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2年間ファイドウ生活

2020年3月某日、私は減量の為の大きな一歩を踏み出した。

未曾有の外出自粛生活が続く中、体重増加が止まらなかった私は、自宅での運動に目覚めた。

中でも、音楽に合わせて格闘技の動きをするファイドウにドハマリした。身近な人達にはキックボクシングと説明していたが、正確には、ボクシングやムエタイといった様々な格闘技の動きをする運動で、Fight Doとも表記される。

最初の2ヶ月間、私は毎日30分間ファイドウを行った。しかし一向に体重は減らなかった。当たり前である。食生活を変えず、30分の運動以外で動くことを極力避けていたからだ。
そこで、今度は30分間のファイドウの前に30分間の筋トレを追加する事にした。また、合計60分の運動中に積極的な水分補給を行う事にした。寝る前の柔軟やマッサージも始めた。食生活も少しずつ変化した。

効果は徐々に効いた。基本1ヶ月に1~2㎏のペースで体重が減少した。体脂肪率も同じように1~2%ずつ減っていった。

2020年3月の私の身長は154㎝で体重は58.8㎏、体脂肪率は39%だった。

元来怠け者の性格な為、サボらないように筋トレとファイドウは朝イチに行うようになった。資格試験当日も早朝バイトの日も何があっても続けた。

半年経つと音楽無しでも体感で30分のファイドウが行えるようになった。
1年経つと自分でアレンジして新たな動きを加えだした。
なぜ私がここまで鬼気迫る勢いでファイドウ生活を続けられたのか甚だ疑問である。

2022年3月某日、2年間全く休まずに毎日ファイドウ生活をしていた私は、遂にその記録を終えた。結果として現在は、猫背が改善し身長は155㎝になった。体重は43㎏、体脂肪率は21%である。

現在はファイドウを辞め、毎朝20分間の筋トレと20分間の柔軟運動で体型維持を図っている。

一時期、更なる過酷な運動と食事制限に取り憑かれ体重37㎏、体脂肪率14%にまで落ちこんだ。その赤裸々なドン底話と立ち直りの話も追々書けたら嬉しい。



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