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子供に接するのが苦手だと思っている人に向けて(補足)
このテーマで前後編を書いたわけだが、後編が前編の疑問(こんな状態からどうやって、僕が子供に慣れていったのか?)をちゃんと書いてないなと思ったので追記する。
僕は自分の子供ができて初めてまともに子供と遊ぶ経験をした。子供が苦手ではあったものの、決して嫌いなわけではなかったので、自分の子供を愛せるかどうかといった不安はなかった。妻のお腹の中にいるときから渾名をつけて、お腹に向かって歌を歌ってあげたりしていた。
娘が産まれた日から僕は娘に夢中になってしまった。ただ寝ているだけなのにこんなにも目が離せない生き物は、赤ちゃんの他には猫くらいしか知らない(単に僕が猫好きなだけです)。寝顔を眺めているだけで気がつくと30分とか過ぎている。
とはいえ、子供への接し方は未知の世界だ。僕が好きな音楽を聞かせて、スクワット抱っこしていると比較的落ち着いてくれることに早い段階で気付いたため、基本的には音楽を流して僕が口ずさみ(または歌い)ながらスクワットしていた。それでも背中スイッチ(*)でやり直しになったことは何度もある。
*背中スイッチとは、抱っこして寝たなと思ったらベッドに移すのだが、背中がベッドに付いた途端に起きて泣き出す現象である。
おくるみにくるむ方法を教わりに行ったり、なかなか寝ない子供を寝かしつける本を買ったりもした。それでも遊び方については、結局娘が何を好きか次第だし、それは個々の性格によるので、それに合わせていくしかない。有難いことに娘は比較的大人しく、哺乳瓶に粉ミルクを入れて、水筒にお湯を入れて娘と2人でお出かけしてもそれほど困らせられることはなかった。ちなみに、これは気に入るだろうと思って奮発して買ったおもちゃほど響かず、例えばスーパーで貰ったシールとかの安っ~~~いものほど喜んで遊んでくれたことは度々あった。
娘が立って、単語を話して、文章を作ってという段階を踏むごとに遊び方は娘が勝手に考えるようになっていく。おままごとなんて、娘に「○○を○○して」と言われた通りにやるだけだ。もちろん僕が考えた名もない遊びもたくさんあるけれども、それについてはまた別の機会に書こうと思う。書かなきゃそのうち忘却の彼方へと飛んでいくだろうし。
何が言いたいかって、結局のところ、子供との遊び方は子供が教えてくれるものなのだ。僕は子供が喜ぶことをひとつひとつ学んでいっただけ。子供をあやすのが元々得意な人ももちろんいるけれども、苦手だからってあまり気張らないで、子供の声に耳を澄ませばいいんじゃないかな。
今日のアイキャッチ画像:手を眺めてるだけで1時間いけた頃
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