不適切にもほどがある!?
今回は、全然仕事と関係ない話なのですが、プライベートでドラマみたいなことがあったので、筆を執ります。
学校に行きたくない子供
私の子は1年生なのですが、小学校に入学してまもなく、
「先生が怖くて、怒られるから学校に行きたくない」
と言い出すことがありました。
親としては、
「保育園の先生と比べたら、そりゃあ小学校の先生のが厳しいもんだよ〜」
と言いながら、送り出していましたが、
でもなかなか気持ちの不安定さが消えず、
最初の2ヶ月くらいは夫が小学校通学の付き添いをしていました。
しばらくすると
「給食当番がやりたくない」
と言い出し、訳をきくと、
「先生に怒られるから」
というのです。
一方、たまたま知り合いになったクラスメイトの親御さんから、運動会のタイミングで、
「うちのクラスの先生やばいらしいよ。給食当番で指が入ったら、それお前のな!みたいに言うらしい。それで校長に言いに行った人がいるみたいよ」
と聞いて、びっくり。
いかにも優しそうな、まったりとした口調の若い女性の先生だったので(印象論ですね…)、
あまりにも想像できなかったのですが、
我が子に
「おまえとか、汚い言葉、先生言うの?」
と尋ねると、そこまでは言わないけど、厳しい、とのこと。
でも、しばらくすると
「Aちゃん(うちの子)、最近しっかりものになってきたから、先生に怒られなくなってきたよ!」
と言うので一安心。
学校も好きになってきて、行きたくないと言わなくなったので、すっかり落ち着いたものと思っていたところ、
新年から担任の先生が体調不良でお休み。。
2週間くらい経ってもまだ休んでいるとのことで、しばらくすると、先生が休職に入ったとのこと。
臨時保護者会の案内がきていたけれど、
「先生も病んじゃったのかなぁ」
と家では夫と話していて、仕事の予定もつかず不参加。
不適切にもほどがある!
翌日、不参加だった親にプリントが配られたのですが、それを見て仰天!
"児童を指導する際、「うざい」「めざわり」「おまえ、あんた、だまれ」等の言葉を使っている"
えええええ!?
あまりの不適切な内容に、目を疑ってしまいました。
子供に聞くと、そこまでの言葉遣いは、やはりしていないと言う。
その後、夫が個人面談に行くと、校長からは、
「結局誰も見てないから、本当のところはわからないんですよね〜」
とのコメントがあり、
子供のレポートの不正確さもあるかもしれないし、センシティブな親がいるのかもしれないし、という結論に帰結。
保護者会に参戦
再度、臨時保護者会が開かれるというので、今度は参加。
時系列で説明を聞くと、
・4月に保護者から相談
・担任にヒアリングしたところ、「うざい」などの言葉を使ったことを本人が認めたので、校長が指導
・教育委員会に報告して、指導と監視
・その後も複数の保護者から、強い口調での指導がある、という相談
・結果学校に行きたくないと言い出す子が出てきてしまった
という流れが、4月から11月あたりまで、ずっとあったとのこと。
ちょっとびっくりですね・・・
私は、質疑応答の会で、
・4月の1回のことだけならまだしも、それが継続されており、複数の保護者からの相談があったにも関わらず、保護者会での説明実施が、先生が休職に入ったことをきっかけに行われたことについて、対応が遅すぎるということ(先生が休職に入らなければ説明はなされなかったのでは?という疑問・・・)
・1回目の保護者会の議題について、参加の可否を決めるため、もう少し明確に議題を書いてほしかった
・とはいえ、先生も人間だし、過ちを犯すこともあるので、改善してぜひ復活して欲しい
ということをお伝えしました。
学校ってやっぱり隠蔽体質なのかな、と思ってしまいますね。
最近は、先生による、いじめや、対応の悪さで不登校が増えているという記事を見かけましたが、担任の先生は小学校では基本的に一人。
誰も見ていないがゆえにブラックボックスになりやすく、どのような指導がなされているかは、不安に思うところです。
保護者会では各親御さんが、
・先生がやったことをクラスだけではなく学校全体に周知すべき
・監視カメラをつけてほしい
・とにかくひどいので、先生が復帰したら、子供たちの前で謝らせて欲しい
などの主張を、強い口調や、涙ながらに、校長や関連の先生方を責め立てる場面も。
当事者ではないがゆえに、感情的にならず、安易に思ってしまうのもあるのかもしれませんが、
周知して晒したところで先生が戻ってきたときのキャリアとかどうなるのかなあ、とか
それって実現可能な対策ではないよな、とか、
そんな言い方しなくてもいいのに(先生の高圧的指導を批判してるのに、親も高圧的で矛盾を感じる・・・)、とか
いろいろ思いながら聞いておりました。
何を言うにしても、相手の立場とか、状況とか、現実性とか、少し踏み込んで考えたらいいのになあ、
強い口調で人を糾弾できるほど、みんな完璧な人間なのかな、
と学校の対応に疑問は持ちつつも、
一方で、他の父母との付き合いも、怖くなった次第でした。
先生に戻ってきて欲しい
1年生が終わるので、色々成果物などのプリント類を持って帰ってきたので、
目を通していると、休みに入る前に担任の先生がコメントをしているものが出てきて、
子供の成果物への、コメントなどが丁寧に書いてあって、
そんなに悪い先生だったのかな、と思ったりもしました。
先生の褒めてくれるコメントがちゃんと書いてあるね、と子供と話していると、
「○○先生(担任の先生)に戻ってきて欲しいな、また会いたいな」
と言うのです。
「そうなの?なんか怖いからやだとか言ってなかった?」
と聞くと
「でも仲良かったんだよ」
と言うのです。
いろいろ聞いてみると、
我が子は、外遊びをしないで一人で、教室で遊ぶことが多かったそうで、
でもおしゃべり好きなので、誰かと話したくて、
休み時間はよくその先生と話しをして楽しんでいたというのです。
そうか~悪いことばかりじゃなかったんだね、と少しほっとしました。
学校は人出不足だそうで、こういった問題があってもすぐに担任を交換することができなかったり、
人事権は学校にはないそうで、
簡単に先生を異動させることはできないらしく、
当該先生の、異動はなく、休職に入っているものの、籍は4月以降も学校にあるようです。
親や子供にとっても、当該先生にとっても、酷な話ですね。。。
子供のことが絡むと、価値観も様々ですので、
この一件を見ても、全く私とは異なる感情を持つ人もいるだろうな、と思います。
私自身は、今回の件は、ちょっと先生もひどい部分があるな、と思いますが、
でも、私が先生の立場だったら、怒りを押さえて適切に、指導ができてたのかな、
と明確な自信も持てないので、
先々の我が子の教育現場に不安はあるものの、一方的に糾弾もしにくいな、と思った次第です。
うーん、書いていてもやもやとしてきましたが、
正解はないですね。
いずれにしても、子供にとって、来年度の2年生こそ、
より良い環境になればなあ、と願って。
皆様も良い、週末を。
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