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名刺

名刺は社会人の中では身分を表す大事なもので

個人情報もしっかりと記されていることが

多い大変ばら撒かれては、

行かないような代物のように思う。


私のよく通っていたお店では、

社員さんだけが名刺を持っていた。


とある日に私は好きな店員さんから、

「これ名刺できたからあげる」と言って、

名刺を受け取った。


私はその時、名刺作ったんだー!程度に

思っていた。

でも好きな店員さんだったから、

大事に大事に財布にしまっていた。

今の私にとっては、

なんの価値もないただの紙切れに

過ぎないのだが。


名刺をもらってから数日が過ぎ、

やはり私は、彼の元へ通っていた。

彼から「全然連絡してくれないじゃん」と

言われてドキッとした。

「連絡先知らないよね?」と私が問うと、

彼は「名刺に書いてあるよ。」と言われて、

ハッとして急いで登録して

連絡をとっていた。

また数日して、お店に彼の名刺が

受け取った主人の手を離れて

お店のあちらこちらに分散していて。

私は勝手な気遣いで、

彼がみたら悲しむだろうと思って

回収して回った。

今思えば、彼は自分の力量を

知るために、自分の名刺が、

いらないゴミかの如く、ぽいっと

されているところを見ればよかったのだ。


この文章で伝えたかったのは、

恋愛をしていく中で、善良な自分には、

到底理解のできない、男性も女性も

いることだろう。

だけれど、そんなことに出会ったからと言って、

好きになってしまったからと言って

好きにならないのが最善なのだが。

理解できないというのは、

育てても育てても裏切られ、

育っては育っては収穫しようとして

他のところへ飛んでいってしまって、

また距離を置かれるようなそんな人。

私にとっては、ダメな男。

最近の私は、ダメな男ばかりに躓いて。

それでも立ち上がって次への一歩を

踏み出してしまうから

私はたちが悪い。

けれど、立ち上がって次に進むからこそ、

今を楽しく生きれるのだろう。

そんなことを何度も繰り返して、

成長を続けていくのだろう。

心も体もより魅力的に。

大丈夫!!今出会って好きに

なってしまってる人が

どんなにダメな人でも

自分がへこたれない限りは道は、

続いていくのだから。

これだけは言いたい、

死んだら例え、数%の可能性も全て、

消え去ってしまうことを。


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