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長澤靖浩
2018年10月15日 21:53
夏の真っ盛りの、とても暑い日だった。 僕はTシャツに半ズボンという姿で、だらだら汗を流していた。 あまりに暑いので、部屋の窓はぜんぶ開け放してあった。 僕は窓に近づいて空を見上げた。 真っ青な空のとても深い場所で、鮮やかに白い雲がゆっくりと流れていた。 ふと上腕に違和感を感じた僕は、視線を落とした。 すると僕の腕に黄緑色をした一匹のアオムシがいた。たくさんの脚をもぞもぞと動かしながら