感情の手綱 240717
梅雨だ
朝洗濯機を回し、部屋の中に洗濯物を干して仕事へ行くと、帰宅した部屋の中がいわゆる部屋干しの匂いをたっぷりの水で希釈したような匂いがする、気がする。
部屋をクリアな香りにしたいが、ルームフレグランスはあんまり好きじゃないので、家にいて起きている間はできるだけ窓を開け放している。
休みの日が快晴だと最高で、タオルから部屋着からシーツまでぜーんぶ外に干して、夕方にほかほかのカラカラになったのを取り込むのがかなり好き。
窓もカーテンも部屋のドアもばんと開けて日が暮れていくのを見ながら、うっすい部屋着で汗を拭いながら料理をするの、かなり気持ちがいい。
あんまりやる気が湧かない日は、友人と電話をしながら作り置きをワーっと作る。
最近は揚げ物もするようになったので、換気扇の汚れと、ベランダまで通り過ぎていく匂いが部屋や部屋に干してる洗濯物に染み付かないかが気がかりだ。
↑ここまで現代の枕草子過ぎないか
いわゆる母の味、を面と向かって聞くのが恥ずかしいのでLINEでちょこちょこ聞いている。
全ての作り方を聞くのも恥ずかしいので、調味料何使ってるかだけを聞いて、食材や量などは全て勘で作っている。
キャベツのカレー炒めを作ったので、コッペパンにウインナーと一緒に挟んだのを振る舞ったら、今まで食べたホットドッグの中で一番美味しい
(It's the best hot dog I've ever had.)
(↑めっちゃ英語の例文みたいだったので)
と言われ、心の中で小躍りした。
今まで実家ではチャーハン以外の料理をほぼ作ったことがなかったが、一丁前に調理師の娘としての矜持だけはあるため、美味しくできると、当然!と思う一方で、あなたの教育の成果、実ってまっせ〜!と母に対して思う。
同様に、自分の書く文章を褒められると、これも母に『セイカミノル』と電報でご報告差し上げたい気持ちになる。(like a サクラサク)
最近はインプットが足りないので、芥川賞発表されたことですし、本読んでいこうかな…
小説とか漫画とか映画とか、作品に触れてうっかりくらってしまうとそのあと何時間かそのテンションでぐったりしながら過ごすことになるんだけど、この間久しぶりにその感覚を得て、ぐったりはしたけど、これこれ〜!と嬉しくなったので、またあれになりたい。
自分じゃない物にわたしの感情の手綱を握らせたい。
普通に生きてたら、自分の感情をなるべく同じレーンを走らせるようにコントロールしてしまうからね。
自分を大事にしてください