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雪解けは遠い

フリマアプリにハマっている。

ハマっていると書くと、楽しいからやってるように思われそうだが、必要に迫られてやっている。

フリマに出品する目的は2つだ。

① カメラを買い替えるための資金を貯めたい
② 部屋を片付けて使えるスペースを増やしたい

①のカメラ資金についてだが、カメラボディに関しては目標金額までの目処がついてきた。あと少し、10年近く使ったカメラを買い換えられる。嬉しい、嬉しい、嬉しい…

でもこの機会にメーカーを変えてしまうかちょっと悩んでいる。カメラ分かる人向けの言葉でいうとマウント変更するかどうかなんだけど、これはまた別に書こうかな。レンズ資金については先が全く見えない。

今回の本題は②の方。部屋を片付けたい。

そもそも我が家はモノが多い。僕も妻もミニマリストには程遠いというかモノが増え続けるタイプの人間だ。
今の家に引っ越してきた当初の写真を見返すとスペースの広さに驚く。最近では本棚の前にモノが置かれすぎていて本にアクセスできない。部屋の床のうち床として機能している面積は半分もない。

こりゃいかん、なんとかせねば。

なんとかせねばってここ5年位ずっと思い続けていた。
なんとかしなきゃマズイなんてことは分かりきっている。

スペースを広げるにはどうしたらいいか?もちろん不要なものをなくせばいい。不要なものをなくすにはどうすればいいのか?捨てるか売るかだ。
ようやくフリマにたどり着いた。
そう、不要なもの(でも価値があるから捨てられないもの)を売って部屋を綺麗にしようとしているのだ。

フリマに出品するに当たって面倒なのはなんといっても商品撮影だ。僕が売ろうとしているもののメインはカメラ機材。カメラ機材を売るのにスマホでライティングもせずに適当な写真を撮ったら、「こんな機材があるくせに汚い写真しか載ってないなんて、こいつは機材を雑に扱ってて状態悪いんだろうな」って思われるに決まってる。

だからちゃんとした写真を撮る必要がある。このハードルを超えるのに5年かかった。だって面倒くさいから。

1回撮影を始めてライティングの調整をしてしまえば、似たような他の機材にもセッティングを流用できるし、何より心のハードルがなくなっているからスイスイと進む。

ああ、もっと早く撮っておけばよかった。そうすれば後継機が出る前に出品できて価格も高く設定できたのにね。なんてことは頭ではずっと分かってたんだよ、なめんな。何事も最初の1歩が一番しんどいんだ。

こうして物事が前に進み始め、フリマ画面を眺めて説明文や価格を微調整する日々。確実に何もしなかった以前よりもいい状態だ。その結果何が起こったのかというと…

部屋のスペースが余計になくなった。


おい待て、なんでそうなるんだ?
慌てるな慌てるな、お前はできる子だ。冷静に考えよう。
なんでそんな事態になってるのかちゃんと分析しよう。

理由1.売るために機材の元箱を押し入れの奥から引っ張り出してきたから
これは僕の偉いところでもあり駄目なところでもあるが、カメラ機材に関しては購入時に付属していた全ての箱と付属品を元の状態のまま保管してある。上部押入(古いマンションにしかない押入の上にある収納部分、分かるかな?)の半分は箱で埋まっていた。見えてなかった元箱たちが前面に出てくれば当然のごとく部屋のスペースは圧迫される。

理由2.売るために梱包するダンボールをコツコツ貯めてきていたから
いつもだったらモノが届いたときの外装ダンボールはすぐに捨てる。でもフリマでモノを売るためにはダンボールがいる。こいつらが積み重なっている。なんでバラして置いておかないのかって?面倒だからだ。すぐに使う(かもしれない)ダンボールをなんでバラして使う時にまた組み立てんきゃならんのだ?

理由3.売りたいものがまだ売れてないから
そりゃそう。なくしたいものが全部売れてたら部屋は当然きれいになってるはず。
出品したもののうち2/5くらいは売れたと思うが、まだ半分行ってない。体積にしたら減ったのは1/4かもしれない。かさばるやつが売れてないから。

ということで正しいことを正しく進めた結果、この冬僕はダンボールの雪山に埋もれている。春が来るまでにこの雪はとけるのか。僕はその日を心待ちにしている。

今日の写真
大昔に撮影したベランダの柵に積もった雪だと思われる。しかしすごい色だ。どういう設定したらこんな色になるのか今となってはさっぱり分からない。


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