長期分散投資における不安解消のための”3つの知恵”
~20代、30代の若き投資家に向けて~
様々なメディアで紹介される長期分散投資ですが、最近始められた20代、30代の方もたくさんおられることと思います。
この投資法には多くのメリットがあると同時に、長期投資であるがゆえのデメリット(リセッションによる下落や予期せぬ暴落など)があります。果たしてこれらの下落、暴落に直面したときに投資を継続することができるのか? また株価下落を前にしてそのストレスに耐えることができるのか?
本記事では、「長期分散投資を継続するための3つの知恵」にフォーカスし、それぞれについて解説します。長期分散投資の継続に不安を感じておられる20代、30代の若い投資家、また今後投資を検討されている方に少しでもお役に立つことができれば幸いです。
♠自己紹介
☞ 建設コンサルタント会社を経て、現在地方公共団体勤務
☞ 投資資金をすべて溶かす挫折にもめげず再挑戦
☞ ピーターリンチ著「株で勝つ」に出会い、バイブルとする
☞ これを契機に小規模資金ながら7桁の利益を確保
☞ 2年半前に次女(20代)に長期分散投資を薦め継続中!
⇒12月5日現在、コロナ禍にもかかわらず135%
目 次
第1章 知恵① 投資の原則を知る
~ピーターリンチ著「株で勝つ」との出会い~
第2章 知恵② 長期分散投資を真に理解する
第3章 知恵③ 先人の知恵に学ぶ
第1章 投資の原則を知る
~ピーターリンチ著「株で勝つ」との出会い~
第1章では、私がピーターリンチ著「株で勝つ」から学んだ“投資の原則”についてお伝えします。どのような投資方法であれ、まず根本となる原則を学ぶべきであると考えるからです。
本章では、負け組投資家の私を正しい方向に導き利益をもたらせてくれたピーターリンチの金言を取り上げ、読者の皆さんにこれだけはぜひ知っていただきたいと考える投資の原則についてお伝えします。
著者:ピーターリンチ
アメリカの投資家、投資信託マネージャー、慈善家。フィデリティインベスメンツのファンドマネージャーとしてマゼラン・ファンドを運用。1977年から1990年の間にリンチは平均29.2%の年間リターンを達成し、S&P 500株価指数を一貫して二倍以上のアウトパフォームを達成しマゼラン・ファンドを世界最高の投資信託ファンドに押し上げた。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私が「株で勝つ」からお伝えしたい金言は以下の2つです!
◇ピーターリンチの金言 その1=「収益、収益そして収益!」
著者は本書で株価動向について長期的には収益に基づくものであると断言しています。幾度のリセッションや戦争を経てもこの原則は揺らいだことがないと。
一方、2~3年後の株価予想となるとコインを投げて面の表裏を当てるようなものであると言い、短期的な方向性の予測を否定しています。
本書では投資にとって最も大切なことは長期の収益変化であると繰り返し語られています。投資には様々な考え方や手法が存在します。投資の経験を積めば積むほどいったい何が正解かわからなくなります。
しかしどんな場面においても株価動向は長期の収益変化によるというシンプルな大原則を決して忘れてはいけません。すなわち銘柄選びにおいては長期にわたり収益の増加が見込めることが絶対条件になります。
◇ピーターリンチの金言 その2=「相場に鈍感であれ」
著者は、相場においては人の意見を聞くよりはいびきをかいて寝ているほうがましであると述べています。投資のプロを名乗るアナリストでさえ相場変化を機敏に見通すことは困難であり、相場の真逆を行く判断をしてしまった過去の事例が語られています。
さらに自分の相場観を信じるよりは無視できるよう心がけることが大切であると述べています。誰にでも相場に関して独特の思い込みがあり、それが投資の客観性、合理性を損なわせているとのことです。たしかに自らを振り返れば、目先の変化に慌てて株を売り後悔したことがいかに多かったことか。(汗)
すなわち他人の意見や自分の思い込みに惑わされることなく、個人投資家は業績の(長期)見通しに変化がない限り何もせずその株を持ったままじっとしていろと。相場に対する鈍感力が重要であるというのです。
あくまで金言1と2は車の両輪であり、この両方の原則を理解し実践しなければ投資における果実を手にすることはできません。そして長期分散投資はこの両方の原則にかなっている投資法となります。
本章では2つの金言を投資の原則として提言しましたが、本書を通じて私もうっすらと感じていたことが確信に変わり、実行に移す手ごたえを感じることができました。
ご参考までに私の本書との出会いを以下に述べさせていただきます。興味がなければ読み飛ばしてください。(笑)
私が社会人一年目に投資を始めたのが1980年代。バブル後期で投資をスタートする環境としては最悪なタイミングでした。海運株売買でビギナーズラックを引き当てたことで投資を甘く考え、大した知識も持たないまま取引を繰り返しました。御多分に漏れずやがて投資の軍資金が底をつき一時撤退を余儀なくされました。
しかし投資をあきらめきれず、復帰に向け軍資金を準備するかたわら、本屋や図書館に通い様々な投資本を読み漁りました。そして「株で勝つ」という直球タイトルの本書に出会いました。
300ページを越える本書が緑、青、赤のアンダーラインで溢れかえるほどに私には魅力的な内容でした。軽妙な語り口ではありますが奥が深く読み返すたびに新たな発見がありました。眠る時も枕元においてこの著者の真髄を吸収したいと感じるほどに本書に没頭しました。
それまでは情報雑誌の推奨銘柄の売買が中心でしたが、自分なりの簡単な売買基準を組み立てそれに沿った投資を行えるように計画しました。収益は向上しているか?割安か?借入金は少ないか?本書を通して徹底的に収益変化にこだわる投資マインドが形成されたお陰です。
そして株式投資に再チャレンジ!
すぐに“自分なりの正しい投資ができている”という手ごたえを実感することができました(←単なる勘違いかも)。そして、成果は徐々にあらわれてきました。相場基調にかかわらず私の持ち株は総じて堅調な動きを続けることになりました。
そしてそれまでのマイナス分を穴埋めし、軍資金は上昇の一途に!!!
一体以前の自分と何が変わったのか?答えは簡単でした。すべてです(笑)。中でも私の投資に最も影響を与えたものが先述した2つの金言でした。それでもピーターリンチのように超長期と呼べる投資を行うことはできませんでした。(個別銘柄のトレードでは二つ目の金言の順守はなかなか難しいかも・・・)
私は投資を始められるすべての方にこの本をお勧めします。本書は小手先の知識ではなく、“投資の本質”を学ぶための最高の教科書になると思います。特に、貴重なお金を長期にわたり運用する長期分散型の投資をご検討中の方、または既に始められた方にとって著者の2つの金言をご理解いただくことが重要であると考えます。正しい投資、特に長期投資を継続していくための知恵をぜひ本書から体得されることをお勧めします。
<第1章 まとめ>
・まず、投資の原則を理解する必要がある
☞株価動向は長期的な収益変化にもとづく
☞長期収益見通しに変化がない限り何もせずじっとしているべきである
・長期分散投資は投資の原則にかなったものである
・「株で勝つ」との出会いで投資パフォーマンスが大きく改善
☞ぜひ購読をお勧めします(投資の原則を体得してください)
第2章 長期分散投資を真に理解する
第2章では長期分散投資をご理解いただくための解説を行います。自らが行っている投資法について、その仕組み、メリット、デメリットを正確に理解することは投資を継続するための最大の知恵であると考えます。長期分散投資とは何かをこの章でご理解いただき、継続のための知恵にしていただければ幸いです。
まず長期分散投資のメリットをまとめます。(以下の4つを十分に理解することが継続投資を行う自信につながります。)
●長期の定時定額買い付けにより高値掴みを回避(ドルコスト平均法)
●銘柄分散により個別銘柄リスクを緩和
●経済規模拡大の恩恵にあずかる(人口ボーナス)☜ココが超重要です
●配当の再投資による複利効果
では、メリットをひとつずつ解説します。
●長期の定時定額買い付けにより高値掴みを回避(ドルコスト平均法)
どこかで耳にしたことがあるかもしれませんが、ドルコスト平均法として知られる方法で買い付けを行います。一定の金額で株式を買い付けることで株価が高い時は少ない株数を、株価が安い時は多くの株数を買付けることができ、最終的な平均購入単価を低く抑えることで利益確保につなげます。さらに長期にわたり買い付けることで高値掴みのリスクを回避できます。
次に典型的な株価推移3パターンでドルコスト平均法を比較検証してみます。
<買付スタートから終了までの模式グラフ解説>
パターンa:買付開始から買い値を下回り推移、終了時に買い値を上回る
パターンb:買い値近辺の株価をウロウロして最後に買い値を上回る
パターンⅽ:買付開始時点から一貫して上昇
上記3つのパターンの内、最大の利益を生むのはパターンaとなります。他の2パターンより平均購入単価が下がり、より多くの株数を買い付けることができるからです。この投資法では買付後の株価が低位のまま推移したほうが高パフォーマンスとなることから、株価の動きに対するストレスが軽減される可能性があります。
「騰がっても良し、下がっても良し」いわゆる全天候型のメンタル受容体制が整うわけです。
目先の株価の動きに一喜一憂することなく淡々と定時定額の買い付けを行っていく。必要なのはただそれだけです。ただし長期的な収益が増加傾向にあり、将来の株価指数上昇が見込めることが前提条件となります。
●銘柄分散により個別銘柄リスクを緩和
多くの銘柄に分散投資することで個別銘柄に起きるリスクを緩和することが可能となります。個別銘柄では業績の悪化や突発的な事件事故で急落する可能性があります。しかし分散投資では業種、地域等を分散させることで様々なリスクに対応可能となります。銘柄数が多いほどリスクが軽減されることになり、数千銘柄への投資が可能な長期分散型投資の最大のメリットであると言えます。
本記事では株式への分散投資を想定していますが、株式以外にも異なる資産クラス(債券、金、商品)へ投資対象を拡げる分散投資もあります。
近年アセットアロケーションの重要性が説かれますが、異なる資産クラスへの資産配分の比率がパフォーマンスに与える影響が大きいとの考えによります。組み合わせによりリスクとリターンのバランス調整を行い“下落局面に強い”また、“より攻撃的”などの特色を持たせることができます。債券は株式と逆の動きをする傾向があり、リスクを低減させるため株式に債券を組み合わせることがあります。
●経済規模拡大の恩恵にあずかる(人口ボーナス地域への分散投資)
株価の動向は経済規模の変化=「人口動態」に相関性が高いとされます。ゆえに将来にわたり人口増加が見込める地域に投資することが必要となります。
日本は人口のピークを迎え、すでに人口減少に突入する一方で、アメリカやイギリスなどはこれからも人口増加が見込まれます。
そして世界全体の人口は今後数十年にわたり増加傾向にあり、2050年には世界の人口が約100億人にまで拡大する見込みです。しかしその増加分の大半が新興国によるものであり、先進国全体では微増にとどまる見込みです。
出典:国際連合広報センタ
さらに、人口動態と経済の関係をより詳細に定義するものに“人口ボーナス”と“人口オーナス”があります。
人口ボーナスとは、総人口に占める生産年齢人口(日本の場合は15歳以上65歳未満)の割合が上昇し、労働力増加率が人口増加率よりも高くなり、人口に対する労働力が豊富な状態となることで経済成長が促進されることを指します。
対して、生産年齢人口の割合が下降して経済成長を妨げることを人口オーナスといいます。ハーバード大学の人口学者デービッド・ブルームが21世紀初頭、人口ボーナス期とオーナス期が経済に与える影響が大きいことを特定し広く認知されることになりました。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちなみに日本における人口ボーナス期は1960~1990年代半ば頃。90年代以降の日本は人口オーナス期に入っています(図1参照)。この図からも、株価と人口ボーナスの相関性の高さが見てとれます。「失われた20年」は日本の特殊な人口動態に起因していることが明らかです。今後の投資地域として日本にのみ集中するのは得策でないと判断できます。
人口ボーナスと株価の関係(日本)
では、世界各国の人口ボーナスの状況はどうでしょうか。
◆世界の人口ボーナス期(ボーナス期終了後オーナス期に)
アメリカ 1960年~2010年
オーストラリア 1960年~2010年
カナダ 1960年~2010年
中国 1965年~2010年
トルコ 1965年~2025年
メキシコ 1965年~2030年
南アフリカ 1965年~2045年
フィリピン 1965年~2055年
ドイツ 1970年~1985年
フランス 1970年~1985年
インドネシア 1970年~2030年
エジプト 1970年~2070年
ドイツ 1970年~1985年
イタリア 1975年~1990年
イギリス 1975年~2005年
イラク 1980年~2090年
ナイジェリア 1985年~2095年
イラン 1990年~2035年
エチオピア 1995年~2055年
出典:unaited nations [world population prospects 2017]をもとにfromtotal.com担当者作成
フィリピン、エジプト等は今後数十年にわたり人口ボーナスが継続する見込みです。人口ボーナスの観点からはこれらのエリアへの分散投資が有効である可能性があります。但し、地政学的リスク等が勘案されることから、総合的な判断が必要となります。
●配当の再投資による複利効果
有名な理論物理学者であるアインシュタインは「複利は人類最大の発明」という言葉を遺しています。私のような凡人が想像する以上に「複利効果が絶大なパフォーマンスを持つしくみ」であることを天才は理解していたということです。
その複利効果を享受することができるのが長期分散投資です。金利には単利と複利があります。単利は当初の投資元本にのみ利息が発生するのに対して、複利は利息を元本に組み込んでそれに対する利息が発生するしくみとなります。よって、投資年数が長くなるほど利息の増加が加速度的に増加します。
以下に投資期間と複利効果の関係を示します。
出典:金融庁HP
次に、長期分散投資のデメリットをまとめます。
●個別銘柄トレードと比較して成果が出るまで時間を要する(ストレス負荷)
●為替動向の影響を受ける(海外への投資を含む場合)
ではデメリットを解説します。
●個別銘柄トレードと比較して成果が出るまで時間を要する
長期分散投資のデメリットは投資期間が長期に及ぶことでその間資金が拘束されることです。さらに、本記事の冒頭で先述いたしました通りいかなる相場環境下においても投資を継続しなければならないことで、ストレス負荷を受ける可能性があります。
確固たる投資マインドの構築なしには荒波を乗り越えることが難しいかもしれません。
本記事の主要な目的はこのデメリット(ストレス負荷)の打破にあります。先述いたしました第1章「 投資の本質」、第2章 「長期分散投資のしくみ」 を十分にご理解いただき、次章となる投資の賢人の格言に学ぶことでこのデメリットには対応可能であると考えます。
●為替動向の影響を受ける(海外への投資を含む場合)
海外投資及び一部に海外投資を含む場合、為替変動リスクが発生します。海外投資を行うにはまず円を相手国の通貨に替えて買い付けることになります。その際のレートから円安に振れれば資産価値が上昇し、円高に振れれば資産価値が目減りすることになります。長期投資においては為替リスクの振れ幅がより大きくなる可能性、すなわち資産価値が大きく変動するリスクがあります。
為替の短期および長期の動向を見通すことは簡単ではありません。これがわかれば株式投資をやめてFX取引で大儲けをすればよいわけですが、なかなかそうはいきません。
株価動向は人口ボーナス等による長期の収益変化に一定の相関性がありますが、これに比べて為替動向の長期見通しは利きにくいと考えられます。このリスクへは為替ヘッジタイプのファンドを選ぶことで対応が可能です。
為替ヘッジとは為替の影響を抑える仕組みのことです。これにより円高や円安の影響を抑えつつ投資を行うことができます。ただし、これには為替ヘッジコストがかかります。
※経済学上のリスクとは振れ幅を指します。振れ幅の大きさは標準偏差で表され、投資対象の変動の大きさを測る目安になります。
<第2章 まとめ>
・長期分散投資を真に理解することが継続のための最大の知恵。メリットとデメリットの双方を十分理解し、継続投資を可能とするレベルの理論武装を行う。
☞メリット(ドルコスト平均法、人口ボーナス、複利効果)
☞デメリット(資金の長期拘束=下落時のストレス負荷、為替リスク)
しかしデメリットには対応策があることを理解することが重要!!
第3章 先人の知恵に学ぶ
第3章では、投資の神様の“長期投資に関する格言”に学ぶことで、先人の知恵をお借りしましょう。これらの格言一つ一つが投資の真髄に触れる貴重な参考資料となるに違いありません。
① 賢者:ウォーレン・エドワード・バフェット
ウォーレン・エドワード・バフェット(英語:Warren Edward Buffett、1930年8月30日)は、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善家である。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受章している[2]。卓越した投資手法から「オマハの賢人」と称される人物である。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
“Our favorite holding period is forever”
我々のお気に入り銘柄の保有期間は永遠である
“If you aren’t thinking about owning a stock for 10 years, don’t even think about owning it for 10 minutes”
もし10年間株式を保有し続けることを考えていないのならば、それを10分間保有することさえ考えてはならない
② 賢者:ベンジャミン・グレアム
ベンジャミン・グレアム(Benjamin Graham,(1894年5月9日1976年9月21日)は、アメリカ合衆国の経済学者。今日でもよく「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家であった。グレアムが最も知られているのは、億万長者の投資家ウォーレン・バフェットの育ての親としてであろう。バフェットはコロンビア大学でのグレアムの教え子の中で唯一A+をもらった生徒である。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
“Every once in a while, the market does something so stupid it takes your breath away”
時々市場はあなたが息をのむほど愚かなことをする
③ 賢者:ジム・クレイマー
ジム・クレイマー(Jim Cramer、本名:James Cramer、1955年2月10日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身の投資家、パーソナリティー。ヘッジファンドマネージャーを経て、現在は投資情報をウェブ上で提供するインターネット会社TheStreet.comの代表。また、CNBCの投資情報番組『Mad Money』とラジオ番組『Real Money』の司会を務める。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
“In the short run, the market is a voting machine, but in the long run, it is a weighing machine.”
短期的にはマーケットは投票機だが、長期的には計量機である
<第3章 まとめ>
これら3人の投資の賢人の格言はいずれも長期投資を基本戦略としています。短期では予期せぬ事態により想定外の動きを見せる相場。この荒波に飲み込まれそうになった時、これらの格言を読み返して「投資の原則」を思い起こしてください。
おわりに
本記事を最後までお読みいただきありがとうございます。
私の次女が2年半前に長期分散投資(世界株式分散型)を始めた際、ぜひとも継続してほしいとの願いからあれこれと説明したことを今でも思い出します。手書きのグラフなどを用いて話しをしました。その甲斐があってか、コロナショックを経た今でも次女は投資を継続しています。
本記事はその時の延長上にあります。次女と同世代の方々に、迷いなく長期投資を続けてもらいたいという思いから本記事を書かせていただきました。
この記事をお読みいただいたすべての方々に少しでもお役に立つことができれば幸いです。
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