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2022年に魂が震えた曲をプレイリストで振り返る

こんばんは、あぶかわ( @abukawais )です。2022年は、個人的には大きな挑戦をした1年でした。30歳を過ぎ、学生以来ご無沙汰していたバンド活動を再開し、下北沢を中心にライブをする一方、縁あって音楽に関係するサービスの企業(THECOO)に転職しました。

そんな音楽に囲まれた生活を過ごしていたのですが、音楽を聴く方も熱が高まっています。邦ロック、その中でも特にシティポップ系を好んで聴くようになりましたが、今年はさらに多くのバンドに出会い、好きなバンドが一気に増えた1年になりました。

せっかくなので新年の仕事のお供にグッドミュージックを聴いていただけたらと思い、プレイリストを作成しました。個人的な思い入れも書きなぐりましたので、そちらもご覧いただきながら、ぜひお楽しみください!



やっぱYonceなんだよなあ…っていう

Suchmosが活動休止してから、Yonceの歌声をしばらく聴いてませんでしたが、年末にSTUTSがやってくれました。超豪華なメンバーが集まって、STUTSの作る超かっこいい曲でドラマの主題歌をやるという。聴いた瞬間にYonceだと分かる、伸びやかなボーカルは最高でした。

今年の大出世バンド、Kroi

Kroiはメジャーデビュー前から追いかけていて、1st albumを出す前からライブハウスがパンパンになり、熱いファンが多いバンドでしたが、Funkを中心にさまざまな音楽要素を取り入れた曲作り、本当に若手?というレベルの演奏力、そして内田さんの縦横無尽なボーカルワーク、最高ですね。

telegraphのアルバム全体すごいですが、アルバムの初っ端からハイテンションではじまるDrippin' Dessert、先行カットで縦ノリ必至のビートが素晴らしいPixieを選びました。

シティポップの隠れた名シンガー、杏里

杏里自体は90年代生まれの私もよく知っていますが、近年の80'sシティポップブームではあまり触れられることのない存在。ただ、実はシティポップのレジェンド、角松敏生がプロデュースしているアルバムが何枚かあり、それらがすべて名盤という。一番のヒット作「Timely」とその次作「COOOL」から1曲ずつピックアップしました。圧倒的な歌声と作曲センスが素晴らしく、古くも新しいそんな曲です。

この夏も暑かったですが、通勤中にはお世話になりました。

出会えてよかった…Deep Sea Diving Club

昭和のシティポップが杏里なら、令和のシティポップは誰だ?と言われたら、福岡出身のこのバンド、Deep Sea Diving Clubです。昨年から追いかけてましたが、このバンドはもうシティポップ大好きマンの心のど真ん中に飛び込んでくる純度のシティポップをやってくれてます。本当にリアルタイムで出会えてよかった。

アルバム「Let’s Go! DSDC!」の完成度がとても高く、この夏のスプラッシュヒット曲「フーリッシュサマー」も夏を感じる最高の曲でした。いつ行ってもライブでノリノリな人が周りにいなくて若干浮いてる感じを感じるのだけは早急になんとかしたい。

情景が浮かぶ優しい音楽、Bialystocks

これまで全くのノーマークでしたが、バンドメンバーのおすすめにより知ったBialystocks。髭男やKroiと同じ、ポニーキャニオン IRORI Recordsのアーティスト。

映画監督もされているらしく、情景が浮かぶ優しい音楽はどれも素敵なんですが、プレイリストに入れた「Upon You」という曲はこの進行にこのメロディーをぶつけるのか、というすごく意外さを感じたのでチョイスしました。

2023年くるぞ!Billyrrom

名前の似たバンドが並んで恐縮ですが、現役大学生のバンド、Billyrrom。年の瀬になって突然SNSで知ったのですが、シティポップとくくられるような音楽性でありながら、SNSでBGMに使われそうなノリのよさ。今どきの若者の才能ってすごいですねえ。と驚愕したバンドです。その中でも特にノリのよい曲をピックアップしました。

なんという透明感…詳細不明の2人組、petalhead

ストリーミングサービスのプレイリストで突然知った2人組、petalhead。知名度がまだ低すぎて情報を探しても何も出てこないのですが、それでもこうやって素晴らしい曲を知ることのできるようになった2022年、いい時代になったなあとしみじみ感じています。

それはさておき、ボーカルの歌声が本当に繊細で美しく、約10年前にGabrielle Aplinをはじめて聴いたときと同じような衝撃を受けました。

今年も大活躍だったVaundy、ライブも最高でした

わざわざ説明する必要もない、今勢いのあるアーティスト勢の先頭集団で突っ走るVaundy、今年もいい曲いっぱい作ってくれました。

Vaundyの主題歌を聴くために見はじめた「オオカミちゃん」がことのほか面白くて感情移入しまくった記憶がいつも蘇る「恋風邪に乗せて」と、マクドのCMで使われていた(らしい)「忘れ物」が90年代感のあるエモい楽曲ですごくたくさん聴いたので、チョイスしました。

Zepp Hanedaと武道館のライブも最高やった…

嫌なことがあったらとりあえずラッキリ聴きな!

2022年の日本で一番ハッピーな曲をやってたのがこのLucky KIllimanjaroではないでしょうか。個人的には先日のLINE CUBEでのライブで某ファンクラブサービスからの花が飾ってあって複雑な気持ちになったのが記憶に新しいです(ファンクラブのリニューアル、おめでとうございます)。

今年出したアルバムもとても陽気な、踊れる曲ばかりで、ドライブにもってこいな、グッドなチューンばかりでしたが、オープニングトラックをチョイス。

ホリタやるやないか…macico

この記事をお読みの方、ストリーミングのプレイリストで流れてきて、どんなバンドやろ…って調べたら知り合いやった、そんな衝撃を受けたことがありますか?

とても私情が挟まってますが、macicoもシティポップと言われるような非常に軽やかでノリのよい曲をハイペースで出すバンドです。特にこの「white」という曲は爽やかだけど少し哀愁のあるような、不思議な雰囲気のあるとてもいい曲です。ホリタ、2023年もがんばって!

シンガーソングライターだけじゃないし、小林私

小林私はSNSを中心に非常に人気を誇るシンガーソングライターです。今回チョイスした曲は小林私の作曲ではないようなんですが、弾き語りでもバンドスタイルでも刺さる曲をたくさん作っている小林私、これからがとても楽しみです。

2022年一気にくると思っていた、Mellow Youth

若手のバンドですが、夜の大人の雰囲気を纏うシティポップを演奏するMellow Youth。昨年「Muzzle」という名曲をリリースし、今年は「FLASH LIGHT」というアルバムも出し、ヒット間違いなしの激推しバンドでしたが、着々と人気は高まっているものの、大爆発は来年に持ち越しという感じになりました。

アルバムはめちゃくちゃいい曲ばかりで、ライブも何度も見に行っている最高なバンドなので、来年も小さい箱で間近で見れることを喜びたいと思います。

グッドミュージック界の大御所、Nulbarich

今年もフェスやツアーなどでたくさん盛り上げていたNulbarich。グッドミュージック界隈ではもはや大御所感さえ感じます。

曲のリリース自体は大人しめでしたが、まあけっこうライブやってたもんな…という感じで、フェスでもやってくれた「STEP IT」をチョイス。サビを「すてっ、すてっ、すてっ、すてっぴっ」だけで押し切るのすごすぎる。

そろそろ日本で本格活動するのか?Kenta Dedachi

アメリカ在住のシンガーソングライター、Kenta Dedachi。ウエストコースト!って感じの爽やかさ全開の楽曲が中心ですが、今年はフルアルバムをリリースし、映画の主題歌にも起用されたりと、世間的にも知名度が一気に高まって活躍をもっと見れるようになりそうです。

確かそろそろ大学卒業のような…?日本に帰ってくるのだろうか。

2022年最大の衝撃、Emerald

プレイリストにチョイスしたこの曲は2017年の作品からの1曲なんですが、Emerald、今年イチの衝撃を受けました。なんで今まで出会わなかったんだろうというような、エモーショナルなシティポップ、いわゆる80'sシティポップが世界中ではやる前の、ceroとかD.A.Nとかの系統のシティポップを演奏しているグループです。

ボーカルの声も美しいですし、演奏もさまざまなジャンルを取り入れた、音楽性の幅の広さをとても感じる、本当に素敵なバンドです。来年は新譜出してくれないかな…忙しいのかな…

世田谷育ちの令和バンド、Cody・Lee(李)

本当に世田谷育ちではないと思いますが(確か尚美学園大学卒とかだったような)、たびたび歌詞に世田谷区ワードが登場するバンド、Cody・Lee(李)も今年アルバムを出しましたね。

なんかわからんけどいいもんんはいい!と言いたくなるような不思議な魅力を持つバンドで、世田谷好きのよしみ(?)でチョイスしました。

歴史に名を残す名曲を生み出したKing Gnu

もうファンクラブも4年ほど加入している、個人的圧倒的No.1バンドのKing Gnu。今年もW杯やドラマなど、いろんなタイアップをかましてくれましたが、どうしても今年はこの曲とともにあった…ということで「逆夢」をチョイスしました。

なんだよ、この曲。最高じゃねえか。

ってのはこの曲のためにあるんじゃないかというくらい、昔のKing Gnuと今のKing Gnuがクロスオーバーしたようなアレンジと、それでいて映画の主題歌として誰もが好きになるような心地のよいメロディーが共存する、なんかもう魂が揺さぶられる曲ですね。

実際この曲は昨年の曲なんですけど、今年に入ってからも狂ったように聴きまくりました。本当にありがとうございました。

まとめ

こんな感じで本当にたくさんいい曲があったなあ…というのが2022年でした。みなさまの音楽ライフはいかがでしたでしょうか?

2023年も、Twitterなどでも絡んでやってください。よいお年を!


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