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TBS火曜10時枠のドラマについて語ってみた

TBSの火曜10時ドラマが最近、低迷している。というか、つまらない。
私の意見なので「そんな事はない!」と反論があるだろうが、まず書かせていただきたい。

どの作品、とは言わないが、ちょっとこれは、脚本が…とダメ出ししたくなる作品があった。(最近のやつとか…)
つまらなく感じ始めた理由としては、コロナが流行し始めた2020年頃から漫画原作を中心にしたものからオリジナル作品にシフトした事だろうか。
2016年の「逃げるは恥だが役に立つ」がヒットした頃から主に女性誌で連載されている作品を中心に
漫画原作の作品が多く取り上げられてきた。
この「漫画原作が元の女性向けドラマ」というのがこの枠の売りだったように思えるのだ。
オリジナルを中心とするなら金曜10時、日曜9時のドラマ枠もあるのだからそちらに任せて
この枠では漫画原作中心の作品を作ってほしかった。

なぜこんな事を言うのかというと、(自称)漫画フリークの私から見て
よくぞ見つけてくれた」とスタッフを褒めたたえたくなる作品がいくつかあるからだ。

前述の「逃げ恥」も、労働としての家事、事実婚など当時の
男性は仕事、女は家事
婚姻届を出さなければ夫婦として認められないのか
という価値観の転換期(と思われる頃)に
実にタイミングよく発掘された良作だ。

その後もさらに(個人的)良作揃いで

2018年
1月期「きみが心に棲みついた」
7月期「義母と娘のブルース」
10月期「中学聖日記」

2019年
1月期「初めて恋をした日に読む話」

2020年
1月期「恋はつづくよどこまでも」

特に「ぎぼむす」「中学聖日記」は探し当てたスタッフに拍手を送りたい。

中学聖日記に関しては、ドラマ化が決定したあたりでコミックが5巻まで発売されていただろうか。
読者としては
「このご時世に(中学生が教師に恋をする内容のドラマをやるなんて)、やるな」
と感心したし、
何より黒岩くん役の岡田健史さん(現・水上恒司)を発掘した点でも個人的に最も評価している作品だ。




原作に頼るな、という意見もあるだろう。わからなくはない。
ゴールデンカムイの実写化のニュースを見た時は
はあ?バカなの?金儲けか?
と思わず突っ込んでしまったし。

けれど「知る人ぞ知る作品を世に送り出す」役割としてはアリだと思うのだ。
漫画を読んでいて「この作品ドラマ(アニメ)化しないかな」と思う作品はいくつもあるし。

だが、ドラマを見る理由は結局「面白い」からだ。

近年の火10ドラマがつまらないと感じるのも「脚本がつまらない」からなのだと思う。

今月17日からスタートする「夕暮れに、手をつなぐ」は脚本が北川悦吏子さんという事で
枠の傾向からしても王道の恋愛ドラマになるだろう。
主演に広瀬すずさんを起用している所を見ても気合の入りようが感じられる。
まずは初回を見て判断する。
以上。

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