自分でも変になってしまったと思うに違いない。回りの目を気にして燃やしてしまえと叫ぶよう。
2番からはLIVEそのものを重ねてしまった。
歌詞の引用で失礼いたします。
『ほら 集まる人の顔が見える
俺の時いた炎の意図を探してる
見ろよ変な奴らだそんなに声を荒げて
たかが炎一つに熱を上げてる』
個人的になるが2番頭からサビにかけては
会場を大きく見渡していたように感じた。
私たちがヨルシカというものに妬ける程愛を注いでいる様子が頭をよぎった。
劇を挟んで「都落ち」
このあたりの劇では既に元恋人の存在があったようにうろ覚えている。
そんな心境か続いて「ただ君に晴れ」
マイクを持つ手のひじを、もう片方の手で叩くsuisさんが可愛すぎた。
3曲目に「チノカテ」
やはり残るのは心のどこかに残る元恋人の存在なのだろうと感じさせた。
劇を挟んで「第五夜」
インストも重厚感が凄まじい。
幻燈アルバムにて第◯夜を再生するときに
背景に流れるのはおそらく白ユリの開花。
花言葉は『純潔』『無垢』など。
それを表すかのように続くのは「雪国」と「いさな」
「雪国」の銀世界は言わずもがな、「いさな」が表すクジラも、大海原を悠々と泳ぎ誰にも邪魔をさせない純潔さを感じた。
劇を挟んで「斜陽」
あれっこれって最近じゃね???
と思って終わって調べたら、やはり再演ということで前回はセトリに組み込まれてなかったようだった。
『頬色に茜さす』の表現力は何度聴いても凄まじい。
続けて「靴の花火」
このあたりからリアルタイムで追いかけていた身としてはもう感情がめちゃくちゃになった。
ギターソロはしっかりと再録ver.で、その技量に舌を巻くばかり。
劇を挟んで「左右盲」
元恋人から紹介された個展の流れからのこの曲は感極まりそうになる。
ラストスパートをかけるように「春泥棒」
前回のLIVEでは最後の曲だったが、当時と同じようなライトアップにあの時のテープの風景を幻視した。
ラストで「アルジャーノン」
歌詞がノートに綴られるMVであったが、シンプルゆえにひたすらに頭の中に原風景が流れるようであった。
筆が止まってもなお最後個展を開いた彼は、きっとゆっくりと歩いていったのだろう。
最後はsuisさんと演者さんの2人の朗読劇。
suisさん歌もうまいのに声当ても出来るの凄すぎる。
雨とカプチーノから感じたことだが、今回のコンセプトのために作ったわけではないにも関わらず、セトリに持ってきても一切違和感なく、むしろ鳥肌を立たせてくれるくらい感動に溢れたものにするのはさすがだと感じた。
LIVEが終演。ふと開場時にもらったポストカードを手に取る。
私達は『彼の個展』を見に来ていたのかもしれない。
【追記】
西東京散策編はパート②に続きます、、、!
初投稿となりました。お目汚し失礼いたします。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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