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『弱キャラ友崎くん』分析・妄想 Lv. 2.0 努力パートも結構気になったりする

本投稿は、屋久ユウキ著『弱キャラ友崎くん』、小学館
および、テレビアニメ『弱キャラ友崎くん』の分析・妄想です。

本投稿のシンプルなルール

・推しは日南
・アニメ『弱キャラ友崎くん』の2話時点の話
・既刊9巻既読
・原作ネタバレあり
・とにかく明るい七海みなみ
・布教

やっと2話時点の話に到達。
2話は日南の人生攻略指南がいよいよ始まる。
いわゆるチュートリアル回といってもいいのかもしれない。
今話では結構原作から省かれた話とかがあって、気になったりしている。
なのでそれが何かを意味しているのかを妄想してみる。
原作を読んでない人にも読んだ気になってもらいたいし、そういう表現の違いがあるなら原作も読んでみようかなって思ってもらいたい。

第二被服室の表現

1話時点でも旧校舎の第二被服室のシーンはあったのだけれど、原作では黒板には十月二十六日と書かれているとあった。しかしながらアニメではそんな部分はない。
この日付に意味はあるのだろうか。
例えばこの日は原子力の日として設定されている。他には、第1回の金八先生の放送日でもあるらしい。
これはもはや記念すべき第二被服室での第1回目の会合、そして日南先生と生徒友崎の関係にかけているに違いない。この重要な表現をなぜアニメでは省いてしまったのか。
「省かれた金八」
これはしっかりと記憶にとどめておきたい。

課題の攻略難易度

日南から「学校で女子3人以上に話しかける」という課題を出された友崎。実際友崎は今までほぼ女子と会話をしたことがないらしい。そんな友崎がたとえティッシュを貸してもらうだったとしても、すんなり隣の席の泉優鈴に話しかけるのは少し違和感がある。
ここは原作では友崎の葛藤というか焦りが描かれている。朝一のホームルーム内しか話しかけるタイミングがないという表現で。
さらに家庭科室では、みみみ(みみみ!)と会話し中村と会話し、たま(たま!)と会話し、ちょっと暗めだけどまあ普通の男子じゃね?ってくらいになってしまっているけど、友崎の心の中は本当は冬のゲレンデで調子乗って上級者コースにいって下を見下ろしたときくらいのどうすればいいんだって気持ちが渦巻いてる。はず。
さらにさらに、会話で重要なのは?って問いにすぐに答えを出しておにただされてたけど、本当は友崎自身4日間高レベルの日南をパーティに加えて(加えてもらって?)のパワーレベリングと自分なりに観察と分析をしたからこそ出せた答えなのだ。
そこには友崎のゲーマーとしての地道な努力があったわけなのです。原作ではこの辺りはもう少し詳しく表現されている。
つまり、原作のほうがアニメに比べてハードモードという印象だ。ただ、尺の都合という観点ではそれなりにいい感じに縮められていたとも思うし、仕方ない部分でもあるのだろう。
アニメは「ノーマルモード」の世界線。むしろイージーか?

日南の温度

これは気になる部分。上の項目とも重複するけど、この2話の時点での印象として、アニメの日南は結構明るいし優しい。友崎のわからないところをしっかり補足している。手取り足取り状態。
感情豊かと言えばいいのか、原作を読んでの私の印象は、少なくとも友崎に対してもう少し無機質な感じだ。
良いか悪いかはこの時点では不明なのだけど、原作は教官!って感じでアニメは先生!って感じになってるというか。教育方針変えたのかな?っていう印象。かわいいけど。
もちろん、原作でもゲームの話(アニメではブインの話しかなかったけど)の時は感情が出てくるし、そのギャップはとても良いものだ。ゲーム好きが伝わってくるし、日南の隙のようなものが垣間見える。
原作ではブインについて「ブインは私をゲームの世界に……」という日南の発言があり、これは結構日南の本質的に重要なのでは?と思っていたりするが、アニメではこのセリフはなかった。重要じゃないのか?これはいずれ(この投稿が原作まで追いついたくらい?)日南の分析で考えていくことにする。

空気の表現

アニメでは全然表現されていなかったが、原作では空気について日南から明確に定義されている。
みんなが何となく感じている空気というものについて。
私は結構これは的を射ているなと思うけど、この時点ではまだ語らないでおく(原作読んでね)

友崎のなけなしの気づかい

nanashiとNO NAMEのオフ会の時、NO NAMEからはnanashiの最寄駅に行くよって言われたけれど、nanashi友崎は気をつかってターミナル駅の大宮(首都)で待ち合わせた。
これにより日南は友崎の最寄駅を大宮と思っていたが、実際には北与野駅。ここはみみみの最寄駅でもある。たはー。
この勘違いにより原作では突然みみみと二人っきりになってしまうというエピソードがあったのだが、アニメでは最初から日南に「みみみと同じ駅だから」と宣言されていた。これも日南の優しさ?これにより少し難易度が下がったに違いない。よかったね友崎。みみみと二人で歩いてるシーンなんてすごくリア充っぽいぞ。うらやましい。
ちなみに私は昔南与野に住んでいた。(豆)

まとめ

今回は原作との違いに重きを置いて綴ってみたけど、もちろんアニメを否定してるわけではない。
私もこの作品を知ったきっかけはアニメだし、そこから原作を読んでアニメ見てまた原作読んで...
これを書くにあたり分析視点でも見てるのでどっちがどっちだったかだんだんわからなくなってきていたりする。解りにくくてごめんなさい。
でもこの微妙な表現の違いは、この作品を読み解くうえでのヒントになるんじゃないかと考えていたりする。
特に今回気になったのは難易度。
次の話ではイージー、ノーマル、ハードモードって違いがあるかもってのを念頭に置いて分析してみる。
もし、ちょっとそこおかしくない?ってところがあったら是非指摘してほしい。自分の書いた文章も読み直したりしているけど、ちょっと読みにくいなとか、こういう表現のほうがいいんじゃないかとか、リンク貼るとかで画像入れたほうがいいじゃないのとか。ここまで読んでくれた素晴らしい読者のあなたにお願いしたい(切実)
でも飴もください(甘いやつ)

あとがき

今回は結構勢いで書いた。
けど、今の書き方の限界ラインみたいなのも感じていたり。
知識が邪魔をして純粋にこの話まで!みたいな区切りがなかなか難しい。この話までしか知らない人にも大きくネタバレしないように意識してるのだけど、それがアダになってる?
ここで逡巡しててもいつまでたっても出せないし、まとめの精度をちょっとずつ上げていくってことでとにかく数をこなす。
ぐいぐい進めて忘れたところは後で補足する!
私がやりたいと思ってやってることなので思いの向くままやってみる。
読んでくれてありがとう。

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