昔の記憶と懺悔 - 3月16日
1番古い記憶っていつだろう?
幼稚園以前の記憶は全くない。完全なゼロ。
幼稚園のこと。ほぼ覚えてない。
キリスト教系の幼稚園だったのでミサの手伝いをしたことはうっすら覚えてる。キリストが生まれて東方の三賢者が贈り物を届けるシーンの絵本も読んだし劇もした。でもしたことだけ。何の役をやったかは覚えてない。
お祈りの言葉の前半も覚えてる。「天にまします我らの父よ。願わくはみなの尊まれんことを。(iPhoneの変換候補に出ない)御国(みくに)の来らんことを。(iPhoneの変換候補に出ない)御国の天に」
この「天に」というところまでしか覚えてない。なんで?
正解を調べてみた。
天にましますわれらの父よ、
願わくは、御名の尊まれんことを、
御国の来たらんことを、
御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。
▲われらの日用の糧を、今日われらに与え給え。
われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。
われらを試みに引き給わざれ、
われらを悪より救い給え。アーメン。
合ってるな。覚えてるところの音は完全に合ってる。
でも音でしか覚えてなかったから、「みな」は「皆」だと思ってたけど「御名」だった。その割に「みくに」が「御国」だと分かってるのはなんでなんだ…?
友達との記憶、ゼロ。
ごめん、ほんとに覚えてない。
同じ幼稚園にいた友達の小学校以降の記憶はある。でも幼稚園の時に友達と何をして遊んでいたかの記憶はない。
外で遊ぶことはあまり好きではなかった。
親がやってるスポーツの場所によく連れて行かれて、1人で絵を描いたり折り紙してたことも覚えてる。当時折り紙がすごく得意だった気がする。今では鶴の折り方すら覚えていない。
あと懺悔がひとつある。
多分幼稚園の頃だったと思う。
頻繁にではないが時たま仏壇に線香をあげていた。
ある日、いつものように線香に火をつけて、上がった炎を消してから灰に挿そうとした。
その時、線香の先端の部分がぽろっと落ちて、座布団の上に落ちた。
マズい!と思った僕は慌てて拾い上げようとしたけれど、燻ってた先端部分は座布団の中に入り込んで見えなくなってしまった。
それ以上どうしようもなくなったので、そのまま自分の部屋に戻った。
数時間後か数十分後かは分からないけど、その先端部分は座布団の中で燻り続け、黙々とモクモクと(くだらなすぎる)煙を上げた。
かなり煙は出ていたと思う。座布団は1/3くらい焦げていた。
部屋も燃えず、畳が焦げたわけでもなく、本当に大事にならなくて良かったが、座布団がモクモクとしてる様に怖くなり、線香の先端を落としたことについては言い出せなかった。
大人たちの結論は線香が倒れて落ちてしまったのだろうということになった。
我が家、というか我が一族では、その時から線香をあげるときは火をつけたあと、灰の上に横に置くというルールになった。
何十年経った今でもこのルールは適用されている。
でもゴメン、勝手に落ちたわけじゃなくて、それ、僕のせいなんだよね。
今日のアイキャッチ画像:カメラを回しながら撮ったもの。なんとなく、昔にタイムスリップする時のイメージに近かったので。
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