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熱量

こんばんは。

私はマルタ在住中、リクルートのお手伝いとして日本人候補者の就活のお手伝いをしていた時期がありました。

約10名面接まで行き、2名程度しか受からなかった。私からするとみんないい感じ。でもなぜかみんな簡単に受からない。日本の派遣システムとはちょっと違う。
面接は英語でも行うし、テストもある。会社ごとに日本人マネージャーがいるのでその人が考える”色”もあるかもしれない。

 私の友人は俗に言う今時の起業家だ。
StartUPの新しい会社を立ち上げ、最近面接した2人の応募者について、とてもいい話しをしていた。
(だいたいこんな感じだったと思う)
応募者A
同じ業種で経験あり。夢はお金持ち。
応募者B
大手へ勤務していたが倒産、経験のない世界へ飛び込んだ。

(今あるこじんまりした事務所で面接をしたという)

Aからすればこの会社大丈夫なのかな。と言う不安もあったかもしれない。
Bはとにかく仕事が欲しい一心だったかもしれない。

友人はAの面接に期待していたが結局メインはBに決定。

では、面接で何があったのか。
アルバイトと正社員どちらが希望か尋ねたところ
Aはアルバイト
Bは社員を選択した。

友人からすれば、どんな人に自分の会社を任せたいか。
「社員かアルバイトか」を選択させることで二人の熱量の違いを感じ取ったのだ。

どんなに熱く夢を語っても
どんなに本気でやる気があっても
どんなに自信があっても
結局アルバイトを選択したことで会社への「それ」は下がって届いた。

 私がまだ20代の頃働いていた会社で、社長と話していたことを思い出した。
「私は役職に特にこだわりがない」と言ったことがある。
その日依頼社長が冷たくなった気がしていた笑
私の「それ」が届いたのだろう。

今、新しい事務所の立ち上げでBはとても楽しそうだという。任されている責任感と、自分で作る楽しさと愛着。

目の前にあることをコツコツと丁寧にこなすことこそが成功への道と聞いたことがある。


週数回しか出勤のないAへは新しい事務所のことすらまだ知らされていない。。。


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